XM-米ドル急騰、米消費者物価指数、及び英GDPに注目

XM-米ドル急騰、米消費者物価指数、及び英GDPに注目

外国為替市場: 本日の米ドルインデックスは0.63%上昇し、13か月ぶり高水準まで上昇しました。ユーロとポンドは、対米ドルで数カ月ぶり安値まで急落しました。

リスクオフムードにより、円が堅調推移しました。新興国市場では、トルコリラが急落しました。

株式市場: 昨日の米株式市場はほぼ下落して引けました。

ダウ工業株30種は0.29%、S&P総合500種は0.14%値下がりしました。一方、ナスダック指数は0.04%上昇しました。

本日、米主要株価先物指数は下落してのオープンを示しています。

株安の流れがアジア株式市場でも引き継がれました。

円高の流れが輸出産業の見通し悪化に繋がり、日経平均株価とトピックスはそれぞれ1.33%と1.15%下落しました。香港市場は0.89%下落しました。

欧州市場に関しては、トルコ経済の混乱による欧州市場への波及が危惧され、主要株価先物指数が大幅に下落してのオープンを示しています。

コモディティ: 米ドル高により、本日の原油価格は下落しました。WTI原油先物とブレント原油先物はそれぞれ0.44%と0.67%下落しました。

中国政府が原油を関税対象から除くことを表明した後も、原油価格は下落を継続しています。

ゴールドは約0.4%下落し、1207ドルを上回る水準で推移しています。昨日の米ドル急騰を考慮すると、ゴールドは比較的安定して推移しています。1200ドル付近が主要なサポートゾーンとして機能しているようです。

 FX主要な動き: 米ドルは数年ぶり高値まで急騰;ユーロ安とポンド安により円高継続

昨日の米ドルは対主要通貨で上昇し、本日も昨日の上昇幅を拡大させました。米ドルインデックスは0.63%上昇し、13か月ぶり高水準を更新しました。

米ドル高の背景には、ユーロ安とポンド安、及び昨日のFRBメンバーによるタカ派的発言があります。昨日、シカゴ連銀のエヴァンス総裁は、政策金利を「抑制の効く」水準に引き上げる必要がある可能性を述べました。

特にハト派的メンバーとして知られるエヴァンス総裁が利上げに積極的な姿勢を示したことにより、当初の利上げ予想率がを上回る期待が上昇しました。

トルコ経済の混乱が欧州金融機関のダメージになる懸念をECBが示したことにより、ユーロは対主要通貨で下落しました。

トルコリラ急落が継続した場合、トルコによる外貨建て債務不履行の影響が欧州金融機関に波及する可能性があり、ECBの金融正常化を延期させるリスク要因と見なされました。ユーロ/ドルは、過去数カ月のレンジ幅を下抜け、13か月ぶり安値1.1430ドルまで急落しました。

昨日、EU側が譲歩を提供する可能性が報じられました。

譲歩には、EU離脱後も英国が通商において単一市場に残る許可も含まれています。本ニュースでポンドは回復し、対米ドルと円で、過去数か月ぶりの安値から上昇しました。

円は、急騰する米ドルに対しては大きな動きは見せませんでした。しかしながら、その他の主要通貨に対しては、上昇しました。日本からは円高要因になるニュースはないことから、貿易摩擦とトルコ経済による影響を懸念したリスク回避による円高の流れのようです。

本日、トルコリラが一段安となり、対米ドルで約7.0%急落し、最安値を再び更新しました。ドル/トルコリラは急騰し、心理的節目となる6.000トルコリラを突き抜け、その後若干回復しました。

本日これからのFX市場: 英第2四半期GDP、及び米消費者物価指数に注目

英第2四半期GDPは、市場が本日に最も注目する経済指標になるでしょう。前年比では、前回結果の1.2%増から1.3%増への上昇が予想されています。

前期比でも、前月結果の0.2%増から0.4%増への増加が予想されています。

英6月鉱工業生産、及び英6月貿易収支も発表されます。英EU離脱の不透明感、及び米国の保護政策による英経済への影響を見極める為、市場は注視するでしょう。

英経済指標、特にGDPが好調な結果となった場合、ポンドは回復するでしょう。

しかしながら、10月のEUとの合意期限前に交渉が進展する可能性は依然として不透明であり、イングランド銀行が利上げに慎重な姿勢を見せていることから、英経済指標の好調な結果によるポンド上昇は限定的となる可能性があります。

GMT1230に発表される米7月消費者物価指数は、前回結果の前年比2.9%増から3.0%増への上昇が予想され、2012年1月以来となる5か月連続の上昇となる模様です。

しかしながら、コアでの消費者物価指数は、前月結果と同様の前年比2.3%増となる模様です。消費者物価指数は、インフレ測定の指標としてFRBが最重視する指標ではありません。

しかしながら、FRBも注視する指標であり、好調な結果はインフレ見通し改善に繋がります。

GMT1700には、ベーカーヒューズ社のリグ稼働数が発表されます。

XMテクニカル分析: GBPUSDは弱気相場と売られ過ぎ傾向加速

GBPUSDは今週1.8%下落し、約6週ぶり安値1.2734ドル付近で今週を終える模様です。

GBPUSDは20日平均線、及び一目均衡表の雲を下回っての推移を継続し、RSIが30を下回り、売られ過ぎ水準に達していることから、短期的弱気相場が継続する模様です。MACDも下落水準で推移し、弱気相場の継続を示しています。

本日発表される英GDPが予想を上回る結果となった場合、GBPUSDは上昇し、先週と同様に、20日MA上の1.2882ドルがレジスタンスゾーンとなるでしょう。

一段と上昇した場合、GBPUSDは1.2900ドル越えだけでなく、7月中旬と8月上旬に達成した1.2950ドルから1.2980ドルの水準を試す展開となるでしょう。

英GDPが脆弱な結果となった場合、GBPUSDは下落し、心理的節目となる1.2700ドルを下抜け、1.2600ドルを試す展開となるでしょう。

 

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