XM-米中貿易問題の進展で米ドル上昇

XM-米中貿易問題の進展で米ドル上昇

外国為替市場: 本日の米ドルは対主要通貨で上昇し、上昇幅は0.2%未満となりました。本日には主要経済指標発表が控えていない為、米中貿易問題、及びトルコ問題の進展が、米ドルを動かす要因となるでしょう。

株式市場: 米中貿易関係の改善期待により、先週金曜日のダウ工業株30種は0.4%、S&P総合500種は0.3%、ナスダック指数は0.1%上昇しました。本日の米主要株価先物指数の推移から、米株式市場は上昇してオープンする模様です。

アジア株式市場では、日経平均株価とトピックスが共に0.3%値下がりしました。一方、香港株式市場は1.3%上昇しました。

欧州市場に関しては、GMT0712の主要株価先物指数は上昇してのオープンを示していました。

コモディティ: WTI原油先物は0.4%下落した65.84ドルまで値下がり、過去7週間下落を継続しています。ブレント原油先物は0.1%下落した71.74ドルまで値下がりしました。

ゴールドは、先週に記録した2017年1月以来の1159.96ドルを若干上回る1186.74ドルで推移していました。最近のゴールドは米ドル高の流れにより、軟調推移を継続しています。

また、貿易問題やトルコ危機によるリスク回避の動きにも関わらず、ゴールドの需要が増加しなかったこともゴールド価格低迷の要因となっています。

FX主要な動き: 米ドルは先週後半の下落から回復;トルコ関連の進展に注目

米ドルインデックスは、8月15日に記録した2017年6月以来の最高水準96.98を若干下回る96.25で推移していました。貿易問題の先行き不透明感、及びトルコ危機への懸念によるリスク回避の動きを受けて、最近の米ドルは上昇していました。

しかしながら、先週後半の貿易問題改善への期待、及びトルコリラの回復により、資金が米ドルから流出し、米ドルインデックスは8月10日以来の低水準96.09まで低下しました。

欧州主要銀行のトルコ向け国債保有への懸念により低迷していたユーロは、先週金曜日に対米ドルで回復しました。しかしながら、本日のユーロ/ドルは、約0.2%低下した1.1418ドルで取引されていました。

8月21日から24日までの間、祝日によりトルコ市場は閉場となります。したがって、流動性の低下、及びトルコリラの荒い値動きとなる可能性があります。

米中貿易問題に関しては、過去数週間に渡って、対抗関税を公表した米国と中国が、今後は協議により、問題解決に向けて前向きになることが期待されています。

しかしながら、以前に落胆したことから、よりリスクの高い資産を購入する前に、市場は協議が実際に開催され、合意に向けた進展があるかを見極めようとしています。

更に、今秋に米中首脳会談開催の計画が持ち上がっていることも注目に値するでしょう。オフショア人民元が対米ドルで0.2%下落した6.8460人民元まで値を下げました。

ドル/円とポンド/ドルには、大きな動きは見られませんでした。今週金曜日には、日消費者物価指数発表が控えており、リスク回避の動きが円の方向性を決定するでしょう。

ポンドに関しては、今週は主要な経済指標発表が控えていない為、EU離脱交渉の進展がポンドの方向性を決定する模様です。

先週金曜日に対米ドルで上昇した豪ドルとNZドルは、本日には下落しました。オーストラリアとニュージーランドは主要なコモディティ輸出国である為、貿易問題の進展が豪ドルとNZドル相場に影響するでしょう。

先週金曜日のカナダ消費者物価指数の好調な結果により大幅に下落したドル/カナダドルは、本日には殆ど動きが見られませんでした。

消費者物価指数の好調な結果を受けて、カナダオーバーナイトインデックススワップによると、年内追加利上げは完全に織り込み済みとなり、年内あと2回の利上げの可能性は13%となっています。

本日これからのFX市場: 米中貿易問題、及びトルコ危機の進展に注目

米紙ウォールストリートジャーナルは、米国による中国製品への160億ドル規模の関税が発動される前の8月21日と22日に、米中通商協議が開催されると報じました。

米中通商協議再開は、米国と中国が問題解決に前向きであることを示しているものの、高官レベルの協議ではないことから、進展が期待できない可能性もあります。加えて、米国と中国は譲歩の姿勢を見せていないことから、緊張緩和も困難になるでしょう。

トルコ危機の進展にも市場の注目が集まるでしょう。

先週金曜日、米格付け会社のスタンダード・プアーズが、トルコ国債の格付けを一段階引き下げ、今後数年間のトルコ経済減速予測を公表しました。

政策担当者の発言に関しては、GMT1215に、カナダ中央銀行のウィルキンス副総裁がパネルディスカッションに参加予定です。GMT1500には、アトランタ連銀のボスティック総裁(本年度のFOMCで投票権保有)が、米経済見通しについて発言予定です。

XMテクニカル分析: ゴールドは短期的弱気相場の兆し

ゴールドは、8月16日に2017年1月以来の最安値1160ドル付近まで下落しました。4時間足上のRSIは上昇を継続し、中間線の50を上回っています。

一方のストキャスティックス上では、%Kが%Dを下抜けようとしている為(両ラインは80を上回っています)、一段高に慎重となっている模様です。%Kが%Dを下抜けた場合、超短期的弱気相場のサインが現れます。

ゴールド価格が上昇した場合、直近のレジスタンスポイントは、1217ドルから1160ドルにかけてのフィボナッチリトレースメント50%上の1188.48ドルになるでしょう。

一段と上昇した場合、50日平均線とフィボナッチリトレースメント61.8%上の1195.27ドルが、次のレジスタンスポイントになるでしょう。その上には、心理的節目となる1200ドルが控えています。

一方、ゴールド価格が下落した場合、先週に下げ止まったフィボナッチリトレースメント38.2%上の1181.88ドルとフィボナッチリトレースメント23.6%上の1173.59ドルが、サポートゾーンとして機能するでしょう。

一段と下落圧力が強まった場合、先週に記録した数カ月ぶり安値1160ドル付近が視野に入るでしょう。

 

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