XMFX-黒田総裁の発言で円上昇、米個人消費とコアPCEデフレーターに注目

XMFX-黒田総裁の発言で円上昇、米個人消費とコアPCEデフレーターに注目

 

外国為替市場:本日の米ドルインデックスは先週金曜日の下げ幅の一部を回復し、若干上昇しました。先週金曜日に日銀の黒田総裁の発言を受けて上昇した円は、本日も引き続き高値を維持しました。

株式市場: アジア株式市場は、強弱混合の動きとなりました。日経平均株価の終値は若干下落し、トピックスの終値は上昇したものの、上昇幅は0.1%未満でした。香港株式市場は0.3%下落したものの、依然として数年ぶり高値付近を維持しています。

ユーロストックス50は0.3%上昇し、欧州市場は若干上昇してのスタートとなる見込みです。米株式市場に関しては、先週金曜日には、S&P総合500種、ダウ工業株30種、及びナスダック指数の終値が再び最高値を更新しました。特にナスダック指数は1.3%、S&P総合500種は約1.2%も上昇しました。

コモディティ 本日の原油価格には明確な方向性が示されておらず、WTI原油先物が若干上昇したものの、ブレント原油先物は若干下落しました。しかしながら、米ドル全面安の流れと、原油の需要と供給の均衡化への楽観的観測により、WTI原油先物もブレント原油先物も共に数年ぶり高値を維持しています。先週金曜日にベーカー・ヒューズ社が発表したリグ稼働数に上昇が見られたことにより、今後米原油産出が増加する一時的な兆候が示されています。そのため、エネルギー市場の先行きは、やや不安定になる可能性があります。

 

FX主要な動き: 日銀の楽観的発言で円上昇

先週金曜日には、ダボス会議での日銀の黒田総裁の発言を受けて、円が上昇しました。今までにない楽観的なトーンで、黒田総裁は経済指標が賃金上昇を示しており、日銀の目標である2%の物価上昇に近づきつつあると発言しました。これにより、日銀が金融正常化に動くとの憶測が市場で広がりました。

日銀のトーンの変化は、賃金とインフレの実質的な上昇に影響される傾向がありますが、指標ではまだ裏付けられていません。黒田総裁の発言の数時間後、日銀の報道官が黒田総裁の発言はインフレ見通しを変更するものではないと説明した為、黒田総裁の発言による円の上昇は若干消失しました。

本日のブリュッセルでの会合を前に、若干の利益確定の売りが見られ、ポンド/ドルは0.3%下落しました。EU加盟国が出席する会合では、英国のEU離脱移行期間に関する合意が承認される見通しです。

コモディティ通貨に関しては、ドル/カナダドルが約0.3%上昇しました。短期的には、ドル/カナダドルは原油相場とNAFTA交渉進展に影響を受ける見通しです。本日には第6回目の協議が開催されますが、実質的な進展の兆しは見られません。市場は、交渉進展に関するあらゆる動きに注視するでしょう。NZドル/ドルは約0.4%下落し、豪ドル/ドルは0.3%下落しました。

 

FX本日これからの市場: 米個人消費、コアPCEデフレーター、及びNZ貿易収支に注目

GMT1330に米国から発表される個人消費関連の経済指標には、市場の関心が集まるでしょう。米12月の個人消費は、前月の大きな伸びから、若干の鈍化が予想されているものの、全体的には依然として米経済の健全な成長を示しています。

最も注目される指標は、FRBがインフレの指標として重要視する米12月コアPCEデフレーターです。前月比では前月結果の前月比0.1%増から0.2%増に、前年比では前月結果と同じ1.5%増となる見込みです。FRBのインフレ目標は2%となっています。予想を上回る結果となった場合、米利上げ観測が浮上し、米ドル上昇に繋がる可能性があります。

GMT1330には、米12月個人消費支出、及び米12月個人所得も発表されます。

上記の米個人消費関連以外には、重要な経済指標発表は多数控えていません。GMT2145に発表されるNZ12月貿易収支は若干の注目を集める可能性があります。

GMT1045には、フランクフルトでのローテンシュラーガーECB理事による講演が予定されています。

株式市場に関しては、米決算報告が引き続き市場の関心を集めるでしょう。

 

XMテクニカル分析: ゴールドの強き相場の勢いが失速の可能性

ゴールド価格は、先週に1年半ぶりの高値1365.89ドルを更新後、若干下落しました。転換線と基準線は共にポジティブに推移し、RSIは50を超えた強気相場の水準で推移しています。

しかしながら、RSIの横ばい推移は、強気相場の勢いの短期的な失速を示している可能性があります。ストキャスティクスでも、超短期的に弱気相場が示されています。%Kが%Dを下抜けて、共に下落しています。

米ドルの値動きに影響されるゴールド価格は、米ドルが上昇すると、下落する傾向があります。米個人消費とコアPCEデフレーターが市場予想を上回る結果となった場合、米ドル高が進み、ゴールド価格が下落する可能性があります。

この場合、転換線上の1344.98ドル付近がサポートポイントとなるでしょう。一段と下落した場合、20日平均線上の1331.05ドルが視野に入るでしょう。

本日の米指標が脆弱な結果となった場合には、米ドルが下落することにより、ゴールド価格が上昇するでしょう。この場合、ボリンジャーバンド上部の1357.52ドル付近がレジスタンスポイントになり、その上には先週記録した高値1365.89ドルが控えています。

 

 

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