XM FX-ECB議事録でユーロ上昇、米消費者物価指数と小売売上高発表

XM FX-ECB議事録でユーロ上昇、米消費者物価指数と小売売上高発表

外国為替市場: 昨日発表された米12月生産者物価指数の予想を下回る結果とユーロ高により、昨日に大きく低下した米ドルインデックスは、本日には若干下落して推移しました。

株式市場: アジア株式市場は強弱混合の動きとなりました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.2%と0.6%下落し、香港株式市場は0.8%上昇しました。欧州では、ユーロストックス50が0.3%上昇してスタートする模様です。

米市場に関しては、昨日のダウ工業株30種、S&P総合500種、及びナスダック指数は最高値を更新しました。本日注目されるのは、JPモルガンチェース、ウェルファーゴ、ブラックロック、及びPNCファイナンシャルサービスグループ等の米企業による四半期決算発表です。

コモディティ: 本日の原油価格は下落し、WTI原油先物とブレント原油先物はそれぞれ0.5%と0.3%下落し、昨日の大幅な上昇は解消されました。下落したものの、米国での非常に寒さの厳しい天候とOPECによる減産による米原油在庫減少を背景に、WTI原油先物とブレント原油先物は約数年ぶり高値の水準で推移しています。

重要なことは、昨日にアラブ首長国連邦のエネルギー相がOPEC加盟国と非加盟国が現在の減産期限である2018年12月を更に延長する可能性があることを示唆したこにより、原油市場に関する楽観的観測が広がりました。ゴールド価格は、0.4%上昇しました。特別な材料もなかったことから、おそらく米ドル安によって上昇した模様です。

 

主要な動き: ECB議事録がテーパリング観測を上昇させ、ユーロ高に

ユーロ圏経済とインフレが健全な道筋を辿っていることから、ECB政策会合の議事録では2018年前半のフォワードガイダンス見直しを前向きに検討する姿勢が見られた為、昨日のユーロは大きく上昇しました。

これにより、ECBによる大幅な緩和政策が早くも年内に終了する観測が上昇しました。

緩和政策終了の兆しは目新しいことではありませんが、複数のFOMCメンバーによる政策に関する文言変更への要望が示されたことは議事録では初めてのことです。文言変更への要望がすでに浮上したことに市場は驚く可能性があります。

量的緩和は2018年9月まで、或いはそれ以降も継続する見通しの為、政策に関する文言変更は2018年半ばごろが予想されており、議事録に示されたように早い時期での言及は予測されていませんでした。

今後数カ月でのフォワードガイダンス調整は、市場が量的緩和終了に向けて動くため、ユーロ高のもう一つの要因となるでしょう。ECBがテーパリングを実際に開始するかどうかは、賃金上昇やインフレ上昇次第で、現在の所は明確な裏付けはありません。

本日の豪ドルとNZドルは下落しました。豪ドル/ドルは0.1%、NZドル/ドルは0.2%下落しました。ドル/カナダドルは約0.2%上昇し、カナダドル下落の要因は原油価格下落によるもののようです。

本日これからの市場:  米消費者物価指数と米小売売上高に注目

本日最注目の経済指標は、米12月消費者物価指数と米12月小売売上高となり、共にGMT1330に発表されます。前期比と前年比共に、前回11月の結果よりインフレ上昇のペースが若干鈍化する見込みです。

コアでのインフレは、前回結果と同じ前年比1.7%増が予想されています。FRBがインフレ測定の目安として重要視する指標はコアでのPCEですが、消費者物価指数も重要な指標で、利上げ見通しや米ドルの値動きに影響します。昨日発表された米12月生産者物価指数は予想外に低調な結果となりました。

米12月小売売上高に関しては、前月結果の前年比0.8%増に対して、若干鈍化する見通しです。自動車を除く小売売上高も低下する見込みです。

GMT1500に発表される米11月企業在庫も注目される可能性があります。

GMT2115には、ボストン連銀のローゼングレン総裁が講演を行います。ローゼングレン総裁は2018年にはFOMCでの投票権はありません。

GMT1800には、米ベーカーヒューズ社によるリグ稼働数が発表され、原油トレーダーの注目を集めるでしょう。

本日の米株式市場開始前には、JPモルガンチェース、ウェルファーゴ、ブラックロック、及びPNCファイナンシャルサービスグループ等の米企業による四半期決算が発表されます。

 

XMテクニカル分析: ゴールド短期的上昇相場;4か月ぶり高値

ゴールド価格は3日連続で上昇し、本日には4か月ぶり高値1330.19ドルまで値を切り上げました。転換線と基準線は共にポジティブに推移し、短期的に上昇の勢いを示しています。

米ドルと相反した動きをするゴールド価格は、米ドル安により上昇しています。消費者物価指数と小売売上高が強い結果となった場合、米ドル高の流れが強まり、ゴールド価格下落が予想されます。この場合、転換線の現在のレベルである1317.96ドルがサポートポイントになるでしょう。

消費者物価指数と小売売上高が低調な結果となった場合、米ドルの一段安により、ゴールド価格が上昇するでしょう。9月8日から12月12日までのフィボナッチリトレースメントの下降トレンド76.4%上にある1328.65ドルが、レジスタンスポイントとなるでしょう。

本日前半には1328.65ドルを一時超える局面があり、その後には下落しました。1328.65ドルを超えると、ボリンジャーバンド上部の1345.28ドルが視野に入るでしょう。

 

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