XM-NZ中銀のハト派的見解でNZドル安、米生産者物価指数と日米首脳会談に注目

XM-NZ中銀のハト派的見解でNZドル安、米生産者物価指数と日米首脳会談に注目

 

外国為替市場: 昨日のUSセッションで0.13%低下した米ドルインデックスは、本日には若干上昇しました。ニュージーランド準備銀行が次回利上げ時期を後退させたことにより、NZドルが対米ドルで約1.4%下落しました。

ポンドは、合意なしのEU離脱の可能性により、対主要通貨で数カ月ぶり安値まで値を切り下げました。

株式市場: 市場の関心が再度貿易問題に向けられたことにより、昨日の米株価の上値は重くなりました。ナスダック指数は僅か0.09%上昇したものの、S&P総合500種は0.03%、S&P総合500種は0.18%下落しました。

ディズニー社の低調な決算結果により、ディズニー株価が2.21%値下がりしました。キャタピラーは1.88%、テスラも2.43%値下がりしました。

本日の米主要株価先物指数は、昨日とほぼ同水準でのオープンを示しています。

アジア株式市場は、強弱混合の結果となりました。円高の流れにより、日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.20%と0.26%下落しました。一方、香港株式市場は1.18%上昇しました。

欧州市場も、主要株価先物指数が昨日と同水準付近でのオープンを示しています。

コモディティ: 昨日、中国政府が、160億ドル規模の報復関税の対象となる米製品のリストを公開しました。対象に原油も含まれていた為、原油価格が急落しました。

WTI原油先物は3.4%低下した66.80ドルまで、ブレント原油先物は3.2%低下した72.25ドルまで値を切り下げました。米エネルギー省が発表した米原油在庫が予想よりも少ない減少になったことも、原油価格下落の要因となったようです。

本日のWTI原油先物とブレント原油先物は上昇しましたが、上昇幅は僅かでした。

8月に入ってからのゴールドは、1220ドルから1204ドルの非常に狭いレンジ幅内で取引されています。レンジ幅内を突き抜けた場合、短期的方向性が明らかになるでしょう。

FX主要な動き: ポンド急落;NZ中銀のハト派的姿勢でNZドル下落

昨日のポンドは、対米ドルで約1年ぶり安値まで急落しました。本日前半には、ポンドは対ユーロで10か月ぶり安値まで値を切り下げ、ユーロ/ポンドは心理的節目0.90ポンドを上抜けました。

ポンド安の背景には、合意なしでの英国のEU離脱の可能性により、8月16日に控える次回EU離脱交渉前に、ポンドを売る動きが強まっていることがあります。加えて、イングランド銀行の慎重な姿勢により、今後数週間にポンド買いの材料は殆どない模様です。

明日に発表される英第2四半期GDPが好調な結果となった場合、ポンド上昇の要因になりますが、EU離脱問題が合意間近とならない限り、上昇幅は限定的になるでしょう。

ニュージーランド準備銀行による再度ハト派的見解により、NZドルは対米ドルで約1.4%急落し、2年半ぶり安値を更新しました。市場の予想通り政策金利は据え置かれた一方で、次回利上げ時期が、当初の2020年3月の予定から、2020年12月まで先送りされました。

ニュージーランド準備銀行は、企業景況感の悪化が主要なリスクであると強調し、政策金利の今後の動きは上下いずれかの方向になる可能性があると改めて表明しました。総じて、当面の間、ニュージーランド準備銀行は、慎重な姿勢を維持する模様です。したがって、経済指標に実質的な改善や貿易問題のリスク後退が見られない限り、NZドル上昇には繋がりにくいでしょう。

昨日、中国政府は160億ドル規模の報復関税の対象となる米国からの輸入品のリストを公表しました。リストには、原油、石炭、及び化学製品が含まれていました。これにより、原油価格が急落し、市場のリスク選好の動きが弱まりました。米株価も上値が重くなりました。一方で、リスク逃避先の円は対主要通貨で上昇しました。

昨日、カナダとサウジアラビアの外交関係が悪化し、サウジアラビア政府はアセットマネジャーに再度の渡ってカナダの資産売却を支持しています。しかしながら、米国とメキシコのNAFTA交渉の合意の可能性が報じられ、カナダが協議に再度参加できる可能性が高まったことにより、カナダドルは上昇しました。

本日これからのFX市場: 米生産者物価指数発表、日米首脳会談に注目

GMT1215には、カナダ7月住宅着工件数が発表されます。

GMT1230には、米7月生産者物価指数が発表され、前月結果の前月比0.3%増より鈍化した前月比0.2%増が予想されています。前年比は前月結果と同様の3.4%増が予想されており、2011年後半以来の高水準となります。

生鮮食品と燃料を除くコアの生産者物価指数も前月比では鈍化するものの、前年比では前月結果と同様の結果が予想されています。生産者物価指数は、明日に発表される消費者物価指数の先行指標と見なされる可能性があります。したがって、生産者物価指数の好調な結果は、米ドル上昇、及び年内あと2回の利上げ観測上昇に繋がるでしょう。

GMT1230には、米週次新規失業保険申請件数も発表されます。GMT1400には、米6月卸売在庫も発表されます。

米国に対抗して、中国政府が160億ドル規模となる25%の追加関税を8月23日から発動するを公表しました。これにより、市場は今後の進展に注視するでしょう。

本日後半にワシントンで開催される日米首脳会談にも注目が集まるでしょう。自動車への関税の協議に加え、貿易問題においての対中国での日米同盟も協議されるでしょう。ライトハイザー米通商代表部と茂木経済再生担当相も会談に出席予定です。

XMテクニカル分析: USDJPY の弱気相場転換の可能性

USDJPY は本日前半に2週ぶり安値110.70円まで急落後、上昇しました。転換線が基準線を下回っていることから、弱気相場のサインが示されています。RSIも50を下回っています。

しかしながら、RSIが上昇していることから、弱気相場から強気相場への転換の早期兆候が現れている可能性があります。

米生産者物価指数の予想を上回る結果は、USDJPYを上昇させるでしょう。USDJPYが転換線の111.07円を上抜けた場合、基準線、50日平均線、100日平均線、及び一目均衡表の底値と天井値を含む111.28円から111.54円付近がレジスタンスゾーンとして機能するでしょう。

反対に、米生産者物価指数が予想を下回った場合、USDJPYは下落するでしょう。本日前半に記録した2週ぶり安値110.70円付近がサポートゾーンになるでしょう。7月下旬に記録した1か月ぶり安値110.58円も上記のサポートゾーンに含まれるでしょう。一段と下落した場合、110円付近が視野に入るでしょう。

米中貿易摩擦の進展、及び日米首脳会談の結果もUSDJPYを動かす要因となるでしょう。

 

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