XM-米雇用統計発表を控え、米中貿易摩擦緩和への期待でリスクオフが若干後退

XM-米雇用統計発表を控え、米中貿易摩擦緩和への期待でリスクオフが若干後退

  • 年始最初の日株式市場の終値は、世界経済減速への懸念で下落
  • 米非農業部門雇用者数、及びパウエルFRB議長の発言待ち
  • ユーロとポンドは慎重に回復
  • カナダドルは2か月ぶり高値

年始の日株式市場は株安、貿易問題のニュースで円安

本日よりスタートした日本の株式市場では、世界経済成長減速への懸念の継続により、株安となりました。アップルによる業績予想の下方修正、及び経済指標の脆弱な結果でより鮮明となった世界経済失速の兆し等により、日経平均株価は2.0%以上下落しました。

更に、企業収益の減少も予想されることから、トピックスも下落しました。

昨日の円は、安全資産への需要増加により、対米ドルで9か月ぶり高値まで上昇しました。しかしながら、本日前半の円は、経済指標の脆弱な結果を受けて、経済への一段の悪影響を回避する為に、米中が貿易問題解決により積極的に取り組むことが期待され、若干下落しました。

本日、中国商務省は1月7日から8日にかけて、米中通商協議を次官級で実施することを公表しました。これにより、翌週の米中通商協議への期待が高まりました。

中国株式市場は上昇し、昨日の大幅に下落して引けてS&P500種やダウ工業株30種の先物指数は、本日には若干上昇してのオープンを示しています。

米ドルは米雇用統計とパウエルFRB議長の発言待ち

年始の米国市場は、低調なスタートとなりました。アップルの業績予想の下方修正、及び米ISM製造業PMIの予想外に低調な結果により、FRBが2019年に利上げを実施しない予想が浮上しただけでなく、経済指標の低調な結果が継続する場合には、2020年の緩和策実施への可能性も浮上しました。

米2年債利回りが2.4%まで下落し、2008年ぶりにFF金利に達したことを受けて、市場の懸念は一段と強まりました。FRBはFF金利の目標レンジを2.25%から2.5%に設定しています。

本日、米中貿易問題に関するニュースにより、市場のリスクオフの流れが若干後退し、米ドルは若干回復したものの、全体的には依然として弱気相場となっています。

GMT1330には、米12月非農業部門雇用者数発表を控え、米ドルが回復を維持できるかが注目されるでしょう。更に、パウエルFRB議長を含むFOMCメンバーの発言も、ハト派的見解が含まれていないかが注視されるでしょう。

ユーロ圏消費者物価指数、及び英サービス業PMIに注目

本日のユーロ/ドルは、1.14ドル越えまで回復しました。しかしながら、昨日の急落幅の全回復にはまだ至っておらず、全回復が可能になるかは、ユーロ圏12月消費者物価指数の結果次第となるでしょう。

緩和政策実施にも関わらず、ECBは2018年のコアのインフレ目標2.0%を実現できなかった為、利上げ実施は2019年夏以降となる模様です。コアの消費者物価指数が市場予想を上回った場合、インフレ目標達成への期待が高まり、ユーロ高の要因となるでしょう。反対に、予想を下回った場合には、インフレ目標達成への期待が後退し、ユーロ安の要因となるでしょう。

本日のポンド/ドルも、EU離脱交渉の先行き不透明感上昇により、緩やかに下落しました。

特に、1月14日に予定されたメイ首相の協定案に関する英議会採決への懸念が高まっています。離脱条件が依然として不透明であり、2019年の英利上げ観測が低い中、ポンド買いの要因はあまり見当たりません。本日に発表される英12月マークイットサービス業PMIは、ポンド相場を動かす可能性があります。

雇用統計、及び原油価格がカナダドル高の要因

本日、最も堅調推移している通貨はカナダドルで、2か月ぶりに上昇して週を終える模様です。本日後半に発表されるカナダ12月雇用統計が好調な結果となった場合、カナダドル高の追い風となり、2週間ぶり高値を超える可能性があります。

現在、1.70%上昇している原油相場も、カナダドル高の要因となっています。原油相場の今後の動きは、米エネルギー省の米原油在庫、及びベーカーヒューズ社のリグ稼働数に影響されるでしょう。

 

 

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