XM-パウエルFRB議長の発言で米ドル安、NAFTA交渉合意間近?

XM-パウエルFRB議長の発言で米ドル安、NAFTA交渉合意間近?

外国為替市場: 先週金曜日のパウエルFRB議長の比較的慎重な発言を受けて下落した米ドルインデックスは、本日には若干の回復を見せ、0.06%上昇しました。

米ドル安の流れを受けて、ユーロは回復し、全面高となりました。一方の円は、リスク選好の流れを受けて、下落しました。ポンドは、EU離脱交渉進展の兆しが見られない為、下落基調を継続しています。

株式市場: 先週金曜日の米株式市場は、FRBが積極的な利上げ方針を提示しなかった為、株価が上昇し、終値も上昇して引けました。S&P総合500種は0.62%上昇し、ナスダック指数は0.86%上昇し、共に最高値を更新しました。

ダウ工業株30種も0.52%上昇しましたが、最高値には届きませんでした。本日の米主要株価先物指数は、上昇してのオープンを示しています。

株高はアジア株式市場にも引き継がれました。日経平均株価とトピックスは、それぞれ0.88%と1.16%上昇しました。香港株式市場は2.17%上昇しました。

欧州株式市場でも、主要株価先物指数が大幅に上昇してのオープンを示しています。

コモディティ: 先週に上昇したWTI原油先物は、本日には0.2%下落し、68.58ドルで取引されていました。先週の原油価格上昇の要因は、米原油在庫の減少、北海油田のストライキ、及び間近に控えた米国によるイランへの制裁でした。

ブレント原油先物は0.1%下落した75.73ドルで取引されていました。

先週には米ドル安の流れにより上昇したゴールドは、本日には大きな動きは見られず、1205.50ドル付近で推移していました。

FX主要な動き: パウエルFRB議長の慎重な発言で米ドル下落;NAFTA交渉に再注目

先週金曜日には、FRBメンバー、及び特にパウエルFRB議長によるハト派寄りのコメントを受けて、米ドルは下落しました。ジャクソンホール会議において、パウエルFRB議長は、物価上昇率は目標の2%に近づいたものの、2%を超えて、経済が過熱する兆候は見られないと発言しました。

パウエルFRB議長によるインフレへの見解は、積極的な利上げ観測を後退させました。これにより、米ドルは下落し、市場のリスク選好の動きが強まりました。

ユーロ/ドルは1.1600ドルを超え、リスク資産への資金流入を受けて、S&P総合500種とナスダック指数は最高値を更新しました。

先週金曜日に米ドル安の恩恵を最も受けたユーロは、対主要通貨で上昇しました。特に顕著に動いた通貨ペアはユーロ/ポンドで、1年ぶり最高値0.9057ポンドまで値を切り上げ、その後若干下落しました。

イングランド銀行の慎重な利上げ方針、及びEU離脱交渉に進展が見られないことを考慮すると、ポンドの値動きは引き続きリスク要因の影響を受けやすい模様です。

最近のメディア報道によると、米国とメキシコがNAFTA交渉における二国間の合意間近となっており、カナダを加えた3か国協議再開も近づきつつあるようです。

先週土曜日、トランプ大統領は、「メキシコとの大きな貿易協定が合意間近」とツイッター上で発言しました。

11月の米中間選挙前にNAFTA交渉が合意に達することは、トランプ大統領にとっては重要なことです。トランプ政権の保護貿易政策を正当化する為に、トランプ政権の成果として有権者にアピールする可能性があります。

NAFTA交渉が合意に向けて前進すると、カナダ中央銀行による利上げ観測も上昇する為、カナダドル買い圧力が強まるでしょう。

先週金曜日の人民元は、対米ドルで1.3%上昇しました。本日の人民元は、中国人民銀行が相場を下支えする姿勢を示したことにより、大きな動きは見られませんでした。

本日これからのFX市場: 独IFO企業景況感指数発表;NAFTA交渉合意間近

本日には主要な経済指標発表は控えていませんが、独8月IFO企業景況感指数には注目が集まるでしょう。経済指標以外では、NAFTA交渉の進展が注視されるでしょう。

GMT0800に発表される独8月IFO企業景況感指数は、現況だけでなく、今後の見通しも前月結果からの若干の改善が予想されています。米国による自動車や自動車部品への関税を含む貿易リスクが、過去数カ月の景況感指数鈍化の要因となっていました。

NAFTA交渉での米国とメキシコの合意観測上昇により、本日のドル/メキシコペソは大きく下落してスタートしました。

NAFTA交渉の進展はカナダドルにも影響する為、注視されるでしょう。

英国のEU離脱問題、及び貿易問題は市場に影響する為、引き続き注目されるでしょう。

XMテクニカル分析: EURUSD3週半ぶり高値更新後若干下落;ストキャステックスで超短期的弱気相場の兆し

EURUSD は本日前半に3週半ぶり高値1.1653ドルまで上昇後、若干下落しました。転換線と基準線が共に上昇して強気相場を示しているものの、上昇勢いが鈍化しつつあります。加えて、ストキャステックスでは、%Kが%Dを下抜けていることから、超短期的弱気相場のシグナルが現れています。

独IFO企業景況感指数が好調な結果となった場合、EURUSD は上昇するでしょう。この場合、本日前半に記録した3週半ぶり高値1.1653ドル付近がレジスタンスゾーンとして機能するでしょう。

一段と上昇した場合、1.17ドルを試す展開となるでしょう。1.17ドルを超えた場合、最近に記録した高値を含む1.1750ドル付近が視野に入るでしょう。

独IFO企業景況感指数が低調な結果となった場合、転換線の1.1593ドルと基準線の1.1572ドル付近が直近のサポートゾーンになるでしょう。一段と下落した場合、100日平均線上の1.1500ドル付近が視野に入るでしょう。

 

 

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