XM-バルニエ主席交渉官の発言でポンド高、英雇用統計に注目

XM-バルニエ主席交渉官の発言でポンド高、英雇用統計に注目

外国為替市場: 本日の米ドルインデックスは、昨日の下げ幅を拡大させ、本日には0.12%低下しました。EUのバルニエ主席交渉官の発言が、再度ポンドを急騰させました。リスクオンの流れにより、円安となりました。

株式市場: 昨日の米株式市場は、ほぼ上昇して引けました。アップルの株価が1.34%値下がりしたにも関わらず、ナスダック指数は0.27%、S&P総合500種は0.19%上昇しました。

大型ハリケーン接近による保険会社の株価下落が影響し、ダウ工業株30種は0.23%下落しました。

しかしながら、本日もリスオンの流れが継続する模様で、米主要株価先物指数は若干上昇してのオープンを示しています。

アジア株式市場は、強弱混合となりました。円安が輸出企業の見通しを上昇させ、日経平均株価とトピックスはそれぞれ1.30%と0.67%上昇しました。一方、香港株式市場は、0.39%下落しました。

欧州株式市場は、主要株価先物指数が若干上昇してのオープンを示しています。

コモディティ: 本日の原油価格は若干上昇しました。WTI原油先物は0.10%上昇した67.72ドルまで、ブレント原油先物は0.34%上昇した77.81ドルまで値上がりしました。

ロシアのエネルギー相が、OPECと非加盟国が12月に新たな協調減産に合意する可能性を示唆したことが、原油価格を押し上げました。

本日のゴールドは0.06%上昇し、米ドル以外の動きには影響されず、引き続き狭いレンジ幅内でのお取引となっています。

FX主要な動き: バルニエ主席交渉官の発言でポンド急伸;円下落

 

昨日、EUのバルニエ主席交渉官が今後6から8週間以内での合意の可能性が現実的であると発言した為、ポンドが再び急騰しました。EU側と英国側が、10月か11月までの合意を目指しているとの発言内容自体は、目新しさはありませんでした。

しかしながら、バルニエ主席交渉官の和解的なトーンが、合意間近の観測を上昇させ、ポンド高が加速した模様です。合意には、未解決のアイルランド国境問題に関する新たな提案が必要になります。11月13日に予定されているEU離脱交渉のサミットまでの合意が期待されます。

バルニエ主席交渉官の発言を受けて、ユーロ/ドルが上昇しました。8月29日にバルニエ主席交渉官が、英国に特別な提案の用意があると発言した時も、ユーロ/ドルが上昇しました。

今後数週間のEU離脱問題のポジティブなニュースは、ポンドだけでなく、ユーロ/ドルも上昇させる可能性があります。

リスクオンの回復がリスク逃避先資産の需要を低下させ、昨日の円は下落し、本日も下落基調を継続しました。米中貿易摩擦の進展に市場が注目する中、円安への転換を判断するには時期尚早でしょう。

本日これからのFX市場: 英雇用統計;独ZEW景況感調査、米JOLTS求職発表;貿易問題に注目

 

GMT0830には、英7月雇用統計が発表されます。失業率は、引き続き数十年ぶり低水準4.0%が予想されています。平均時給は、前月結果と同様の前年比2.4%増が予想されています。

ボーナスを除いた平均所得は、前月結果の前年比2.7%増を上回る前年比2.8%増となる模様です。賃金上昇が物価上昇圧力を強め、経済も押し上げる為、重視されます。同時刻には、英8月失業保険申請件数も発表されます。

労働市場関連の経済指標は、ポンド相場の短期的見通しを示すでしょう。しかしながら、EU離脱交渉の進展が、引き続きポンドの主要なリスク要因になるでしょう。

GMT0900には、独9月ZEW景況感調査が発表され、前月結果からの若干の鈍化が予想されています。鈍化の背景には、トランプ政権による追加関税の可能性があります。

GMT1215には、カナダ8月住宅着工件数が発表されます。しかしながら、カナダドルの主要なリスク要因は、引き続きNAFTA交渉の進展になるでしょう。

GMT1400には、米7月JOLTS求職が発表されます。同時刻には、米7月卸売在庫も発表されます。

GMT2030には、米石油協会が発表する米原油在庫が注目されるでしょう。

XMテクニカル分析: EURGBPは短期的弱気相場の兆し;1か月ぶり安値更新

EURGBP は、8月後半に2017年9月以来の高値まで上昇後、約200ピップ低下しました。本日前半には、1か月ぶり安値0.8889ポンドまで値を切り下げました。

過去数日間のRSIは全体的に下落基調となっており、短期的弱気相場となっている模様です。しかしながら、上昇の試みも見られ、相場転換の初期兆候となる可能性があります。

英国用統計において、特に平均時給に強い結果が見られた場合、或いはEU離脱交渉にポジティブな展開が見られた場合には、EURGBPを一段と下落させるでしょう。

直近のサポートゾーンは、ボリンジャーバンドの下部0.8888ポンド付近になるでしょう。この付近には、本日記録した0.8889ポンドも含まれます。この下には、100日平均線の0.8853ポンドが控えています。一段と下落した場合、4月後半と6月後半に記録した0.88ポンド付近が視野に入るでしょう。

英経済指標の脆弱な結果、或いはEU離脱問題のネガティブな展開は、EURGBPを上昇させるでしょう。50日MA上の0.8928ドル付近が直近のレジスタンスゾーンになるでしょう。

その上には、20日平均線上の0.8981ポンドが控えており(0.90ポンドも付近も含まれます)、一段と上昇した場合には0.9073ポンドが視野に入るでしょう。

 

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