ECB理事会FX相場は完全不発・NYダウはやっと調整か

26日期待された「ECB理事会」は結局慎重な緩和縮小方針が打ち出されたことから、
ユーロが売られる展開となり、
事前の市場の思惑通りユーロが買い上げられるような相場にはまったくならないまま終了することとなってしまいました。
注目された資産購入については各月600億ユーロで年内維持する方針を示し、
来年以降は、現行の半分、月300億ユーロに減らし、来年1月から9月まで延長するとしています。
しかし金利は「QE」終了後もかなりの期間現水準にとどまるとしたほか、
必要とあれば「QE」の規模の拡大や期間延長する選択肢を維持するとした但し書きをつけたことからユーロは期待剥落で下落する展開となり、
ユーロ円も同時に下落する動きになってしまいました。
下落は「ECB理事会」後も止まらず、結局1.17すら割り込む勢いで市場期待は完全に裏切られる形になってしまったわけです。
しかし、テーパリングという形で一応は出口に向かう戦略をはじめているわけですし、
これで米欧の主力「中央銀行」が挙って金融引き締めに動くことになるのですから期待との乖離から相場が大きく剥落するという動きは本来おかしなものになるといえ、FX相場はかなり身勝手な動きをしていることが気になります。
これまでユーロの上昇を期待してかなりのボリュームのユーロドルロングを積み上げてた
投機筋はそれなりの投げを行わざるをえない状況に追い込まれているようで、
少なくともユーロドルの世界では彼らが思い描いていた年末までの相場シナリオが完全に崩れたことになります。
こうなるとドル円が彼らのシナリオどおりに果たして動くことなるかがさらに気になりますが、底堅いドル円ももうひとつはっきりした動きにならず、ここからの動向がさらに注視される状況です。
いよいよNYダウはピークアウトか

ところで連日じり高史上最高値更新が続いた異常とも思えるNYダウは、
今週に入ってからやっとピークアウトが見えてきており、まだ一気に調整するような状況ではありますが、
横ばいから上下してやがてどこかで下落相場に移行する可能性がでてきています。
あまりにも強い相場を目の当たりにすると、多くの市場参加者が最後には妙な強気に転じて全員がブルに転向することになりますが、
その時点が事実上の最後ということなりかねず、ここから大きな暴落に繋がるのかどうかはまだわかりませんが、
多少の下落が到来しそうな雰囲気になってきています。
NYダウに調整が出始めた場合、日経平均が同様の動きに転換することになるかどうかも依然不明ですが、
まったく無視して独自の相場を歩むほど国内の状況が大きく変化しているとも思えず、
外国人投資家の行きすぎた投資行動だけで示現しているマーケットは収束するのも結構早くなる可能性は否定できません。
本来10月は米国では相場調整がおきやすい月ですが、遅まきの調子が来週以降ではじめると市場の雰囲気にも一時的に変化がでるリスクが高まりそうです。
この秋口の相場は市場関係者が事前に期待していた方向と実際の相場が必ずしも思惑通りに動いておらず、
まさかの逆走という事態も想定しておく必要がではじめているようです。
すでに足もとの段階では米国の異常ともいえる株式市場の暴落を示す兆候はすでに両手の指だけでは足りないほど出始めています。
バフェット指数が157%と日本のバブル崩壊前を越えている話から始まって、
ロバートシラーが考え出したシラー係数も30倍と2000年のITバブル時や1929年の大恐慌が起きる前と同じ水準を超えている点でもあきらかに異常なバブル状態ですが、相場はいいところどりでお構いなしに上へと進もうとしています。
今回登場しそうな調整局面が本格的な暴落に繋がるのかどうかは誰にも断定できませんが、
もういつ起きてもおかしくないところにさしかかっていることだけはしっかりと認識しておくべきでしょう。
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