XM FX-米国債利回り上昇と日銀のハト派的見解でドル円上昇、カナダCPIに注目

XM FX-米国債利回り上昇と日銀のハト派的見解でドル円上昇、カナダCPIに注目

 

外国為替市場: 米ドルが対主要通貨で緩やかに上昇したものの、昨日記録した2週間ぶり安値を若干上回る水準で取引されていました。米国債利回り上昇を受けて、米ドルは対円での上昇を継続しました。

株式市場: 日経平均株価の終値は0.1%低下し、TOPIXの終値は0.1%上昇し、26年ぶり高値を更新しました。香港株式市場は0.5%上昇しました。GMT0726のユーロストックス50は緩やかに上昇しました。ダウ工業株30種、S&P総合500種、及びナスダック指数は上昇したものの、終値は昨日と同じになりました。

コモディティ: WTI原油先物とブレント原油先物には大きな動きはなく、それぞれ1バレル58.12ドルと、64.55ドルで取引されていました。ゴールド価格にも大きな動きはなく、2週間ぶり高値1オンス1265.67ドル付近で取引されていました。

 

主要な動き: 米国債利回り上昇と日銀のハト派的見解でドル円上昇、ユーロポンド4週ぶり高値、ユーロ円2015年後半ぶり高値

米ドルインデックスは、過去3日間連続で下落した後、本日には若干回復し、93.38で推移しました。米ドルインデックス回復の背景には、昨日の米下院での税制改革法案可決があります。税制改革法案の法制化には、トランプ大統領が署名する必要があります。

ドル/円は0.1%上昇し、三日連続で上昇しています。直近では113.53円で取引されており、本日前半には一時1週間以上ぶり高値まで上昇しました。米ドル高の背景には、米国債利回り上昇があります。

直近での米10年債利回りは、今年3月後半以来の最高水準となる2.49%で推移していました。本日、日銀は二日間の工程の政策会合を終了し、現状の政策維持が決定されました。その後の黒田総裁の記者会見では、金融正常化を急ぐ姿勢が見られなかったことにより、ドル/円が上昇しました。

ユーロ/ドルは、約2週間ぶり高値付近の1.1868ドルでの小幅な値動きとなりました。今週のユーロは、独国債利回り上昇を受けて、大きく上昇しました。

ユーロ/ポンドは4週間ぶり高値付近となる0.8886ポンドで取引されていました。ユーロ/円は0.1%上昇し、本日前半に記録した2015年後半ぶりの最高値を少し下回る134.77円で取引されていました。

ポンドに関しては、EU離脱交渉においてのEU側の強固な姿勢を受けて、対米ドルで0.15%下落した1.3352ドルまで値下がりしました。豪ドルとNZドルも対米ドルで下落しました。豪ドル/ドルは0.1%下落した0.7660ドルまで、NZドル/ドルは0.15%下落した0.70ドル台を若干下回る水準まで値を下げました。

本日これからの市場: カナダCPIがカナダ中銀の目標達成の可能性

クリスマス休暇を控え、本日は米国、カナダ、及びユーロ圏より多数の重要な経済指標が発表されます。

GMT1330には、米第3四半期GDP・確報値が発表されます。今年最大の伸びとなる速報値と同様の前期比年率3.3%増が予想されています。

米第3四半期コアPCEデフレーターは、速報値と同様の前年比1.4%増となる見込みです。

米週次新規失業保険申請件数は23.3万件に、米12月フィラデルフィア連銀製造業指数は0.8ポイント低下した21.5が予想されています。

GMT1330に発表されるカナダ11月消費者物価指数、及びカナダ10月小売売上高は注視されるでしょう。

カナダ11月消費者物価指数は0.6%上昇した前年比2.0%増が予想されており、予想通りの結果となった場合、9か月ぶり最高水準とカナダ中央銀行の目標値を達成します。

カナダ10月小売売上高は、前月結果の前月比0.1%増に対して、前月比0.3%増が予想されていてます。予想通りの結果となった場合、7月以来の最高水準となります。

価格変動の激しい項目を除いたコアでの指数は、0.1%上昇した前月比0.4%増となる見込みです。

GMT1500には、ユーロ圏12月消費者信頼感が発表され、2001年以来初めて0を上回る0.1となった前回結果に対して、今回は0への低下が予想されています。更に、本日にはスペインのカタルーニャで州議会選挙が実施され、独立支持派が優勢になるか、劣勢になるかが注目されます。

 

テクニカル分析: USDCAD はレンジ幅内での取引となり、短期的レンジ相場を示す

USDCADは、10月末より1.2622カナダドルと1.2915カナダドルのレンジ幅内で取引されています。ここ数日間のRSIは横ばいで推移し、短期的レンジ相場を示しています。

本日発表されるカナダの経済指標が予想を上回った場合、カナダドル高が進み、USDCADは押し下げられるでしょう。

最初のサポートラインは、50日EMAの1.2746カナダドルとなり、その後にはレンジ幅の底値1.2622カナダドルが控えています。急落した場合には、1.2060カナダドルから1.2919カナダドルまでのフィボナッチリトレースメントの上昇トレンドの50%上にある1.2484カナダドルが視野に入るでしょう。

カナダの経済指標が低調な結果となった場合、現在推移しているレンジ幅の上値付近の1.2919カナダドルまで上昇する可能性があります。1.2919カナダドルまで上昇すると、1.30カナダドルから1.31カナダドル越えが視野に入るでしょう。

 

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