FX【超基本】用語を完全解説!

xm-kouza

FX【超基本】通貨ペア選びに関する記号や用語を完全解説!

「USD/JPY」「EUR/AUD」「GBP/JPY」…

FXを始めたばかりの方にとっては、まずこのような取引する通貨を表す英字や通貨ペアを表す記号の見方に戸惑うことでしょう。
また「クロス円」や「ドルストレート」などといった通貨に関するFX用語にも戸惑うかもしれません。
これらは毎日目にすることになるので必ず理解できる必要があります。
なので今回はこれらの英字や記号、FX用語が何を表しているのか、徹底解説していきます。

USDなど英字3文字の通貨コードの見方
FXの取引画面には当然のようにUSDやAUDなどの通貨を示す英字3文字の通貨コードがずらりと並んでいます。
最初はどのコードがどの通貨を示しているのかわからないと思いますが、これは少しずつ慣れて覚えていくしかないです。
メジャー8通貨の通貨コード一覧
以下でまずは主要8通貨の通貨コードを表にしてまとめました。
FXの取引の大部分がこの8通貨の組み合わせで行われているため、この8つさえ覚えておけばほとんど困ることはありません。
どの業者で口座開設しても必ずこれらは取引可能ですので、まずは以下の8つのメジャー通貨だけはわかるようにしましょう。
通貨コード
通貨名
国名
USD
米ドル(United States Dollar)
アメリカ
EUR
ユーロ(Euro)
ユーロ
JPY
円(Japanese Yen)
日本
GBP
ポンド(Great Britain Pound)
イギリス
AUD
オーストラリアドル(Australian Dollar)
オーストラリア
NZD
ニュージーランドドル(New Zealand Dollar)
ニュージーランド
CAD
カナダドル(Canadian Dollar)
カナダ
CHF
スイスフラン(Confederatio Helvetica Franc)
スイス
※スイスの正式名称はConfederatio Helveticaであるため、それとフランの頭文字をとってCHFと略すようになっています。
マイナー8通貨の通貨コード一覧
では次はマイナー通貨8つを紹介します。
正直無理して覚える必要はありませんが、多くのFX業者でFX取引が可能な通貨ではあります。
必要に応じて確認するようにしましょう。
通貨コード
通貨名
国名
ZAR
南アフリカランド(Zuid Afrikaansche Republiek)
南アフリカ
TRY
トルコリラ(Turkey Lira)
トルコ
CNY
人民元(Chinese Yuan)
中国
HND
香港ドル(Hong Kong Dollar)
香港
SGD
シンガポールドル(Singapore Dollar)
シンガポール
MXN
メキシコペソ(Mexican Nuevo peso)
メキシコ
SEK
スウェーデンクローナ(Swedish Krona)
スウェーデン
NOK
ノルウェークローネ(Norwegian Krone)
ノルウェー
※南アフリカ共和国のオランダ表記がZuid Afrikaansche Republiekであるため、南アフリカランドはそこから頭文字をとってZARと呼ばれています。
なお、メジャー通貨とマイナー通貨のそれぞれの特徴は後ほど詳しく解説します。

「USD/JPY」など通貨ペアを表す記号の見方
通貨コードの見方がわかった後は、通貨ペアの見方を確認していきましょう。

通貨ペアは例えば「USD/JPY」のように2通貨のコードと真ん中の「/」で表示されます。
「/」を基準に左側の通貨を主軸通貨、右側の通貨を決済通貨と呼びます。
主軸通貨を売買する為に、決済通貨を用いるのです。

細かく説明するとややこしくなるので、
「通貨ペアを買う」=「左を買って右を売る」と覚えておけば大丈夫です。
ドル円で言うと、「ドル円を買う」とは「米ドルを買って円を売る」ことを、
反対に「ドル円を売る」とは「米ドルを売って円を買う」ことを指します。

要するに、左側の通貨を基準に考えればいいということになります。
通貨単体の強弱は通貨ペアの強弱にどう影響するか
通貨ペア表示を理解するために、通貨単体の強弱が通貨ペアの強弱にどう影響するかも理解しておく必要があります。

通貨単体の強弱から通貨ペアの値の強弱を考える場合、「○○/△△」という通貨ペア表示を分数と捉え、「/」は分数の真ん中の横線、「○○」は分数の分子、「△△」は分数の分母と捉えると理解しやすいです。

例えば「ドル/円」について考えてみましょう。
米国経済の好景気などでドルが強くなった場合、ドル円のFX相場はどうなるでしょうか?
ドルは先ほどの「○○/△△」の○○に当たるため、分数の分子だと考えます。

