XM-イタリア予算案のニュースでユーロ回復、メイ英首相の演説注目

XM-イタリア予算案のニュースでユーロ回復、メイ英首相の演説注目

外国為替市場:ユーロの回復を受けて、本日の米ドルインデックスは0.20%低下しました。英国で保守党大会が開催される中、ポンドは下落しました。

本日には、メイ英首相の演説が注目されます。

株式市場: 昨日の米株式市場では、インテル株価が3.55%も上昇しました。これにより、ダウ工業株30種は0.46%上昇し、最高値を更新しました。一方、S&P総合500種は0.04%、ナスダック指数は0.47%低下しました。

特にフェイスブック株価とアマゾン株価の下落が影響した模様です。しかしながら、本日の米主要株価先物指数は上昇してのオープンを示しています。

アジア株式市場は、ほぼ全面安となりました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.66%と1.17%下落しました。香港株式市場は0.22%下落しました。

欧州株式市場は、イタリア政府が2020年度と2021年度予算での財政赤字に譲歩する姿勢を見せたことにより、主要株価先物指数が上昇してのオープンを示しています。

コモディティ: 原油価格には特筆する動きはありませんでした。WTI原油先物は75.38ドルで推移し、ブレント原油先物は84.97ドルで推移し、共に4年ぶり高値を若干下回る水準を維持しました。

米ドル高にも関わらず、イタリア予算案への懸念が緩和されたことにより、ゴールドが上昇し、1204ドル付近まで値を切り上げました。

FX主要な動き: イタリア政府の予算案への譲歩姿勢でユーロ回復

 昨日の欧州セッションでは、イタリア予算委員長が、イタリアは独自通貨を使用すれば債務問題を解決できるだろうと発言した為、ユーロが再度下落しました。しかしながら、イタリア予算委員長は、イタリアのユーロ離脱は問題外であると数回に渡って説明しました。ユーロ/ドルは一時サポートゾーンの1.1500ドルまで値を切り下げました。

イタリア政府が2020年度と2021年度予算案での財政赤字を削減することが報じられ、本日のアジアセッションでは、ユーロ/ドルは1.1580ドル付近まで回復しました。

テクニカル分析の観点から、1.1500ドルがサポートゾーンとして機能していることは、ユーロ買いトレーダーにとって良い材料となります。今後暫くの間、ユーロの上値が重くなり、上昇することはないものの、1.1500ドルがサポートゾーンとして機能する限り、再度1.1300ドル付近まで下落しないとの楽観的な期待が見られます。したがって、イタリア予算案が解決するまで、ユーロは現在の水準で推移する可能性があります。ユーロに関する本当の疑問は、これまでにどれくらいの悪いニュースが織り込み済みとなっているのか、そして10月15日までに予算案を評価する欧州委員会が、イタリアとの対立をどの程度求めているのかになるでしょう。

昨日は、ユーロ安の流れにより、米ドルの終値は上昇しました。しかしながら、本日の米ドルは昨日の上昇幅を全て解消しただけでなく、下落して取引されています。昨日の米ドルは、パウエルFRB議長の発言に殆ど反応しませんでした。市場の関心は、金曜日に発表される米非農業部門雇用者数に向けられるでしょう。

英保守党大会は、EU離脱交渉前進への期待に繋がらず、ポンドは下落しました。昨日、ジョンソン前英外相が、メイ英首相のチェッカーズプランを批判しました。本日のメイ英首相の演説は、大きな注目を集めるでしょう。

本日これからのFX市場: 英サービス業PMI、ユーロ圏小売売上高、米ADP雇用者数、米ISM非製造業PMI発表;メイ英首相の演説とイタリア予算案の進展注視

GMT0800には、ユーロ圏9月サービス業PMI・改定値、及びユーロ圏9月マーケット総合PMI・改定値も発表されます。通常、市場は改定値よりも速報値に反応する為、今回の指標による市場の反応は限定的となる模様です。GMT0755とGMT0750には、ドイツとフランスからそれぞれサービス業PMIが発表されます。

GMT0900には、ユーロ圏8月小売売上高が発表され、前月比0.2%増への改善が予想されています。前年比では、前月結果の1.1%増を上回る1.7%増が予想されています。

しかしながら、ユーロ相場により影響する要因は、イタリア予算案とイタリア予算案によるEUとイタリアの衝突に関する進展になるでしょう。

GMT0830には、英9月サービス業PMIが発表され、前月結果の54.3を若干下回る54.0が予想されています。英国産業の80%をサービス業が占める為、本指標は非常に重要になります。

加えて、ユーロ圏PMIとは異なり、英PMIは速報値の発表がなく、本指標のみの発表になります。しかしながら、ポンド相場にとってより重要になるのは、英指標ではなく、GMT0900に控えた保守党大会でのメイ英首相の演説になるでしょう。

メイ英首相は英国のEU離脱交渉に関して、自身の党をまとめることができるのでしょうか?メイ英首相は、離脱交渉での前進が近いと判断しているのでしょうか?もしこの2つの疑問に対しての回答が「イエス」なら、ポンドは上昇するでしょう。

GMT1215には、米9月ADP雇用者数が発表され、前月結果の16.3万人から18.5万人への増加が予想されています。ADP雇用者数は非農業部門雇用者数の先行指標と見なされることがあります。しかしながら、最近では両指標には以前ほどの相関性が見られなくなっています。

GMT1400には、米9月ISM非製造業PMIが発表され、前月結果の58.5から58.0への鈍化が予想されています。しかしながら、拡張範囲の50を依然として上回っています。

GMT]1430には、米エネルギー省の原油在庫が発表されます。前回結果の約190万バレルの増加に対して、今回は約200万バレルの増加が予想されています。

XMテクニカル分析: EURUSDは弱気相場、ストキャスティックスでは超短期的強気相場

本日のEURUSDは、昨日の1か月半ぶりの安値1.1505ドルを約70ピップ上回って推移しています。転換線と基準線の低下が短期的弱気相場を示しています。

ストキャスティックスでは、%Kが%Dを上抜けて共に上昇していることから、超短期的強気相場のサインが出現しています。EURUSDの回復が継続した場合、短期的弱気相場の可能性が後退するでしょう。

イタリア予算案への懸念緩和は、EURUSDを上昇させるでしょう。この場合、基準線線上の1.1630ドル付近がレジスタンスゾーンになるでしょう。1.1630ドルを上抜けた場合、100日平均線上の1.1668ドルと50日平均線上の1.1677ドルが視野に入るでしょう。

反対に、イタリア予算案への懸念上昇は、EURUSDを低下させるでしょう。この場合、転換線上の1.1549ドル付近が直近のサポートゾーンになるでしょう。その下には、1.1505ドルが控えています。

一段と下落した場合、8月中旬の安値1.1300を試す展開になるでしょう。

ユーロ圏経済指標と米経済指標もEURUSDを動かす要因になるでしょう。

 

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