XM-リスクオフで円高、米雇用統計発表に注目

XM-リスクオフで円高、米雇用統計発表に注目

外国為替市場: 本日には米雇用統計発表を控え、米ドルインデックスは0.08%下落しました。リスク逃避先通貨の円やスイスフランが上昇する一方で、リスク通貨の豪ドルが対米ドルで2016年前半以来の安値まで急落しました。

株式市場: 規制への懸念によるハイテク関連の株安、及び追加関税の可能性により、昨日の米株式市場の終値は下落しました。フェイスブック株価は2.78%、ツイッター株価は5.87%、アルファベット株価は1.26%の下落となり、ナスダック指数は0.91%値下がりました。

S&P総合500種も0.37%下落しました。一方、ダウ工業株30種は0.08%上昇しました。

アジア株式市場は、ほぼ全面安となりました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.80%と0.48%下落しました。香港株式市場は、0.10%下落しました。

欧州株式市場では、主要株価先物指数が若干上昇してのオープンを示しています。

コモディティ: 昨日に米エネルギー省が発表した米原油在庫で予想以上の減少が見られたにも関わらず、市場のリスクオフの流れにより、本日の原油価格は下落しました。

今後、米中貿易摩擦が悪化した場合、原油需要の低下も予想されるでしょう。

本日のゴールドは0.1%未満上昇し、1200ドル付近で推移しています。過去3週間のゴールドは、1182ドルから1214ドルまでの狭いレンジ幅内で取引されています。

 

FX主要な動き: リスク回避の動きで円高;カナダ中銀総裁の発言でカナダドル高

 

貿易摩擦への懸念により、本日の市場ではリスク回避の動きが強まり、円やスイスフラン等のリスク逃避先通貨が上昇しました。昨日、トランプ政権は、2000億ドル相当の中国からの輸入品への追加関税に向けた手続きを完了しました。まだ発動されていないものの、市場は発動に向けて慎重ムードとなりました。

米紙ウォールストリートジャーナルが、貿易を巡る戦いの次のターゲットは、日本になる可能性を報じました。これにより、貿易問題のリスク上昇が懸念され、米株価は下落し、ドル/円は111円を割り込みました。ドル/スイスフランは急落し、5か月ぶり安値まで値を切り下げました。

昨日は、貿易問題への懸念によるリスク回避の動きが米ドル買いに繋がらず、米ドルの終値は下落しました。米8月ADP雇用統計は市場予想を下回り、本日の米8月非農業部門雇用者数が低調な結果となる可能性を浮上させました。

一方で、米8月ISM非製造業景況指数は予想を上回る結果となりました。製造業景況指数も好調な結果だったことから、第3四半期GDPの上昇が期待されます。

リスク回避の動き、及び原油価格下落により、昨日のカナダドルは軟調推移となりました。しかしながら、カナダ中央銀行のウィルキンス副総裁の発言がカナダドルを回復させ、終値は上昇しました。

ウィルキンス副総裁は、直近の政策会合において、カナダ経済の回復を考慮し、緩やかな利上げ路線の変更が議論されたことを明らかにし、より速いペースでの利上げの可能性を示唆しました。

トランプ大統領がカナダのNAFTAへの参加期待を言及したことにより、カナダドル買いの圧力が再度強まりました。協議は本日も継続し、カナダドルは引き続きNAFTA交渉の進展に敏感に反応するでしょう。

本日これからのFX市場: 米雇用統計に注目;貿易問題の新たな展開の可能性?

GMT0730には、英8月ハリファックス住宅価格指数が発表されます。しかしながら、ポンド相場に影響する要因は、引き続きEU離脱問題の進展になるでしょう。

GMT0900には、ユーロ圏第2四半期GDP・確定値が発表され、速報値と同様の前期比0.4%増と前年比2.2%増になる模様です。

市場の最大の関心を集める米雇用統計は、GMT1230に発表されます。米8月非農業部門雇用者数は、前月結果の15.7万人増を上回る19.1万人増が予想されています。

失業率は前月結果の3.9%から3.8%に改善する模様です。インフレに影響する賃金上昇は、引き続き注視されるでしょう。平均時給は、前月結果の前月比0.3%増を下回る前月比0.2%増になる模様です。前年比は2.7%増が予想されています。

FF金利先物市場では、9月利上げの可能性が63%になっています。本日の雇用統計が強い結果となった場合、利上げ観測が上昇し、米ドルも上昇するでしょう。

GMT1230には、カナダ8月雇用統計が発表されます。カナダ8月新規雇用者数は、前月結果の5.41万人から0.50万人への大幅な低下が予想されています。失業率も5.8%から5.9%に悪化する模様です。

しかしながら、失業率は数十年ぶり低水準を維持し、労働市場が比較的堅調なことを示しています。米市場と同様に、雇用統計の結果が今後のカナダの利上げ見通しに影響するでしょう。カナダオーバーナイトインデックススワップによると、10月利上げの可能性は約58%となっています。

GMT1700には、ベーカーヒューズ社のリグ稼働数が発表されます。

XMテクニカル分析: EURUSD50MA越えを試み;ストキャスティックス上で超短期的上昇相場のサイン

 

EURUSDは現在の所、50日平均線を若干上回って推移しています。RSIには上昇の兆しが見られ、上昇相場への転換の初期兆候の可能性があります。ストキャスティックスでは、%Kが%Dを上抜けており、超短期的上昇相場のサインが現れています。

米雇用統計が強い結果となった場合、EURUSDは下落するでしょう。直近のサポートゾーンは、100日MA上の1.1577ドル付近になるでしょう。この付近には1.16ドルも含まれます。一段と下落した場合、今週前半に記録した2週ぶり安値1.1530ドルが視野に入るでしょう。

反対に、米雇用統計が脆弱な結果となった場合、直近のレジスタンスゾーンは昨日に記録した1週間ぶり高値1.1658ドル付近になるでしょう。一段と上昇して1.17ドルを上抜けた場合、8月下旬に記録した1か月ぶり高値1.1733ドルが視野に入るでしょう。

 

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