XMFX-新FRB議長の議会証言で米ドル高、ユーロ圏消費者物価指数に注目

XMFX-新FRB議長の議会証言で米ドル高、ユーロ圏消費者物価指数に注目

外国為替市場:昨日のパウエル新FRB議長の議会証言では、米経済見通しに楽観的見解が見られたことにより、米ドルインデックスは大きく上昇しました。本日は、大きな動きは見られません。

株式市場: パウエル新FRB議長による楽観的な議会証言内容により、利上げ観測が上昇し、昨日の米株式市場は大幅に下落しました。最も下落したのはS&P総合500種で、1.3%下落しました。

ダウ工業株30種、及びナスダック指数は共に1.2%下落しました。

米株式市場の下落を受けて、アジア株式市場も軟調推移しました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ1.4%と1.2%下落しました。香港株式市場は1.6%下落しました。

欧州の主要な先物指数は軟調推移しており、本日は下落してのスタートが予想されます。

コモディティ エネルギー市場に関しては、本日の原油価格は下落しました。

米ドル回復により、WTI原油先物とブレント原油先物は0.4%と0.3%下落しました。国際エネルギー期間は、米シェールオイル生産増加に注意を促しています。

昨日のゴールド価格は、米ドル回復により下落しました。1オンス1313ドルまで下落したゴールド価格は、その後回復し、直近では1317ドル付近で安定して推移しています。

 

FX主要な動き: FRB議長のタカ派的議会証言で、米ドル高

昨日のパウエル新FRB議長の議会証言がタカ派的内容となったことにより、米国債利回りと米ドルが上昇しました。一方、米株式市場は下落しました。パウエル新FRB議長は、米経済に楽観的見通しを示し、昨年12月にFRBが示したよりも速いペースでの利上げを示唆しました。

最近の財政刺激策により年内3回以上の利上げ見込みがあるかの質問に対して、パウエル新FRB議長は個人的な見通しは昨年12月より強まったと回答しました。パウエル新FRB議長の米経済への自信は、FOMCの方針がより楽観的路線になることへの期待を高めました。

議会証言でのタカ派的見解を受けて、市場は年内3回の利上げを完全に織り込み、米ドルインデックスを2週間半ぶり高水準まで押し上げました。

しかしながら、今回の米ドル上昇が米ドルの回復の始まりなのか、短期的回復にすぎないのかを見極める必要があるでしょう。最近の米ドルが上昇を維持できない背景には、米国の財政事情への懸念が大きくなっているだけでなく、他の中央銀行の金融引き締め政策により他通貨の魅力が高まっていることがあります。

今後、米ドル高が継続するかを見極める必要があり、テクニカル指標の動きは注目に値するでしょう。米ドルインデックスはデイリーチャート上で二点底をほぼ形成し、90.50を上抜けた場合、一段の上昇が予想されます。

外国為替市場に大きな動きは見られませんでした。

アジアセッションでのドル/円は、株式市場下落がリスク逃避先資産の需要を増加させ、議会証言後の上昇幅を解消しました。

昨日のポンドは、EUのバルニエ主席交渉官による若干悲観的な発言に殆ど反応しませんでした。バルニエ主席交渉官は、離脱移行期間に関してEU側と英国側には依然として大きな隔たりがあると述べました。

 

本日これからのFX市場: ユーロ圏消費者物価指数、米第4四半期GDP、英EU離脱交渉進展に注目

GMT1000にはユーロ圏2月消費者物価指数が発表されます。ユーロ圏2月消費者物価指数もコア指数も共に前年比での鈍化が予想されています。

3月8日に開催されるECB政策会合前に発表される最後の消費者物価指数の為、市場の注目を集めるでしょう。市場予想から大きく乖離した結果となった場合、ユーロが大きく動く可能性があります。当然ながら、市場予想からどれくらい乖離した結果となったかも重要になります。

GMT0900には、独2月失業率が発表され、1990年のドイツ統一依頼の低水準である5.4%が予想されています。ユーロ圏の失業率は今週木曜日に発表されます。

GMT1330には、米第4四半期GDP・改定値が発表されます。速報値の前年比2.6%増から2.5%増への下方修正が予想されています。米第4四半期GDPデフレーター、及び米第4四半期コアPCEデフレーターも同時刻に発表されます。

GMT1445に発表される米2月シカゴ購買部協会景気指数、及びGMT1500に発表される米1月中古住宅販売保留件数指数にも注目されるでしょう。

GMT2145には、NZ第4四半期貿易関連指数が発表されます。

最近のポンドの値動きに大きく影響している英国のEU離脱関連ニュースは、再び市場の関心を集めます。本日、EU側が離脱条約の最初の草案を公表します。政治関連ニュースでは、NAFTAの第7回目の交渉が注目されるでしょう。

エネルギー市場に関しては、GMT1530に米エネルギー省が米原油、及びガソリン在庫を発表します。前回結果の予想外の160万バレル減少後、今回は240万バレルの増加が予想されています。

 

XMテクニカル分析: EURUSDは短期的弱気相場の兆し

EURUSD は2週間前に3年ぶり高値1.2554ドルまで急騰後、下落基調となっています。本日前半には、3週間ぶり安値1.2215ドルまで値を切り下げました。RSIは50の中間線を割り込んだ後、下落を継続し、短期的弱気相場の兆しが表れています。

ユーロ圏消費者物価指数が予想を上回る結果となった場合、EURUSD は上昇し、短期的な方向性が変わるでしょう。

11月11日から2月16日にかけてのフィボナッチリトレースメント上昇トレンドの23.6%上にある1.2318ドル付近がレジスタンスとして機能するでしょう。

反対に、ユーロ圏消費者物価指数が予想を下回る結果となった場合、EURUSDは下落するでしょう。50日平均線上の1.2208ドル付近がサポートポイントになる可能性があります。

この付近には、フィボナッチリトレースメント38.2%上の1.2171ドルも控えています。現在、EURUSDは1.2171ドル付近で推移しています。1.2171ドルを下抜けた場合、フィボナッチリトレースメント50%上の1.2052ドルが視野に入るでしょう。

本日後半に発表される米経済指標もEURUSDの値動きに影響する可能性があるでしょう。

 

 

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