XMFX-伊政治的不透明感上昇でユーロ安、貿易摩擦への懸念で不安定な株式市場

XMFX-伊政治的不透明感上昇でユーロ安、貿易摩擦への懸念で不安定な株式市場

外国為替市場:日曜日のイタリア総選挙の結果が政治的不透明感を上昇させ、ユーロの上値を重くしていることから、米ドルインデックスは上昇しました。貿易摩擦への懸念上昇により、豪ドルとNZドルも対米ドルで大きく下落しました。

株式市場: 米国と他の主要国間で貿易摩擦への懸念が浮上しているにも関わらず、先週金曜日の米株式市場の終値は上昇致しました。ナスダック指数は1.1%、S&P総合500種は0.5%上昇しました。

一方、ダウ工業株30種は0.3%下落しました。ダウ工業株30種、S&P総合500種、及びナスダック指数の先物指数は現在下落して推移していることから、本日の市場は下落してのスタートが予想され、株式市場の荒い値動きは収束していない模様です。

貿易摩擦への懸念の影響により、アジア株式市場も引き続き下落しました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.7%と0.8%下落しました。香港株式市場は2.2%下落しました。

欧州市場に関しては、主要な先物指数が下落して推移していることから、本日の欧州市場では、先週金曜日の下げ幅が一段と拡大する可能性があります。

コモディティ: エネルギー市場に関しては、本日の原油価格は若干上昇して推移しました。

WTI原油先物とブレント原油先物は共に0.1%以上上昇しました。原油価格上昇の背景には、リビアの採掘一時停止、及び本日後半に控えるOPEC加盟国と米国間の会合で供給過多への懸念が協議されるとの楽観的観測があります。

ゴールド価格は0.3%上昇し、直近では1オンス1326ドル付近で取引されていました。ゴールド価格上昇の背景には、貿易摩擦による世界経済への影響の懸念があります。貿易摩擦が深刻化した場合、ゴールド価格が一段と上昇する可能性があります。

FX主要な動き: 伊政治的不透明感上昇でユーロ安、円高継続、貿易摩擦懸念で豪ドルとNZドル下落

日曜日のイタリア総選挙結果はハングパーラメントとなり、ユーロが下落しました。ハングパーラメントに加え、ポピュリズム政党の躍進もユーロ下落の要因となったようです。

日曜日に、ドイツ社会民主党によるメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟との連立承認は、ユーロ上昇の要因ですが、ユーロ下落を阻止することができませんでした。

ユーロ/ドルは0.3%下落した1.2282ドルまで値下がりました。ユーロ/円も先週からの下げ幅を拡大せ、6か月ぶり安値129.33ドル付近まで値を切り下げました。

米国の関税決定が市場のリスク選好ムードを後退させ、特に株式市場に影響を及ぼしています。中国と米国が開催する貿易問題に関する対話の新ラウンドは、市場の注目を集めるでしょう。

ユーロ安により、米ドルインデックスは0.25%増加した90.14まで上昇しました。しかしながら、対円での米ドルは下落し、ドル/円は0.35%下落した105.36円まで値下がりました。先週金曜日には、16か月ぶり安値105.23円まで下落しました。

先週、日銀の黒田総裁が緩和政策からの出口に言及したことにより、円高が進みました。日銀の政策が依然としてインフレ目標達成に依存しているにも関わらず、黒田総裁の発言は市場では金融政策正常化への準備として解釈されました。

ポンド/ドルは0.1%下落しました。先週のメイ英首相による方針演説に続き、EU離脱関連ニュースが注視されるでしょう。

豪ドルとNZドルは対米ドルでそれぞれ0.3%と0.4%下落しました。オーストラリアもニュージーランドも共に、コモディティ輸出に依存している為、貿易摩擦への懸念が豪ドル安とNZドル安に繋がりました。本日発表された豪経済指標の強い結果は、豪ドル下落を阻止することができませんでした。

本日これからのFX市場: 伊総選挙結果待ち、英国と米国のPMI指数発表待ち

GMT0930には、英2月サービス業PMIが発表され、53.0から53.3への上昇が予想されています。現在、5月利上げ観測は70%となっており、本指標が強い結果となった場合、利上げ観測が上昇し、EU離脱関連ニュースによるポンド安が回復する可能性があります。

GMT1000には、ユーロ圏1月小売売上高が発表され、前月結果からの改善が予想されています。

GMT1500には、米2月非製造業PMIが発表され、前回結果の59.9から59.0への鈍化が予想されています。先に発表された米2月製造業PMIは、下落予想を大きく上回り、2004年以来の高水準となりました。

したがって、非製造業も同様に上昇し、経済全体が成長しているのか、或いは製造業のみが拡張しているかに市場は注視するでしょう。

GMT1815には、クアレスFRB副議長の講演が控えています。英国では、ハモンド財務相が英国のEU離脱方針について国会で協議します。

 

XMテクニカル分析: 6日ぶり高値を更新したゴールドは、短期的強気相場の兆し

3月1日に、2か月ぶり安値1302.70円まで値下がり後、ゴールドは大きく上昇しました。本日前半のゴールドは、6日ぶり高値1327.66ドルまで上昇し、現在も1327.66ドルからさほど遠くない水準で推移しています。

テクニカル指標では、短期的に強気相場の兆しが見られます。転換線が基準線を上抜け、RSIが50の中間線を上抜けて上昇しています。

政治的、或いは貿易問題による不透明感がリスク逃避先資産を上昇させる可能性があります。この場合、100日平均線上の1330.17ドル付近がレジスタンスとして機能するでしょう。

一方、政治的、及び貿易問題への懸念が緩和した場合、ゴールド上昇の勢いが失速し、下落する可能性があります。この場合、50日平均線上の1324.46ドル付近がサポートポイントになるでしょう。一段と下落した場合、転換線上の1321.41ドルが視野に入るでしょう。

 

 

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