分子が増えれば分数の値も増えるため、ドルが強くなった場合はドル円のレートは上昇し、反対にドルが弱くなった場合はドル円のレートは下落します。
では円の場合はどうでしょうか。

円は先ほどの「○○/△△」の△△に当たるため、分数の分母だと考えます。
分母が増えれば分数の値は減るため、円が強くなった場合はドル円のレートは下落し、反対に円が弱くなった場合はドル円のレートは上昇します。

通貨ペア表示の右側の決済通貨の強弱は、通貨ペアの表示だと反対に現れるということに注意してください。

通貨ペアの左右の順序がこの順序で決まっている理由
補足的な内容となりますが、通貨ペアの左右の順番は固定されています。
つまりドル円が「JPY/USD」となったり、ユーロドルが「USD/EUR」となることはありません。

でもこの順序って一体何を基準に設定されているのでしょうか?
流通量で言えばユーロがドルの前に来たり円が豪ドルの後ろに来たりはしないはずです。
実はこの順序には世界史の流れが大きくかかわっていると言われています。
現在とは異なり昔はアメリカではなくヨーロッパ諸国が世界の中心にいて、日本などの東洋の国々は重要視されていなかった時代の名残があります。
そのためユーロやポンドがドルの前に来たり、昔イギリスの植民地だったオーストラリアやニュージーランドの通貨が円の前に来たりするのです。

 

ドルストレートとクロス円

FXにおいては「ドルストレート」や「クロス円」などといった単語が頻繁に出てきます。
これらはいわばFX専門用語で知っていないとわからない重要な概念ですので、ここでその意味を確認しておきましょう。
まずそもそもの話ですが、現在世界の通貨は米ドルを中心として回っています。
例えば円でユーロを買おうとしても直接買うことはできず、一旦円で米ドルを買ってからその米ドルでユーロを買うことで間接的に円でユーロを買うことができるのです。
この操作は米ドル以外の全ての通貨ペアで取引する際に当てはまり、このような特性から米ドルを基軸通貨なんて呼んだりします。
そのため直接他の通貨を買える米ドルが含まれている通貨ペア(「USD/JPY」「EUR/USD」など)をドルストレートと呼び、一度米ドルとクロス(交換)させないと他の通貨を買えない米ドル以外の通貨ペアをクロス○○と呼びます。
クロス円はクロス○○の一種であって、ユーロクロスやポンドクロスなども存在します。
クロス円の為替レート算出方法
ドルストレートの通貨ペアであれば、「1ドル100円」「1ユーロ1.5ドル」などそのまま直接の交換レートが表示されます。
では更に理解を深めるために、クロス通貨のペアの場合の交換レートはどうなるのかも考えてみましょう。
ドルを経由して間接的に買うため、交換レートは直接求めることはできません。
今度もまたドルストレートを用いて間接的に算出します。
今ドルストレートのペアのレートが
「1ユーロ1.5ドル」「1ドル100円」とします。
この時の「ユーロ(EUR)/円(JPY)」の交換レートを求めてみましょう。
「EUR/JPY」=「EUR/USD」×「USD/JPY」=1.5×100=150円
ドルストレートペア同士を掛け合わせると、「EUR/USD」の分母と「USD/JPY」の分子のドルが約分され、結果的に「EUR/JPY」を計算したことになっています。
これがドルストレートの直接的なレートを用いて間接的にクロス円の交換レートを求めるということです。
もちろん円以外のクロス○○も全て同様にこのようにドルストレートを用いて間接的に交換レートを求めています。
メジャー通貨とマイナー通貨の特徴
では先ほど通貨コードの項目でも少し触れましたが、ここではメジャー通貨とマイナー通貨についてさらに掘り下げて解説していきます。
改めてメジャー通貨とマイナー通貨の分類をまとめてみましょう。
メジャー通貨
マイナー通貨
・米ドル(USD)
・ユーロ(EUR)
・円(JPY)
・ポンド(GBP)
・オーストラリアドル(AUD)
・ニュージーランドドル(NZD)
・カナダドル(CAD)
・スイスフラン(CHF)
・南アフリカランド(ZAR)
・トルコリラ(TRY)
・人民元(CNH)
・香港ドル(HKD)
・シンガポールドル(SGD)
・メキシコペソ(MXN)
・スウェーデンクローナ(SEK)
・ノルウェークローネ(NOK)

