XMFX-米朝首脳会談の可能性で円下落、米雇用統計に注目

XMFX-米朝首脳会談の可能性で円下落、米雇用統計に注目

外国為替市場: 米朝首脳会談の可能性がリスク選好の流れを強め、円が対主要通貨で下落しました。

株式市場: 米関税による貿易戦争へのリスクが後退したことにより、昨日の米株式市場の終値は上昇しました。S&P総合500種は0.5%上昇し、ナスダック指数、及びダウ工業株30種は共に0.4%上昇しました。

米朝首脳会談の可能性が地政学リスクを後退させ、アジア株式市場は全面的に上昇しました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.5%と0.3%上昇しました。香港株式市場は約1.0%上昇しました。

欧州市場に関しては、スペインのIBEX 35を除く主要な株式指数が下落して推移していました。

コモディティ: 本日の原油価格は上昇しました。WTI原油先物は0.2%、ブレント原油先物は0.3%上昇し、昨日の下げ幅の一部を回復しました。昨日の原油価格の下落の背景には、米ドル高、及び米原油生産増加があります。

本日のGMT1800に発表される米ベーカーヒューズ社のリグ稼働数は、米原油供給増加の新たな兆しを見極める為に注視されるでしょう。

ゴールド価格は3日連続で下落し、0.2%値下がりしました。ゴールド価格下落の要因は、米ドル高と朝鮮半島の緊張緩和でしょう。

FX主要な動き: リスク選好ムード回復で円下落

米ドルは対円で大きく上昇し、一時8日ぶり高値106.94円まで値を切り上げました。金正恩委員長の要請に対して、トランプ大統領が5月までに会談すると応じた為、米朝間の緊張が後退し、今週前半からの非核化への交渉を牽引しました。

GMT0733のドル/円は、106.94円を25ピップス下回り、先週記録した16か月ぶり安値105.23円から十分に離れた水準で取引されていました。

米朝会談のニュースが市場全体のリスク選好ムードを押し上げ、アジア株式市場は全面高となりました。

トランプ政権は、鉄鋼とアルミニウムへの関税を正式に決定しました。しかしながら、カナダとメキシコは免除され、その他の国も免除される余地を残しました。市場では、関税実施が当初の想定よりも緩やかな内容であり、貿易戦争への可能性は後退したと解釈されました。

本日、日銀は二日間の工程の政策会合を終了し、現行の政策の据え置きを発表しました。日銀の決定への円の反応は限定的でした。政策会合後の記者会見では、黒田総裁は米国の貿易政策による世界経済への影響リスクに言及しました。

昨日のECB政策会合後に0.8%下落したユーロ/ドルは、本日には1.2314ドル付近での小幅な値動きとなりました。声明文では、必要に応じての規模拡大や期間延長等の緩和バイアスへの言及が削除されました。

しかしながら、ECBのドラギ総裁はユーロ圏内の物価上昇圧力は依然として脆弱であると発言し、緩和バイアス言及削除決定の重要性を示しませんでした。ユーロは本日に対円で大きく上昇したもう一つの通貨でした。ユーロ/円は0.5%上昇した131.41円まで値を切り上げました。

ポンド/ドルは1.3813ドル付近での小幅な値動きとなりました。

本日これからのFX市場: 米雇用統計、カナダ雇用統計、及び米関税問題による影響に注目

本日最大のイベントは、GMT1330に発表される米2月非農業部門雇用者数です。前回結果と同じ20万人増が予想されています。米2月失業率は4.0%への改善が予想されています。

米2月平均時給は、前回結果の2.9%から2.8%への鈍化が予想されています。賃金上昇がインフレ上昇に繋がることから、平均時給は特に市場の関心を集めるでしょう。

米雇用統計が、特に賃金関連の指標が強い結果となった場合、市場は年内4回の利上げを織り込み始めるでしょう。更に、米国債利回りも上昇し、米ドル買いの圧力も更に強まるでしょう。反対に、米雇用統計の脆弱な結果は、インフレ上昇期待後退し、年内4回利上げの観測下落、及び米ドル安に繋がるでしょう。

GMT1330には、カナダ2月雇用統計が発表されます。カナダ2月失業率は前回と同じ5.9%が予想されています。カナダ2月就業者数は、前月の大幅な減少からの回復が予想されています。

GMT0930には、英1月鉱工業生産が発表され、前月結果の前月比1.3%減から前月比1.5%増が予想されています。

株式市場に関しては、関税問題が引き続き影響を及ぼすでしょう。昨日、トランプ大統領が関税文書に署名したことを受けて、反発を強めていたEUや中国の反応に市場の関心が集まるでしょう。

 

XMFXテクニカル分析: USDJPY8日ぶり高値、強気相場は米雇用統計結果次第

本日前半には、USDJPYは8日ぶり高値106.94円まで上昇しました。RSIは50の中間線を超え、上昇を継続し、短期的強気相場の兆しを示しています。本日発表される米雇用統計の結果が、USDJPYの短期的な方向性を決定するでしょう。

米雇用統計が、特に賃金関連指標が予想を上回る結果となった場合、USDJPYは上昇するでしょう。今まで何度も跳ね返され、心理的節目となる107円がレジスタンスとして機能するでしょう。107円を上抜けた場合、2週間ぶり高値107.67円を試す展開となるでしょう。

反対に、米雇用統計が脆弱な結果となった場合には、USDJPYは下落するでしょう。この場合、100日平均線上の106.55円と50日平均線上の106.29円付近がサポートポイントになるでしょう。

 

 

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