
今晩のECB理事会、トルコ・リラの動向にも注目!
今晩のECB理事会では来年1月以降の量的緩和の縮小シナリオが示されることが予想されています。
一見、昨晩のトルコ・リラの下落とは関係がないように思われますが、ECBの緩和縮小が今後のトルコ経済に暗い影を落とすことになる可能性に注意が必要かもしれません。
今年4月、エルドアン大統領への権限集中を謳った憲法改正の是非を問う国民投票を優位に進めるために、
トルコ政府は公共工事を中心に政府支出を急激に増やしました。もともとトルコは、対GDP比で4%近い経常赤字を抱えており、資金不足を海外からの借入れに依存しているのが実状です。
9月11日に発表されたトルコの4-6月期GDPは前年比+5.1%、前期比+1.8%と市場予想を上回り、2四半期連続して5%成長(前年比)を受けて3.4リラを下回る水準まで対ドルでリラ高が進んで年初来高値を付けました。また、対円でも9月18日に32円38銭まで上昇して年初来高値を更新しました。
しかし、10月8日に米国が昨年トルコで起こったエルドアン政権に対するクーデター未遂事件に絡み、
イスタンブールの米領事館に勤務するトルコ人職員が逮捕されたことに抗議、
在トルコ米大使館がトルコでのビザ発給業務を停止しています。トルコ側も対抗措置として米国でのビザ発給を停止させたことからトルコの株式市場や債券市場が大幅に下落しました。そのためトルコ・リラが急落、対円で29円06銭まで下落しています。
さらに昨晩には、ドイツ政府との移民政策を巡る対立が関係したのか定かではありませんが、ドイツ系の金融機関がトルコ向けの融資を絞るとの報道を契機にトルコ・リラが急落しました。
こうした内容が公表されることを知っていたのか、先週からヘッジファンドや投機筋を中心にトルコ売りに動いていたと言われ、昨晩トルコは対円で一時29円87銭まで下落しています。
ECBの緩和縮小への道筋が具体的に示されることによってトルコ経済の海外借入に頼った脆弱性が強まる可能性も否定できないだけに、ECB理事会の結果を受けたトルコ・リラの値動きにも注意が必要かもしれません。
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