XMFX-米株価下落、連邦政府閉鎖、英鉱工業生産とカナダ雇用統計発表

XMFX-米株価下落、連邦政府閉鎖、英鉱工業生産とカナダ雇用統計発表

 

外国為替市場: 米連邦政府閉鎖危機に関わらず、本日の米ドルインデックスには大きな変化は見られませんでした。昨日にはイングランド銀行がよりタカ的な見解を示したことにより、ポンドが上昇しました。しかしながら、本日にはポンドは昨日の上昇幅を全て解消しました。

株式市場: 昨日、米株式市場が再び急落し、世界的に株価も下落しました。ダウ工業株30種は4.1%下落しました。ナスダック指数、及びS&P総合500種の終値もそれぞれ3.9%と3.8%下落しました。

ダウ工業株30種、ナスダック指数、及びS&P総合500種は全て100日平均線を下回って引けたことは注目に値します。米株式市場下落の流れがアジア株式市場でも引き継がれました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ2.3%と1.9%下落しました。香港株式市場は3.3%下落しました。欧州市場に関しては、ユーロストックス50が中立的水準付近で推移しています。

コモディティ: 昨日、エネルギー関連株下落に伴い、原油価格が下落しました。本日には更に下落幅が拡大し、WTI原油先物とブレント原油先物はそれぞれ1.0%と0.7%下落しました。リスクオフの流れに加え、本日の原油価格下落の背景には、GMT1800に発表されるベーカー・ヒューズ社のリグ稼働数があります。最近、米エネルギー省が発表した原油生産は最高水準を更新しました。

本日発表のリグ稼働数に増加が見られた場合、原油生産の一段の増加が予想される為、原油価格の上値が重くなっています。ゴールド価格は下落し、直近では1オンス1317ドル付近で推移しています。リスク逃避先資産であるゴールド価格が株価下落に反応せず、市場のリスク回避の動きにも関わらず下落していることは、不思議です。

 

FX主要な動き: ポンドはBOE政策発表後の上昇幅解消、米連邦政府閉鎖、株価下落に引き続き注目

昨日、市場で広く予想されていた通り、イングランド銀行は全会一致で政策金利の据え置きを決定しました。イングランド銀行は、速いペースでの利上げとポンド高にも関わらず、英GDPが速いペースで成長していると発言し、英経済見通しに楽観的見解を示しました。インフレに関しては、今後2年間で、イングランド銀行の目標である2%に近い2.16%に落ち着くとの見方が示されました。

利上げに関しては、より速いペースでの実施が示唆されました。イングランド銀行は、昨年11月に示されたよりも、より速いペース、且つより大きな規模での金融引き締めの必要性を示しました。イングランド銀行のタカ派的見解により、5月利上げ観測が前回政策会合時の50%から70%まで上昇し、ポンドも急騰しました。しかしながら、その数時間後には、ポンドは殆どの対主要通貨で上昇幅を解消し、対円では更に下落しました。

米国に関しては、つなぎ予算審議が難航し、連邦政府が再び閉鎖しました。上院では予算案が可決されませんでした。連邦政府閉鎖を解除する為に、本日中にも下院で予算案が審議される見通しです。

重要なことは、予算案が可決された場合、歳出上限が3000億ドル増加され、米債務が膨らむことです。米債務増加への懸念は国債市場に反映し、10年債利回りは2.85%まで上昇しました。米国債利回り上昇は、米株価と世界的株価下落の一因となっています。国債利回りが上昇するにつれ、国債がより魅力的、且つ安全な投資先となり、株式市場への需要が下落しました。

投資家は株式市場の調整が終了したのか、まだ継続するのかを見極めている為、株式市場の荒い値動きは、もうしばらくは継続する模様です。昨日の米株式市場は100日平均線を下回って引け、S&P総合500種は最高値から約10%下落して推移しています。

株価が下落すればするほど、安値で買うことを狙っている投資家にとってはより魅力的になり、株価下落を止める要因になるでしょう。

昨日の豪ドルは引き続き下落しました。市場の全面的なリスク回避の動きに加え、オーストラリア準備銀行のロウ総裁が、当面の間利上げはないとの見解を示したことも豪ドル安の要因になりました。

本日これからのFX市場: 英鉱工業生産、及び製造業生産、カナダ雇用統計に注目

GMT0930には、英12月鉱工業生産、及び英12月製造業生産が発表されます。過去数カ月の好調な結果後、今回は前年比と前月比共に鈍化が予想されています。特に英12月鉱工業生産は、下落が予想されています。同時刻には、英12月貿易収支も発表されます。

GMT1330には、カナダ1月雇用統計が発表され、若干の鈍化が予想されています。前月結果は鈍化が予想されていたものの、実際には予想を上回る好調な結果となりました。

1月就業者数は、前月結果の7.86万人増に対して、1.0万人増が予想されています。1月失業率は、前月結果の5.7%から5.8%への悪化が予想されています。しかしながら、失業率の悪化は、より多くの労働者が労働市場に参入して求職しているためであり、労働市場の脆弱性を示したもではないとの楽観的見方もあります。雇用統計の結果が、今後の追加利上げのペースに関する市場の見解に影響するかが注視されるでしょう。

GMT1500には、米12月卸売売上高が発表されます。

GMT1800には、ベーカー・ヒューズ社のリグ稼働数が発表されます。リグ稼働数の増加が見られた場合、米原油生産の一段の増加が予想される為、原油価格の下落に繋がるでしょう。

米株式市場の荒い値動きが継続する中、米企業の四半期決算報告も継続します。

 

XMテクニカル分析: USDCAD6週ぶり高値付近、転換線と基準線がポジティブに推移

過去数日間のUSDCAD は大きく上昇し、昨日には6週ぶり高値1.2614ドルまで値を切り上げました。現在、USDCADは1.2614ドルを若干下回る水準で推移しています。

転換線と基準線は共にポジティブに推移し、短期的に強気相場のサインが現れています。RSIも50を超えて推移し、強気相場を裏付けています。しかしながら、RSIは横ばい推移となっており、上昇の勢いが減速していることが示されている可能性があります。更に、RSIが買われ過ぎ水準の70に近づいていることも注視すべきでしょう。

本日発表されるカナダ雇用統計が強い結果となった場合、USDCADは下落するでしょう。心理的に重要な1.26台を含む転換線上の1.2580カナダドル付近がサポートポイントになるでしょう。一段と下落した場合、基準線上の1.2505カナダドル付近が視野に入るでしょう。

反対に、カナダ雇用統計が脆弱な結果となった場合、USDCADは上昇するでしょう。昨日の高値1.2614カナダドルが直近のレジスタンスポイントになるでしょう。1.2614カナダドルを突き抜けた場合、1.27ドル台が視野に入るでしょう。

 

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