XMFX-円安・ドル高の流れ、米コアPCEデフレーターに注目

XMFX-円安・ドル高の流れ、米コアPCEデフレーターに注目

外国為替市場: 昨日、過去6か月間において一日での最大の上昇幅を記録した米ドルインデックスは、本日には0.1%下落しました。地政学リスク後退、及び年度末を控えた需要により、円安が進行しました。

株式市場: 昨日の米株式市場の終値は下落したものの、ここ数日間と比較すると下げ幅は大きくありませんでした。ハイテク関連株の多いナスダック指数は、テスラ株の7.67%の下落、ネットフリックス株の4.69%の下落、アマゾン株の4.38%下落が影響し、3主要通貨で最大の下げ幅となる0.85%下落となりました。

S&P総合500種は0.3%、ダウ工業株30種は0.04%の下落となりました。3主要株価指数先物は全て上昇推移していることから、本日は上昇してのオープンが予想されます。

一方のアジア株式市場は上昇しました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.6%と0.26%上昇しました。香港株式市場は0.7%の上昇でした。

欧州市場に関しては、主要株価指数先物の動きから、本日は上昇してのオープンが予想されます。

コモディティ: エネルギー市場に関しては、昨日の米エネルギー省が発表した原油在庫の予想以上の増加で下落したWTI原油先物とブレント原油先物は、本日にはそれぞれ0.5%と0.6%上昇しました。昨日、より多くのOPEC加盟国が2019年までの減産合意延長に意欲を見せたことにより、原油相場の全体的なムードが上昇しました。

昨夜のセッションで急落したゴールド価格は、本日は僅かに回復しました。昨日のゴールド価格急落の背景には、米ドル高、及び地政学リスク後退によるリスク逃避先資産の需要低下があります。

 

FX主要な動き:米ドル急騰、 地政学リスク後退で円安

明確なファンダメンタルズ要因がなかったにも関わらず、昨日の米ドルは急騰しました。しかしながら、ファンドマネジャーがポートフォリオのバランスを調整し、ドル売りポジションを決済することから、月末ではこのような動きはよくあることと言われており、特に今回は四半期末でもあります。

米第4四半期GDP・改定値の上方修正も米ドル高の要因となったようです。

昨日に90.14まで上昇した米ドルインデックスは、本日には0.1%下落し、現在の所、89.95付近で推移しています。

昨日の円は、対主要通貨で下落しました。円安の背景には、地政学リスク後退があります。円はリスク逃避先資産であるため、先行き不透明感が上昇すると需要も増加しますが、先行き不透明感が改善されると、需要が減少します。

北朝鮮の非核化に関するニュースに加え、北朝鮮が日本と外交的な会談を求めているというニュースが市場のリスク選好ムードを強めました。朝鮮半島問題への堅実、且つ平和的解決策への期待が高まり、円やゴールド等のリスク逃避先資産が下落しました。

明日に年度末を控えた日本では、本国への資金還流増加、及び新年度のための新たな買い入れの動きが予想される為、円相場の値動きが荒くなる可能性があります。

本日これからのFX市場: 米コアPCEデフレーター、米個人消費、米個人所得、及びカナダGDPに注目

明日より、多くの国でイースター休暇が始まるため、本日には米国、英国、カナダ、及びドイツより多数の経済指標が発表されます。

GMT0830には、英第4四半期GDP・確保値が発表されます。速報値と同様の前月比0.4%増と前年比1.4%増が予想されています。予想からかけ離れた結果とならない限り、本指標がポンド相場に影響することはあまりないでしょう。

GMT1200に発表される独3月消費者物価指数・速報値も注目されるでしょう。過去2か月の下落した結果の後、今回は前年比1.7%増が予想されています。前月結果は前年比1.4%増でした。

GMT1230には、カナダ1月GDPが発表されます。英国のGDPとは異なり、カナダのGDPは速報値が発表されない為、本指標はカナダドル相場に影響するでしょう。カナダ1月GDPの市場予想は、前月比0.1%増となっています。

GMT1230には、FRBが重視する米コアPCEデフレーター、米個人消費、及び個人所得が発表されます。市場では年内あと2回以上の利上げが予想されており、好調な指標結果は金融政策が正しい方向に向かっていることを示します。

米2月コアPCEデフレーターは前年比1.6%増、米2月個人所得は前月比0.4%増、米2月個人消費は前月比0.2%増となる模様です。好調な結果は米ドル高に繋がりますが、トランプ政権による貿易政策に関するあらゆるネガティブなニュースが米ドルの上昇を妨げる可能性があります。

米国のその他の経済指標では、米週次新規失業保険申請件数、及び米3月ミシガン大消費者信頼感指数も注目されるでしょう。

GMT1700には、ベーカーヒューズ社のリグ稼働数が発表されます。

米石油協会と米エネルギー省が発表した原油在庫では共に予想外の増加が見られたことから、本指標結果で米石油生産増加が明らかになった場合、原油価格の下落基調が継続するかが注目されるでしょう。

 

XMテクニカル分析: USDCADは保ち合い相場;上昇の兆し

USDCADは先週水曜日に急落後、上昇勢いを失い、1.2800カナダドルから1.2900ドルのレンジ幅内で推移しています。

しかしながら、RSIでは中間線の50を上回って推移していることから、短期的上昇相場の可能性が示されています。ストキャスティックでも%Kが%Dを上回って推移していることから、上昇相場が示されています。

本日発表されるカナダGDPが予想外に強い結果となった場合、カナダドルは大きく上昇し、USDCADは1.2800カナダドルまで下落する可能性があります。カナダドル高が更に進んだ場合、50日平均線上の1.2709カナダドルが視野に入るでしょう。

反対に、カナダGDPの脆弱な結果は米ドル高の要因になり、USDCADは20日SMAの1.2935ドルまで上昇する可能性があります。一段と上昇した場合、主要レベルとなる1.3000カナダドルが視野に入るでしょう。

カナダ経済がNAFTAに大きく依存していることから、NAFTA交渉への楽観的観測上昇もUSDCADの値動きに影響するでしょう。トランプ大統領がカナダとメキシコを鉄鋼とアルミニウム関税の対象外としたことにより、NAFTA交渉の先行きは明るくなりました。

米韓自由貿易協定見直し合意も、翌月からワシントンで始まる第8回目となるNAFTA交渉での進展期待に繋がりました。しかしながら、7月のメキシコ総選挙と11月の米中間選挙を控え、合意への可能性が減少しつつあります。

 

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