XMFX-不安定な株式市場、リスク逃避先資産の需要増加、英消費者物価指数に注目

XMFX-不安定な株式市場、リスク逃避先資産の需要増加、英消費者物価指数に注目

外国為替市場: 米財政赤字と長期的債務増加への懸念が米ドルの上値を重くし、本日の米ドルインデックスは約0.4%低下しました。

株式市場: 昨日の米株式市場は上昇し、最近の下落幅を回復しました。ダウ工業株30種は1.7%、ナスダック指数は1.6%、S&P総合500種は1.4%上昇しました。2日連続での回復にも関わらず、市場は依然として不安定のようです。

ダウ工業株30種、S&P総合500種、及びナスダック指数の先物指数は下落して推移しており、本日は下落してのスタートが予想されます。株式市場での荒い値動きが高まるのか、或いは鎮静化するかを見極める為に、今週水曜日に発表される米消費者物価指数は注視されるでしょう。

日本市場では、日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.65%と0.9%下落して引けました。株価下落の背景には、最近の円高の動きがあるようです。円高は日本の輸出企業の収益に影響します。香港市場は1.5%上昇しました。

欧州市場に関しては、ユーロストックス50が低下して推移しています。

コモディティ: 本日の原油価格は若干上昇しました。市場のリスク選好ムードとエネルギー関連株の回復を受けて、WTI原油先物とブレント原油先物は共に0.6%上昇しました。

本日の緩やかな回復にも関わらず、米原油生産が急速に増加している兆候により、ここ数日の原油価格は大幅に下落していました。本日、米エネルギー省が発表する原油市場のレポートは市場の関心を集めるでしょう。米原油生産見通しが上方修正された場合、最近の供給過多への懸念を増幅させ、原油価格を下落させるでしょう。ゴールド価格は、安全資産への需要増加と米ドル安により、約0.4%上昇しました。

 

FX主要な動き: 財政赤字拡大の予算教書、リスク逃避先資産の需要増加で円上昇

本日の欧州セッション前半では円高が進み、ドル/円とユーロ/円はそれぞれ0.8%と0.6%上昇しました。しかしながら、円高に繋がった明確なファンダメンタルズ要因はありませんでした。

可能性として挙げられるのは、株式市場の不透明感が継続していることにより、円等のリスク逃避先資産の需要が高まったことです。本日には、スイスフランやゴールド等の他のリスク逃避先資産も上昇したことにより、この可能性が裏付けられます。

重要なことは、リスク逃避先資産が最近の株価下落にあまり大きく反応せず、投資家が株価下落を「健全な」調整と見なしていることです。しかしながら、株式市場の不安定な状況が長く継続すればするほど、リスク逃避先資産への需要が高まるでしょう。

昨日、トランプ政権が2019会計年度の予算教書を議会に提出しました。予算教書はインフラ投資と国防費を拡大させる一方で、メディケア予算を削減しています。総じて、予算教書は財政赤字を一層拡大させ、米国の長期的債務をより持続不可能にしました。しかしながら、予算教書はホワイトハウスと議会が議論する予算案にすぎず、予算教書がこのまま議会を通過する可能性は低いことは留意すべきでしょう。米財政赤字の悪化は、米国債利回り上昇に繋がる可能性があります。

昨夜、オーストラリア準備銀行のエリス総裁補が、賃金とインフレ上昇ペースが遂に回復することに中央銀行は自信を持っていると発言しました。しかしながら、エリス総裁補は、高水準の家計債務の状況を考慮すると、現在までの賃金上昇の遅いペースはリスクが高いと付け加えました。エリス総裁補の発言による豪ドルへの影響は限定的でした。

本日これからのFX市場: 本日の最大の関心は英1月消費者物価指数

本日最も注目される経済指標は、GMT0930に発表される英1月消費者物価指数になるでしょう。市場はイングランド銀行による追加利上げの時期が近づきつつあると認識している為、英1月消費者物価指数はポンドの値動きに大きく影響する可能性があります。

英1月消費者物価指数は、季節的要因により前月比で0.6%の低下が予想されています。前年比は2.9%増が予想されており、6年ぶり高水準3.1%増を記録した11月の結果後から下落しています。インフレが緩やかに低下しつつあると判断するには時期尚早ですが、イングランド銀行の目標である2%に近づきつつあるようです。生鮮食品と燃料費を除くコアでのインフレにも注目が集まる模様で、前月結果の前年比2.5%増に対して、前年比2.6%増が予想されています。

インデックス型国債や年金の分配金を計上する為に使用される生産者物価指数や小売物価指数等の経済指標も、英1月消費者物価指数と同時刻に発表されます。今週金曜日には、もう一つの重要な経済指標である英1月小売売上高が発表されます。

GMT1300には、クリーヴランド連銀のメスター総裁による講演が予定されています。メスター総裁は、FOMCでの2018年度の投票権を保有しています。

原油市場に関しては、GMT2135に米石油協会が米原油在庫を発表します。

株式市場に関しては、米企業決算報告が継続し、株式市場の動きに影響する可能性があります。

 

XMテクニカル分析: GBPUSD1か月半ぶり高値から一段と下落、ストキャスティックス上で超短期的に強気相場

GBPUSDは1月25日に1年半以上ぶり高値1.4344ドルを更新後、下落を継続し、先週には 1か月ぶり安値1.3764ドルまで値を切り下げました。

4時間足上の転換線と基準線はネガティブに推移し、短期的ネガティブな見通しを示しています。しかしながら、転換線は上昇し始め、基準線が平坦化しつつあることにより、相場転換が起こる可能性があります。

更に、ストキャスティックス上で%Kが%Dを上に抜けていくゴールデンクロスが出現していることから、超短期的に強気相場が示されています。

英消費者物価指数の結果により、予想よりも早期の追加利上げ観測が上昇した場合、GBPUSDは上昇するでしょう。基準線上の1.3915ドル付近は直近のレジスタンスポイントになるでしょう。一段と上昇した場合、50日平均線上の1.3983ドルが視野に入り、この付近には一目均衡表の雲(1.3997ドル)と心理的節目となる1.40ドル台も控えています。

反対に、英消費者物価指数の結果が追加利上げ観測を後退させた場合、GBPUSDは下落するでしょう。この場合、転換線上の1.3835ドルが直近のサポートポイントになるでしょう。現在、GBPUSDは1.3835ドルからさほど遠くない水準で推移しており、一段と下落した場合には、先週記録した1か月ぶり安値1.3764ドルが控えています。

 

 

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