XMー他通貨の下落で米ドル上昇、英示唆的投票結果でポンド安
- 他国の中央銀行のハト派路線への移行で、米国債利回り低下にも関わらず、米ドル高継続
- 示唆的投票では、過半数を獲得した案もなく、メイ首相による離脱協定案可決の場合は辞任の意向にも関わらず、離脱協定案は否決され、ポンド下落
- NZドルと豪ドルは回復、ユーロは下げ幅拡大
他国の国債利回りの一段の低下の為、米国債利回り低下にも関わらず、米ドル上昇
本日の米ドルは2週ぶり高値まで上昇し、米ドルインデックスは97の水準に迫りつつあります。米国債利回りの低下にも関わらず、米ドルを継続しました。
米10年債利回りは15か月ぶりの低水準2.34%まで低下し、米3か月債利回りとの乖離が一段と拡大しました。
先週のイールドカーブ逆転は、米国、及び世界経済減速への懸念を引き起こし、複数の世界銀行はハト派路線に移行しました。
今週に政策会合を控えるニュージーランド準備銀行は、よりハト派的見解へシフトしました。ユーロ圏経済減速により、独国債利回りはマイナス水準まで低下しました。
米経済成長の最近の鈍化にも関わらず、米国債利回りは、他の主要国の国債利回りよりも依然として魅力的と見なされている為、当面の間、米ドルが急落する可能性は低いでしょう。
しかしながら、対円での米ドル高は進まず、ドル/円は先週に記録した6週ぶり安値に向けて下落し、再度110円付近を推移しています。
豪ドルとNZドル回復
豪ドルとNZドルは昨日の急落から回復しました。
特にNZドルは1.6%値下がりしていました。NZドル急落の要因は、ニュージーランド準備銀行が次の動きは利下げの可能性が高く、予想外にハト派的見解を見せたことでした。
翌週に控えるオーストラリア準備銀行の政策会合でも、同様にハト派路線への移行が懸念されています。昨日に0.71ドル台を割り込んだ豪ドル/ドルは、本日には0.7085ドルで推移していました。
ユーロ圏経済への根強い懸念により、ユーロも下落基調となっています。昨日、ドラギECB総裁がユーロ圏経済の底堅さに自信を見せた後、ユーロは若干上昇しました。
しかしながら、ドラギ総裁が利上げ時期延期の可能性を示唆したことにより、ユーロは対米ドルで2週ぶり安値1.1231ドルまで下落しました。
GMT1000に発表されるユーロ圏3月消費者信頼感指数は、経済見通しを見極める為に市場が注視するでしょう。
離脱問題の膠着状態継続で、ポンドはレンジ幅を下抜け、下落
昨日に英議会で実施された示唆的投票では、明確な結果が明らかにならず、離脱問題の膠着状態解消には繋がりませんでした。8つの案への投票が実施されましたが、過半数の支持を集めた案はありませんでした。
8つ案で支持を集めたのは、EU関税同盟への残留と二回目の国民投票でした。二回目の示唆的投票は、翌週月曜日に実施される予定で、支持が集まらない案が排除された為、過半数の支持を集める案が出る可能性もあります。
先行き不透明感の継続により、ポンド/ドルは1.3155ドルのレンジ幅を下抜け、1.3123ドルまで値を下げました。
北アイルランドの民主統一党がメイ首相の離脱協定案を支持していないことも、ポンド安の要因となったようです。
米中通商協議再開
北京での米中通商協議再開により、米中貿易問題にも市場の関心が再度集まりました。米国側が通商協議進展を明らかにしたため、市場のリスクオフの流れが緩和されました。
しかしながら、重要課題での双方の隔たりにより、市場は依然として慎重姿勢を維持しています。
本日には、米第4四半期GDP・改定値が発表され、市場の注目を集めるでしょう。
FOMCメンバーの発言では、GMT1330のクラリダFRB副議長の発言、及びGMT1400のボーマンFRB理事の発言が予定されています。
GMT2000に予定されているニュージーランド準備銀行のオア総裁の発言も注目されるでしょう。
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