XMFX-地政学リスクへの懸念、ECB議事録に注目

XMFX-地政学リスクへの懸念、ECB議事録に注目

外国為替市場: 中東情勢緊迫化によって米国債利回りが低下する中、昨日発表されたFOMC議事録でタカ派的見解が示された為、米ドルは上昇せず、本日の米ドルインデックスには大きな動きは見られませんでした。

株式市場:FOMC議事録のタカ派的見解と、地政学リスク上昇により、昨日の米株式市場は下落して引けました。ダウ工業株30種は0.9%、S&P総合500種は0.55%、ナスダック指数は0.36%下落しました。

本日の米主要株価先物指数は若干上昇してのオープンを示しています。

アジア株式市場でもリスクオフムードが引き継がれ、日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.1%と0.4%下落しました。香港株式市場は0.8%下落しました。

欧州市場に関しては、本日の主要株価先物指数は下落して推移しています。

コモディティ: シリア情勢緊迫化による原油供給への影響が懸念され、昨日の原油価格は急騰しました。WTI原油先物とブレント原油先物は共に3年ぶり高値を更新しました。本日のWTI原油先物とブレント原油先物は上昇し、それぞれ0.55%と0.4%値上がりしました。

地政学リスクが高まる中、昨日米エネルギー省が発表した米原油在庫では予想以上の増加が見られました。

リスク回避の動きにより、昨日に急騰したゴールド価格は、本日には0.15%下落しました。昨日のゴールド価格は、2017年の最高値1366ドルを若干下回る1365ドルまで値を切り上げ、その後押し戻されました。引き続きシリア情勢はゴールドの値動きに影響するでしょう。

 

FX主要な動き: 地政学リスクでコモディティ価格上昇、FOMC議事録発表後米ドル上昇

昨日はリスク選好ムードが再び後退しました。今回の要因は、中東情勢緊迫化によるものです。ロシア側がシリアに向けて発射される米国のミサイルは全て追撃すると警告し、トランプ大統領がツイッター上でミサイルが「飛んでくるぞ」と応じたことが、最初のリスク選好ムード後退に繋がりました。

その後、トランプ大統領がツイッター上で発言内容を緩和させようとしたものの、リスク回避の動きは継続し、ゴールドや円等のリスク逃避先資産の需要が増加しました。

昨日に発表されたFOMC議事録では、FRBの自信が増していることが明らかとなりました。全てのメンバーが、経済が回復しつつあり、今後数カ月内にインフレが上昇する見解を示しました。更に、複数のFOMCメンバーが、経済回復により、当初の予定よりも若干大幅、且つ速いペースでの利上げが適切であると判断しました。

全体的に、タカ派的内容により、米ドルは前半の下げ幅を回復した為、終値は前日とほぼ変わりませんでした。

コモディティ通貨に関しては、NZ個人消費改善により、NZドル/ドルは0.25%上昇しました。一方、豪ドルとカナダドルは対米ドルで下落しましたが、下げ幅は0.1%未満でした。しかしながら、原油価格上昇と今週にNAFTA交渉担当官が協議することが報道され、昨日のカナダドルは上昇しました。

新興国市場では、昨日、トルコリラが対米ドルとユーロで最安値を更新しました。財政赤字に加え、トルコ中央銀行が高いインフレを解消し、通貨を守るための利上げに消極的であるとの観測もトルコリラを押し下げました。

本日これからのFX市場:  ECB議事録、ユーロ圏鉱工業生産、及び米週次新規失業保険申請件数発表

GMT1130には、3月7日から8日にかけて開催されたECB政策会合の議事録が発表されます。タカ派的見解が明らかになった場合、ユーロは上昇するでしょう。反対に、ハト派的見解が明らかになった場合、ユーロは下落するでしょう。

ユーロ圏2月鉱工業生産にも注目が集まるでしょう。本指標は、前月比と前年比共に改善が予想されています。

GMT1230に発表される米週次新規失業保険申請件数、米3月輸入物価指数、及び米3月輸出物価指数にも市場の関心が集まるでしょう。

政策担当者の発言に関しては、GMT1400にコンスタンシオECB副総裁がリスクと規制に関するセミナーで講演する予定です。同時刻には、ドイツ中央銀行のバイトマン総裁による講演も予定されています。

本日には、投資信託のブラックロック社を含む米企業の決算が発表されます。

最近、シリアでの緊張が高まり、欧米による軍事行動の可能性も上昇しています。情勢が一段と緊迫化した場合、円やゴールド等のリスク逃避先資産へ資金が流入するでしょう。更に、原油供給が妨げられる可能性により、原油価格にも影響が及ぶでしょう。

 

XMFXテクニカル分析: EURUSDは短期的にほぼ強気相場の見通し

EURUSDは5日連続で上昇を継続し、現在、昨日の2週間ぶり高値1.2395ドルを25ピップ下回る水準で推移しています。RSIが上昇していることから、短期的上昇相場が示されています。しかしながら、現在の所、緩やかな上昇となっていることから、上昇勢いが失速する可能性もあります。

本日発表されるECB議事録がタカ派的内容となった場合、ユーロは上昇し、ボリンジャーバンド2σ上の1.2420ドル付近がレジスタンスゾーンになるでしょう。この付近には、昨日の2週間ぶり高値1.2395ドル、及び1.24ドル台も含まれます。一段と上昇した場合、3月下旬に記録した2か月ぶり高値1.2475ドルが視野に入るでしょう。

反対に、ECB議事録がハト派的内容となった場合、ユーロは下落するでしょう。50日平均線とボリンジャーバンド1σ上の1.2325ドル付近がサポートゾーンになるでしょう。一段と下落した場合、ボリンジャーバンド-1σ上の1.2220ドル付近が視野に入るでしょう。

 

 

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