XMー合意なき離脱の回避案可決でポンド急騰

- 英議会での紆余曲折でポンドは荒い値動きを継続;EU離脱時期延長は可決の見通し
- 中国鉱工業生産が17年ぶり低水準となり、リスクオン後退
- トランプ大統領が中国との合意に「急いでいない」と発言し、3月合意の可能性後退
合意なき離脱の回避案可決で、ポンドは9か月ぶり高値まで急騰
昨日、英議会が合意なき離脱を回避する案を可決した後、ポンドは対米ドルで9か月ぶり高値1.3383ドルまで急騰しました。
しかしながら、本日には、利益確定売りの動き、及び採決結果が合意なき離脱を実際に回避できるかへの懸念により、ポンド/ドルは1.33ドル付近まで押し戻されました。
本日も引き続き、メイ首相にとって困難な一日となるでしょう。英議会は、3月29日での合意なき離脱を回避しようとするメイ首相の努力を拒否し、合意なき離脱の回避は3月29日の期限まででなく、どのような状況にも適用される修正案を出しました。
更に、メイ政権の複数のメンバーも議会の修正案を支持する姿勢を見せた為、メイ首相の求心力を低下させることになりました。
議会側の合意なき離脱への強い反対にも関わらず、採決結果には法的拘束力はありません。したがって、合意に至らないまま英国がEUを離脱することは依然として可能です。
本日に英議会でEU離脱時期の延長が可決されたとしても、合意なき離脱の回避は、50条の延期がEU側に承認されるか次第となります。
EU離脱時期延期の採決は、GMT1900頃に予定されています。3月20日までにメイ首相の協定案が承認されれば、3か月の延期となる可能性が高いでしょう。
しかしながら、3月20日までに英議会で合意に達しなかった場合、延期時期はEU側が設定することになり、大幅な延期となる可能性があります。
離脱時期の大幅な延期、及びソフトブレクジットが危惧された場合、三回目の議会採決で、保守党内の離脱推進派と北アイルランドの民主統一党(DUP)が、協定案の支持に回ることをメイ首相は期待しています。
中国鉱工業生産が17年ぶり低水準
本日発表された中国の1月から2月の鉱工業生産は、17年ぶり低水準となりました。本指標結果は、中国経済の減速を浮き彫りにし、世界経済見通し悪化への懸念を強めました。
しかしながら、その他の指標結果には、安定の兆しが見られました。中国2月小売売上高は、市場予想を上回る前年比8.2%増となり、中国2月固定資産投資は前年比6.1%増の結果でした。
アジア株式市場の反応は限定的でした。
中国政府が最近公表した緩和政策への期待で、アジア株式市場は、強弱混合の動きのまま引けました。欧州株式市場は、英議会採決結果によるリスクオンムードとなり、中国経済指標には殆ど反応を見せませんでした。
しかしながら、外国為替市場には動きがあり、国債利回り低下の影響を受けて、豪ドルとNZドルが下落しました。
豪ドル/ドルは0.4%下落した0.7066ドルまで、NZドル/ドルは0.3%下落した0.6834ドルまで値下がりしました。
中国経済減速がオーストラリアとニュージーランドの利下げ観測を上昇させているだけでなく、本日の指標結果が利下げの可能性を一段と強めました。
トランプ大統領の発言で米中貿易問題の早期合意の可能性後退
本日の若干のリスクオフムードの要因には、昨日のトランプ大統領の発言の影響もあります。トランプ大統領は「協議は非常に順調に進んでいる」との認識を見せた一方で、「適切な合意を望んでいる為、急いでない」と発言しました。
これにより、3月合意の可能性が後退しました。
米ドルは、米1月耐久財受注の強い結果に下支えされ、トランプ大統領の発言には殆ど反応しませんでした。本日前半のドル/円は、円全面安の流れもあり、1週間ぶり高値111.70円まで上昇しました。
ユーロ/ドルは昨日の高値を維持し、1.1323ドルで底堅く推移しました。
コモディティ価格に関しては、供給低下により、原油価格が今年最高値を更新しました。WTI原油先物は4か月ぶり高値58.67ドルまで値を切り上げました。カナダドルも対米ドルで10日ぶり高値1.3283カナダドルまで上昇しました。
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