メジャー通貨の何がメジャーで、マイナー通貨の何がマイナーなのかというと、単純にその通貨の取引量(流通量)です。
メジャー通貨の国の中には世界を牽引していく先進国が多いのはそのためです。
メジャー通貨とマイナー通貨の明確な線引きはありませんが、上図左側の8通貨をメジャー通貨と呼ぶことが多く、これらはメジャー8通貨などとも呼ばれます。
メジャー通貨以外の通貨はマイナー通貨に分類されます。
FX取引量が多いことを流動性が高い、
FX取引量が少ないことを流動性が低いなどとも言います。
流動性が異なるとその通貨の性質は大きく異なってきます。
そのためこのようにメジャー通貨とマイナー通貨といった分類が成されているのです。
ではメジャーとマイナーそれぞれの通貨の特徴を見てみましょう。

FXメジャー通貨の特徴
メジャー8通貨はマイナー通貨と比べてとにかく取引量が多いです。
FXの取引のほとんどがこの8通貨の組み合わせで行われています。
取引が盛んなメジャー通貨では、FX取引相手がいないせいで価格が大きく変動するといった状況が生じにくいため、比較的緩やかな値動きをする場合が多いのが特徴です。
値動きの幅を「ボラティリティ」とも呼びますが、ボラティリティが比較的低いメジャー通貨にはマイナー通貨と比較してどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

FXメジャー通貨のメリット
・値動きが比較的予測しやすく大きく損失しにくい
メジャー通貨は取引が非常に盛んなため、ノイズが少なく不測の事態でもマイナー通貨ほど大きく価格変動が起きません。
常に大量の取引が行われているため、突発的な大量売買も全体としては微々たるものとなっていまうからです。
ちなみにノイズというのは短期間における大量注文などが原因で起こる突発的で予測困難な価格変動のことを指します。
さらにそもそもボラティリティが低いのも相まって大きな損失が出にくいのが特徴です。
るのでしょうか?
流通量で言えばユーロがドルの前に来たり円が豪ドルの後ろに来たりはしないはずです。
実はこの順序には世界史の流れが大きくかかわっていると言われています。
現在とは異なり昔はアメリカではなくヨーロッパ諸国が世界の中心にいて、日本などの東洋の国々は重要視されていなかった時代の名残があります。
そのためユーロやポンドがドルの前に来たり、昔イギリスの植民地だったオーストラリアやニュージーランドの通貨が円の前に来たりするのです。

ドルストレートとクロス円
FXにおいては「ドルストレート」や「クロス円」などといった単語が頻繁に出てきます。
これらはいわばFX専門用語で知っていないとわからない重要な概念ですので、ここでその意味を確認しておきましょう。
まずそもそもの話ですが、現在世界の通貨は米ドルを中心として回っています。
例えば円でユーロを買おうとしても直接買うことはできず、一旦円で米ドルを買ってからその米ドルでユーロを買うことで間接的に円でユーロを買うことができるのです。
この操作は米ドル以外の全ての通貨ペアで取引する際に当てはまり、このような特性から米ドルを基軸通貨なんて呼んだりします。
そのため直接他の通貨を買える米ドルが含まれている通貨ペア(「USD/JPY」「EUR/USD」など)をドルストレートと呼び、一度米ドルとクロス(交換)させないと他の通貨を買えない米ドル以外の通貨ペアをクロス○○と呼びます。
クロス円はクロス○○の一種であって、ユーロクロスやポンドクロスなども存在します。
クロス円の為替レート算出方法
ドルストレートの通貨ペアであれば、「1ドル100円」「1ユーロ1.5ドル」などそのまま直接の交換レートが表示されます。
では更に理解を深めるために、クロス通貨のペアの場合の交換レートはどうなるのかも考えてみましょう。
ドルを経由して間接的に買うため、交換レートは直接求めることはできません。
今度もまたドルストレートを用いて間接的に算出します。
今ドルストレートのペアのレートが「1ユーロ1.5ドル」「1ドル100円」とします。
この時の「ユーロ(EUR)/円(JPY)」の交換レートを求めてみましょう。
「EUR/JPY」=「EUR/USD」×「USD/JPY」=1.5×100=150円
ドルストレートペア同士を掛け合わせると、「EUR/USD」の分母と「USD/JPY」の分子のドルが約分され、結果的に「EUR/JPY」を計算したことになっています。
これがドルストレートの直接的なレートを用いて間接的にクロス円の交換レートを求めるということです。
もちろん円以外のクロス○○も全て同様にこのようにドルストレートを用いて間接的に交換レートを求めています。

・スプレッドが狭い
…マイナー通貨と比べてメジャー通貨のスプレッドはかなり狭く設定されています。
このため短期売買は特にメジャー通貨で行うことが多くなるでしょう。
メジャー通貨のデメリット
・金利が比較的低い
…メジャー通貨にはマイナー通貨と比較して低金利通貨が多いです。
毎日スワップポイントを支払うことになるため長期保有には不向きです。

