XMFX-政治的要因で円安、米消費者物価指数に注目

XMFX-政治的要因で円安、米消費者物価指数に注目

外国為替市場: 本日の米ドルは対主要通貨で上昇しました。森友問題による安倍政権への影響を受けて、米ドルは特に円で大きく上昇しました。

株式市場: 昨日の米株式市場は強弱混合となりました。ナスダック指数の終値は0.4%上昇し、最高値を更新しました。一方、S&P総合500種、及びダウ工業株30種はそれぞれ0.1%と0.6%下落しました。

ナスダック指数、S&P総合500種、及びダウ工業株の先物指数は上昇して推移し、本日は上昇してのオープンが予想されます。しかしながら、米株式市場の全体的な流れは、本日発表される米消費者物価指数次第になるでしょう。

アジア株式市場も強弱混合となりました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.7%と0.6%上昇しました。しかしながら、香港株式市場は0.3%下落しました。

欧州市場に関しては、主要な株価指数先物が下落して推移している為、下落してのオープンが予想されます。

コモディティ: 本日の原油価格は下落しました。WTI原油先物とブレント原油先物は共に昨日の下げ幅を拡大させ、それぞれ0.1%と0.2%下落しました。

原油価格下落の背景には、原油生産増加による供給過多懸念を示した米エネルギー省のレポートがあります。本日には米石油協会による米原油在庫が発表され、明日にはエネルギー省による原油在庫が発表されます。

ゴールド価格は0.25%下落し、直近では1318ドル付近で取引されていました。本日発表される米2月消費者物価指数の結果による米ドルの値動きがゴールドの値動きにも影響するでしょう。

 

FX主要な動き: 日政治スキャンダルで円安に、豪ドルとNZドルは2週ぶり高値

昨日に0.2%下落した米ドルインデックスは、本日には0.1%上昇しました。GMT1230には、米2月消費者物価指数が発表されます。FRBが最重視する指標ではないものの、翌週にFOMC会合を控え、米ドルの短期的方向性を決定する可能性があるため、市場は注視するでしょう。

ドル/円は昨日の下落幅を回復し、0.4%上昇した106.85円まで値を上げました。森友問題による安倍政権への打撃は、今年9月に控える自民党総裁選での安倍党首の3期目選出も脅かすことになりました。ユーロも対円で0.4%上昇し、131.79円まで値を上げました。

ユーロ/ドルは1.2324ドルでの小幅な値動きとなりました。先週木曜日に、ドラギECB総裁がユーロ圏内の脆弱な物価上昇圧力に懸念を示した後、ユーロの上値が重くなっています。

本日のポンド/ドルは0.1%下落した1.3387ドルで取引されていました。昨日には、EU離脱問題の担当閣僚であるロビン・ウォーカー氏が移行期間への合意に非常に近いと発言したことにより、ポンドが上昇しました。昨日に下落したユーロ/ポンドは、本日には大きな動きはありませんでした。

本日の豪ドルとNZドルは対米ドルで共に2週間ぶり高値まで上昇し、それぞれ0.7884ドルと0.7325ドルまで値を上げました。豪2月NAB企業信頼感が最高水準の結果となったことにより、豪経済への楽観的見通しが広がり、豪ドル上昇に繋がりました。

本日これからのFX市場: 米消費者物価指数が米ドルのリスク材料、英春季財政報告に注目

本日最注目の経済指標は、GMT1230に発表される米2月消費者物価指数になるでしょう。前回結果の前年比2.1%増から前年比2.2%増への上昇が予想されています。コアでのインフレは、引き続き前年比1.8%増になる見通しです。

先週金曜日に発表された労働賃金の弱い結果により、FRBは利上げペースを速めない観測が高まりました。本日はこの観測を見極める為に、消費者物価指数の結果に注目が集まります。

消費者物価指数が脆弱な結果となった場合、特にコアのインフレが予想外に低下した場合、市場は予想している年内利上げ回数を引き下げるでしょう。米ドル安が進む一方で、米株式市場は上昇するでしょう。

反対に、米消費者物価指数が好調な結果となった場合、インフレへの懸念が緩和され、FRBによる積極的な利上げ観測が高まります。米ドルは上昇し、一方で米株式市場は下落するでしょう。

GMT1230には、ハモンド英財務相が春季財政報告を発表します。通常、春季財政報告では新政策が発表されますが、主要な発表は秋季財政報告で行われる見通しの為、本日には新政策発表は予想されていません。

市場はポンドの値動きに影響する可能性がある最新の英経済見通し、及び離脱清算金による英金融への影響に注目するでしょう。

 

XMテクニカル分析: EURUSDは短期的保ち合い相場の兆し

過去数日間のEURUSD は、3月1日から8日にかけてのフィボナッチリトレースメント上方トレンドの38.2%から50%のレンジ幅内で推移しています。RSIは概ね横ばい推移し、短期的保ち合い相場の兆しが現れています。

本日発表される米消費者物価指数が予想を上回る結果となった場合、FRBによる積極的な利上げ観測が上昇し、米ドル高が進むでしょう。この場合、EURUSDは現在のレンジ幅内でもある100日平均線の1.2320ドル付近がサポートポイントになるでしょう。

一段と下落した場合、フィボナッチリトレースメント50%上の1.2299ドルが視野に入るでしょう。この付近には、心理的節目となる1.23ドルも控えています。

米消費者物価指数が予想を下回る結果となった場合、EURUSDは上昇するでしょう。現在のレジスタンスラインは、1.2331ドルから1.2334ドルにかけてになります。その下にはフィボナッチリトレースメント23.6%上の1.2376ドルが控えています。

FRBによる積極的な利上げ方針は理論上、米ドル高に繋がりますが、他通貨が米ドルの方向性に影響することもあり、市場は米ドルを動かす要因に注視するでしょう。

 

 

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