XM-リスクオフで円高と株安、米雇用統計発表に注目

XM-リスクオフで円高と株安、米雇用統計発表に注目

外国為替市場: 米ドルは下落し、前セッションでの上昇幅の一部を失ったものの、依然として高値を維持しています。米国債利回りが上昇する中、米中「冷戦」の新たな段階への突入の兆しにより、リスクオンの流れが後退し、ドル/円は114円を割り込みました。

豪ドルとNZドルも下落し、本日前半には対米ドルで2年半ぶり安値を記録しました。

株式市場: 米国債利回り上昇と、米中関係緊迫化の可能性により、米株式市場は下落しました。米副大統領が、中国による産業スパイ行為を示唆したことにより、ナスダック指数は1.81%下落しました。

S&P総合500種は0.82%、ダウ工業株30種は0.75%下落しました。

アジア株式市場も全面安となりました。円高の流れを受けて、日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.80%と0.47%下落しました。香港市場は、0.14%下落しました。

欧州市場では、主要株価先物指数が下落してのオープンを示しています。

コモディティ: 市場がリスクオフに振れた為、原油価格が下落に転じました。

しかしながら、その後、下落幅の一部を回復しました。原油供給に関する主要なニュースがない中、WTI原油先物は74.83ドルまで、ブレント原油先物は85.02ドルまで値下がりしました。

ゴールドは、引き続き1180ドルから1213ドルまでの狭いレンジ幅内で推移しています。

 

FX主要な動き: 米中関係緊迫化が貿易問題以外にも波及しリスクオフ;米ドル下落

昨日の米ドルは、最近の上昇幅の一部を失い、対主要通貨で下落しました。昨日の市場では、米ドル下落の明確な要因は見当たりませんでした。しかしながら、6セッション連続での上昇後、本日には非農業部門雇用者数発表を控え、市場は利益確定売りに動いた可能性があります。

最近の米国債利回り上昇が株安に繋がり、外国為替市場はリスクオフムードとなりました。これにより、円が上昇しました。米国債利回り上昇は2つの理由から、株価にとってネガティブな要因になります。

一つ目の理由は、株式よりも安全と見なされる国債が高い利回りを提供すると、株式よりも国債が投資家にとって魅力的になります。2つ目の理由は、国債利回りが上昇すると、企業の借入コストが上昇し、収益低下に繋がります。

市場のリスクオフに繋がった米中関係悪化は、貿易問題だけではありませんでした。今週前半、南シナ海で、米ミサイル駆逐艦に中国駆逐艦が急接近しました。

更に昨日には、米ペンス副大統領は、中国が米世論を操作して、中間選挙でトランプ大統領を不利にさせようとしていると述べました。米副大統領は、中国の情報捜査局を米国の重要な技術を盗んでいることを非難し、中国政府が米国の著作権を取得する為に様々な方法を取っていることも警告しました。

リスクオフの流れにより、カナダドル、豪ドル、NZドル等のリスク通貨は、米ドル安の流れにも関わらず、対米ドルで下落しました。本日の豪ドルとNZドルは、対米ドルで2年半ぶり安値を更新しました。

英保守党大会が終了し、メイ英首相が党内反対派を抑えることができた為、ポンド買いの圧力が再び強まり、ポンドは最も堅調推移した通貨となりました。本日、EU側のバルニエ主席交渉官と、北アイルランドの政策担当者による協議が予定されています。

本日これからのFX市場: 米雇用統計発表に最注目;カナダ雇用統計にも注目

GMT1230には、米9月非農業部門雇用者数が発表されます。前月結果の20.1万人増に対して、18.5万人増への減少が予想されているものの、依然として堅調な水準となっています。

米9月失業率は3.8%へ改善する模様です。インフレ見通し材料として注目される平均時給は、前月結果の前月比0.4%増から前月比0.3%増への鈍化が予想されています。これにより、前年比では、9年以上ぶりの大幅な上昇となった2.9%増から、2.8%増になる模様です。

米雇用統計において、特に賃金における強い結果は、米ドルを上昇させ、年内4回目の利上げ観測も上昇させるでしょう。

GMT1230には、米8月貿易収支が発表されます。貿易赤字は、2月以来最大となった7月の501億ドルから535億ドルへの増加が予想されています。

GMT1900には、米8月消費者信用残高が発表されます。

カナダからは、GMT1230にカナダ9月雇用統計が発表され、大幅な改善が予想されています。カナダ9月新規雇用者数は、前月結果の5.16万人減から、2.50万人増が予想されています。カナダ9月失業率は、前月結果の6.0%から5.9%に改善する模様です。雇用統計の強い結果は、10月利上げ観測を上昇させるでしょう。同時刻には、カナダ8月貿易収支も発表されます。

GMT1700には、ベーカーヒューズ社のリグ稼働数が発表されます。

XMテクニカル分析: USDJPYは下落の兆し

USDJPY は、昨日に記録した11か月ぶり高値114.54円から約70ピップ下落して取引されていました。RSIは買われ過ぎ水準に突入後、下落相場の兆しが出現し、現在の所、50の中立線付近で推移しています。

米雇用統計、特に平均時給の予想を上回る結果は、USDJPYを押し上げるでしょう。前回の高値114.06円を上回って推移した場合、昨日の高値114.54円がレジスタンスとして機能するでしょう。

一段と上昇した場合、115円台が視野に入るでしょう。

反対に、米雇用統計が低調な結果となった場合、50日平均線上の113.55円付近がサポートゾーンになるでしょう。この付近には、最近の安値113.52円も控えています。一段と下落した場合、113.13円、及び100日MA上の112.86円も視野に入るでしょう。

 

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