XMFX-利上げ後のカナダドルは方向性に欠き、米ドル回復

XMFX-利上げ後のカナダドルは方向性に欠き、米ドル回復

外国為替市場: 本日の米ドルインデックスは米国債利回り上昇を背景に昨日の上昇幅を拡大させ、0.4%上昇しました。

株式市場: アジア株式市場は強弱混合の動きとなりました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.4%と0.7%下落し、香港株式市場は0.4%上昇しました。ユーロストックス50は上昇してのスタートが予想されています。

米国では、ダウ工業株30種、S&P総合500種、及びナスダック指数の昨日の終値は全て上昇しました。特にダウ工業株30種は1.25%も上昇し、最高値2万6000ドルを更新しました。S&P総合500種、及びナスダック指数は最高値を僅かに下回る水準で引けました。

コモディティ: エネルギー市場に関しては、本日のアジアセッションでのWTI原油先物とブレント原油先物が若干下落しました。しかしながら、米ドル安の流れ、米原油在庫減少、ナイジェリアでの原油供給不安、及び減産合意期間延長期待等の要因により、原油価格は依然として数年ぶり高値付近で推移しています。

昨日、ロシアのエネルギー相が原油市場は依然として不均衡状態で、OPEC加盟国の減産合意延長観測による原油価格への影響は年内には終息する見解を示しました。ゴールド価格に関しては、昨日の下落し、本日にも0.1%下落しました。

 

FX主要な動き: カナダ利上げ、国債利回り上昇で米ドル高、ECBユーロ高牽制

昨日、市場の大半の見方通り、カナダ中央銀行が政策金利を0.25%引き上げた1.25%に決定しました。声明文では、賃金は上昇しているものの上昇幅は僅かにとどまっていることや、NAFTA交渉での不透明感が今後の見通しへの重しとなっていることが示され、追加利上げに慎重な姿勢が維持されました。

声明文で明らかとなったことは、今回の利上げ実施にも関わらず、追加利上げは今後の経済指標結果とNAFTA交渉次第であることです。しかしながら、興味深いことに、カナダのオーバーナイトインデックススワップによると、年内2回の追加利上げが予想されており、次回の利上げは5月が予想されています。

今回の利上げが「ハト派的利上げ」と市場で解釈されたことにより、カナダドルは対米ドルで一時下落したものの、その数時間後には元の値まで回復しました。

対6主要通貨での米ドルの動きを示す米ドルインデックスは、昨日の上昇幅を拡大させ、本日には約0.4%上昇しました。米ドル回復の背景には明確なファンダメンタルズ要因はなかったものの、昨日の米国債利回り上昇が影響した模様です。国債利回り上昇は米ドル上昇の要因になります。

ポンドに関しては、今月末までの英国とEU間での離脱交渉合意への楽観的観測により、ポンドが急騰しました。

昨日、複数のECBメンバーがユーロ高に懸念を示したことにより、ユーロが若干下落しました。ECBのコンスタンシオ副総裁はファンダメンタルズ要因を反映しない急なユーロ高に懸念を示し、オーストリア中央銀行のノボトニー総裁はユーロ高はユーロ圏経済に好影響ではないと述べました。

急なユーロ高は継続的なインフレ目標達成を困難にすることから、ユーロ高を阻止するECBの姿勢が示されました。

本日これからのFX市場: 米住宅関連市場と新規失業保険申請件数に注目、米企業決算報告継続

本日発表される米経済指標の中には、米ドルの値動きに影響する指標があります。GMT1330には、米12月住宅着工件数、及び米12月建設許可件数が発表されます。

両指標共に前月結果は十年以上ぶり高水準だった為、今月結果にも勢いが継続しているかが注目されるでしょう。2017年末の天候が、住宅着工件数に影響を及ぼしているとの報告もあります。

同時刻には、米週次新規失業者保険申請件数も発表されます。3か月ぶり高水準となった前月結果26.1万件から25万件への改善が予想されています。前月結果は依然として30万件を下回っていることにより、米労働市場の堅調性が示されています。

GMT1330には、米1月フィラデルフィア連銀製造業指数が発表されます。

カナダからは、GMT1330に、ADP非農業部門雇用者数増減が発表されますが、市場への影響は限定的となる模様です。

GMT2305には、2018年度にFOMCで投票権を所有するクリーヴランド連銀のメスター総裁による金融政策に関する講演が予定されています。

原油価格に関しては、GMT1600に米エネルギー省が発表する先週の米原油在庫による影響が見られる可能性があります。市場予想は約360万バレル減で、9週連続での減少が見込まれています。先週の結果は、490万バレル減でした。

株式市場に関しては、モーガン・スタンレー等の米企業による決算発表が控えています。

XMテクニカル分析: WTI原油先物3年ぶり高値付近、ストキャスティクスでは超短期的に下落相場

WTI原油先物は、今週月曜日に記録した2014年12月以来の高値64.86ドル付近で依然として推移しています。転換線と基準線は共にポジティブに推移し、短期的上昇相場の継続を示しています。

しかしながら、基準線が平坦化しつつあることから、上昇勢いが失速しつつあることが示されています。更に、ストキャスティクスでは、%Kと%Dが共に低下し、交差して下抜けるデッド・クロスが見られることから、超短期的に下落相場が示されています。

米エネルギー省による米原油在庫に予想を上回る減少が見られた場合、原油価格が上昇する可能性があります。その場合、直近のレジスタンスポイントは月曜日の高値64.86ドル付近になるでしょう。

反対に、米原油在庫が予想ほど減少しなかった場合、或いは原油在庫が上昇した場合には、原油価格下落に繋がるでしょう。この場合、転換線の63.09ドル付近がサポートポイントになるでしょう。

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