XM-イタリア予算案への懸念により、ユーロは一段安

XM-イタリア予算案への懸念により、ユーロは一段安

外国為替市場:本日の米ドルインデックスは0.23%上昇し、5セッション連続での上昇となる模様です。米国とカナダが新たなNAFTA合意に達したとのニュースにより、昨日のカナダドルは急騰しました。

ユーロは、イタリア予算案への懸念により、軟調推移が継続しました。

株式市場: NAFTA合意ニュースによるリスクオンの流れにより、昨日の米株式市場の終値は上昇しました。ダウ工業株30種は0.73%上昇し、S&P総合500種は0.36%上昇しました。

ナスダック指数は0.11%低下しました。

しかしながら、本日の米主要株価先物指数は下落してのオープンを示しています。

アジア株式市場は、強弱混合となりました。日経平均株価とトピックスは、それぞれ0.10%と0.33%上昇しました。一方、香港株式市場は2.48%低下しました。

欧州株式市場は、イタリア予算案、及びイタリアとEUとの衝突懸念により、全ての主要株価先物指数が下落してのオープンを示しています。

コモディティ: NAFTA 合意によるリスクオンの流れを受けて、昨日の原油価格は急騰しました。WTI原油先物は0.54%上昇した75.68ドルまで、ブレント原油先物は0.13%上昇した85.09ドルまで値上がり、共に2014年以来の最高値を更新しました。

本日のゴールドは、0.50%上昇した1193ドルまで値上がりしました。米ドル高にも関わらずゴールドが上昇した要因としては、イタリアへの懸念が考えられるでしょう。

FX主要な動き: NAFTA合意でカナダドル急騰;イタリア予算案への懸念でユーロは一段安

11時間にも及ぶ通商協議後、米国とカナダがNAFTA合意に達したニュースは、カナダドルを対米ドルで4か月ぶり高値まで押し上げました。新協定であるUSMCAは、NAFTAの三カ国協定の枠組みを維持し、カナダが維持を求めた19条の紛争解決制度も維持されます。

新協定はNAFTAの枠組みに若干の変更が加わったに過ぎなかったものの、カナダ経済の先行き不透明感解消し、カナダ利上げへの不安材料が一つ減少しました。10月24日の政策会合での利上げの可能性は、76%となっています。

EUがイタリアの予算案を拒否する可能性が報じられ、市場の関心はイタリア予算案の進展に向けられています。イタリア政府は翌年度の財政赤字を対GDP比で2.4%にする方針を維持する模様です。これにより、今後数週間内にEUと衝突する可能性が浮上しています。ユーロは軟調推移を継続し、イタリア国債市場から資金が流出しています。ユーロ/ドルは、1.1500ドルが重要なサポートゾーンになるでしょう。

英国では、EU離脱交渉前進の為に、メイ英首相に譲歩の用意あることが報じられ、ポンドが急騰しました。英国は英本土と北アイルランド国境間に新たな検査を設けることを認める模様です。その代わりに、北アイルランドを含む英国全体がEUの関税域内に残留することを求める模様です。

本日これからのFX市場: 英建設業PMI、ユーロ圏生産者物価指数、米自動車販売合計発表;イタリア予算案とEU離脱問題の進展に注視

GMT0830には、英9月建設業PMIが発表され、今年4月と5月以来の最低水準52.5への鈍化が予想されていますが、50の拡張範囲は上回る模様です。明日には、英9月サービス業PMIが発表されます。

しかしながら、ポンド相場にとってより重要なのは、EU離脱問題の進展になるでしょう。昨日、ブルームバーグ社が、EU離脱交渉前進の為に、メイ英首相に新たな提案を提出する予定があることを報じました。メイ英首相は、バーミンガムでの保守党大会で演説を行う予定です。

GMT0900には、ユーロ圏8月生産者物価指数が発表され、前月結果の前月比0.4%増から前月比0.2%増に鈍化する模様です。前年比も前月結果の4.0%増から3.9%増への低下が予想されています。

しかしながら、ユーロ相場により影響する要因は、イタリア予算案の進展になるでしょう。イタリアのディマイオ副首相は、EUによるイタリア予算案へのネガティブな発言が、金融市場を不安定にしているとしてEUを批判しました。イタリアとEUの衝突の可能性が高まるにつれ、ユーロの上値も重くなります。

GMT1900には、米9月自動車販売合計が発表され、今年最低水準となった前月結果から、若干改善する模様です。

本日には、NZ世界乳製品取引価格指数が発表され、NZドル相場を動かす要因になるでしょう。

XMテクニカル分析: GBPUSD3年ぶり安値で下落相場

本日前半のGBPUSDは3週ぶり安値1.2987ドルまで下落後、 現在もこの安値付近で推移しています。RSIは下落を継続し、短期的弱気相場を示しています。

EU離脱交渉前進の為のメイ英首相による提案は、GBPUSDを上昇させるでしょう。この場合、20日平均線上の1.3068ドルと100日MA上の1.3121ドル付近がレジスタンスゾーンになるでしょう。

一段と上昇した場合、ボリンジャーバンドの上部1.3248ドルと、9月下旬に記録した約3か月部高値1.3297ドルが視野に入るでしょう。

反対に、EU離脱交渉の合意に繋がらず、GBPUSDが下落した場合、50日MA上の1.2976ドル付近が直近のサポートゾーンになるでしょう。

一段と下落した場合、ボリンジャーバンド上の1.2888ドル付近を試す展開となるでしょう。1.2888ドルも下抜けた場合、前回の安値1.2784ドルが視野に入るでしょう。

 

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