XM-リスクオン継続で円急落、米小売売上高に注目

XM-リスクオン継続で円急落、米小売売上高に注目

外国為替市場: 昨日、米消費者物価指数の脆弱な結果を受けて下落した米ドルインデックスは、本日には0.02%下落しました。市場のリスクオン継続で、円も全面安となりました。

ECBが金融正常化を継続する方針を示したことにより、ユーロは若干上昇しました。イングランド銀行の政策発表後のポンドは、大きな動きはありませんでした。

株式市場: 中国が米国との協議再開に前向きな姿勢を示したことにより、昨日の米株式市場は上昇して引けました。アップル株価上昇により、ナスダック指数は0.75%上昇しました。ダウ工業株30種は0.57%、S&P総合500種は0.53%上昇しました。

本日の米主要株価先物指数は、若干上昇してのスタートが予想されています。

アジア株式市場も全面高となりました、日経平均株価とトピックスはそれぞれ1.20%と1.09%上昇しました。香港株式市場は、0.97%上昇しました。

欧州株式市場は、イタリアのFTSE MIB以外の主要株価先物指数が上昇してのオープンを示しています。

コモディティ:  本日の原油価格は、昨日の大幅な下落の一部を回復しました。国際エネルギー機関が、新興国市場と世界貿易のリスク上昇により、原油需要の先行き悪化を指摘したことが、原油価格の下落要因になりました。

WTI原油先物は0.22%上昇した68.86ドルまで、ブレント原油先物は0.14%上昇した78.37ドルまで上昇しました。

ゴールドは0.44%上昇し、直近では1207ドル付近で取引されていました。最近の米ドル安の流れにより、ゴールドは若干上昇しています。

FX主要な動き: リスクオン継続で円急落;CPI後の米ドル下落

 

イングランド銀行とECBの政策会合では、現行政策の継続が表明され、サプライズはありませんでした。イングランド銀行は、EU離脱交渉の先行き不透明感は、投資計画後退の可能性を示唆しました。

ポジティブなニュースでは、英第3四半期GDP・速報値が上昇修正されました。米ドル安により、ポンド/ドルの終値は上昇したものの、ポンドは殆ど反応しませんでした。英オーバーナイトインデックススワップによると、次回利上げは翌年9月が予想されています。

ECB政策会合では、市場の予想通り、経済見通しを若干下方修正しました。ECBのドラギ総裁は、保護貿易政策と新興国市場にへの懸念があるものの、ECBの金融正常化を変更させるほどではない為、テーパリング実施すること表明しました。ドラギ総裁は、賃金上昇によるコアのインフレ上昇に期待を見せ、GDPの下方修正は重視しませんでした。

ドラギ総裁は中立的姿勢を見せ、景気下振れリスクによりハト派的姿勢を予想していた一部の投資家を驚かせました。

本日、最も荒い値動きとなった通貨は、円でした。市場のリスクオン継続で、円は対米ドル、ユーロ、ポンドで6週ぶり安値まで急落しました。

本日これからのFX市場: 米小売売上高、鉱工業生産、ミシガン大消費者物価指数発表;貿易問題注視

 

米中通商協議再開の報道が、市場のリスク選好の流れを強めました。しかしながら、両国の溝は簡単には埋まらないようです。昨日、トランプ大統領はツイッター上で中国との合意には急いでいないと発言し、米株価を下落させました。

GMT1230には、米8月小売売上高が発表され、前月結果の前月比0.5%増から前月比0.4%増への鈍化が予想されています。GDPの個人消費に密接に関係する自動車を除いたコアの小売売上高も、前月結果の前月比0.6%増から前月比0.5%増に鈍化する模様です。

今週前半の生産者物価指数、及び消費者物価指数の脆弱な結果に続き、今回の結果も低調な結果となった場合、米ドルは一段安となるでしょう。先週上昇した米ドルは、今週は下落して終える模様です。同時刻には、米8月輸入物価指数、及び米8月輸出物価指数も発表されます。

GMT1115には、米8月鉱工業生産が発表され、前月結果の前月比0.1%増から前月比0.3%増に上昇する模様です。同時刻には、米8月製造業生産も発表されます。トランプ政権の貿易政策、及びこの政策によるサプライチェーンへの影響が製造業にも波及しているかが注目されるでしょう。

GMT1400には、米9月ミシガン大消費者信頼感指数が発表され、前月結果からの若干の回復が見込まれています。

エネルギー市場に関しては、GMT1700に米ベーカーヒューズ社のリグ稼働数が発表されます。更に、大型ハリケーン接近による米東海岸への影響も注視されるでしょう。

XMテクニカル分析: USDJPYは1か月半ぶり高値、上昇勢い失速の兆し

 

本日前半のUSDJPY は、1か月半ぶり高値112.07円まで急騰後、若干下落しました。転換線と基準線は共に上昇し、強気相場の兆しを見せています。しかしながら、基準線が平坦化しつつあることから、上昇勢い鈍化の可能性もあります。

本日の米経済指標において、特に小売売上高が強い結果となった場合、USDJPY は上昇するでしょう。この場合、本日前半の高値112.07円がレジスタンスとして機能するでしょう。112.07円を上抜けた場合、113円が視野に入るでしょう。

反対に米経済指標が脆弱な結果となった場合、転換線、基準線、50日平均線、及び100日平均線付近の111.61円から111.24円付近がサポートゾーンになるでしょう。現在の所、前回の高値111.82円、及び111.75円付近がサポートゾーンになるでしょう。

貿易問題の進展もUSDJPYの値動きに影響するでしょう。

 

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