・ボラティリティが低いため一度に大金を稼ぎにくい
…ボラティリティが低いことによって大きく損失しにくいというメリットもあるため一概には言えませんが、一度に大金を稼ぎにくいという特徴はデメリットとも言えます。

メジャー通貨の中での分類

これまでメジャー通貨の特徴を述べてきましたが、これらはあくまでマイナー通貨と比較すると一般的にその傾向が強いというだけであって、メジャー通貨の中でも各通貨毎にそれぞれ特色が大きく異なります。
例えばメジャー通貨の中でも取引量が特に多く、三大メジャー通貨とも呼ばれる米ドル・ユーロ・円の3通貨は特に安定的な値動きをしやすく、金利が低い特徴があります。
逆に豪ドルやNZドルなどの新興国通貨は三大メジャー通貨と比べて値動きが荒く、金利も高い傾向があります。
またポンドは投機的な売買が多く、メジャー通貨の中では荒い値動きをします。

 

マイナー通貨の特徴

マイナー通貨は流通量が少ないため、突発的な大量売買などで容易に大きく相場が変動するなど、値動きが大きく荒いという特徴があります。
ではボラティリティが高いマイナー通貨でトレードする際にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
マイナー通貨のメリット
・一度に大金を稼げる場合もある
ボラティリティが高いということは、一気に大金を稼げる可能性もメジャー通貨と比べて高いということです。

・高金利通貨が多い
金利が高く設定されている通貨が多く、長期保有によるスワップポイントで稼げます。

マイナー通貨のデメリット
・突発的で予測困難な値動きが多く損失しやすい
…前述の通りマイナー通貨は取引量が少ないため、短期間の突発的な大量売買によって容易にレートが変動します。
ノイズが多い通貨は値動きの予測が困難であり、扱うこと自体が難しいのです。
・スプレッドが広い
…マイナー通貨は総じてスプレッドが広く設定されています。
取引回数が多い短期売買ではスプレッドの影響をもろに受けてしまうため、長期保有が主なFXトレードスタイルとなるでしょう。
長期保有であればマイナー通貨の高金利というメリットも生かすことができます。
・通貨に関する情報量が少ない
…メジャー通貨であればその通貨の国で起きた出来事は大方即座に確認できますが、マイナー通貨についてはその国に関する情報がそもそも出回りにくかったり、広まるのが遅く気付くのに遅れてしまう場合も多いです。
そうなると通貨の強弱を予測することや不測の事態に対応することが難しくなります。
どちらの通貨でFXトレードするのがおすすめ?
一般的にはメジャー通貨を用いるのがおすすめです。
特にFX初心者の場合、駆け出し段階からいきなり安易にマイナー通貨に手を出すのは非常に危険ですのでまったくお勧めできません。
FXプロの多くもほとんどがメジャー通貨でのFX取引によって利益を得ていますので、無理にマイナー通貨に手を出す必要はありません。
経済情勢や金融政策など明らかな通貨の強弱の方向性が出た場合など必要な場合に限り利用すれば十分と言えます。

 

関連記事:FXの仕組みと魅力は?

関連記事:XM(XMTrading)とは?

海外FX大手XM(XM.com)
成功への最短ルートXM口座開設3分⬇︎

 

XM(エックスエム)
XM公式サイトは、Mont Fleuri, Mahe, Seychelleにあるオフィスです。
Trading Point (Seychelles) Limitedにより管理、運営されています。
Trading Point (Seychelles) Limitedは、証券ディーラーのライセンス番号SD010の下、セーシェル金融庁により認可されています。
Trading Point of Financial Instruments Ltdはライセンス番号120/10の下、
キプロス証券取引委員会(CySEC)に認可されており、そしてFCA (FSA, 英国)に登録番号538324の下、
登録されています。Trading Point of Financial Instruments LtdはEU諸国の金融市場指令(MiFID)に従って運営されます。

尚、カード決済は、TPS Management Limited(住所:6 Ioanni Stylianou, 2nd floor, Office 202, 2003 Nicosia, Cyprus)により処理されます。
当サイトXMは日本国内居住者を対象とした内容ではありません。
リスク警告: FXおよびCFD商品の取引は、お客様の投資元金を失う非常に高いリスクを伴います。
海外FX業者の外国為替取引(FX)は、すべての投資家に適しているわけではない高水準のリスクを伴います。レバレッジは一層大きなリスクと損失の可能性を生み出します。海外FX業者の外国為替取引(FX)を決定する前に、投資目的、経験の程度およびリスクの許容範囲を慎重に考慮し、当初投資の一部、または元金を失うことがあります。したがって損失に耐えられない資金投資をしてはなりません。外国為替取引(FX)に関連する、レバレッジ等のリスクを検討しましょう。