XM-リスクオフの流れで株安、米消費者物価指数とECB議事録に注目

XM-リスクオフの流れで株安、米消費者物価指数とECB議事録に注目

外国為替市場: 本日の米ドルインデックスは約0.2%低下し、昨日のセッションでの下げ幅を一段と拡大させました。貿易問題、及び米国債利回り上昇への懸念により、市場のリスクオフの流れが強まる中、円は対主要通貨で上昇し、最も堅調推移した通貨となりました。

一方で、コモディティ通貨は下落し、米株式市場と共に原油価格も下落し、カナダドルの急落が注目されました。

株式市場: 昨日の米株式市場は下落しました。S&P総合500種は3.29%下落し、今年2月以来の一日で最大の下げ幅を記録しました。ダウ工業株30種は800ポイント以上値下がりし、3.15%の下落となりました。最も打撃を受けたのはハイテク関連株で、ナスダック指数は4.08%下落しました。

本日の米主要株価先物指数は、下落してのオープンを示しています。

アジア株式市場も全面安となりました。円高の流れにより、日経平均株価とトピックスはそれぞれ3.89%と3.52%上昇しました。香港株式市場は3.88%下落しました。

欧州株式市場でも株安が引き継がれる模様で、全主要株価先物指数が大幅に下落してもオープンを示しています。

コモディティ:  米株安によるリスク回避の動きが原油需要を低下させ、昨日の原油価格は値下がりしました。昨日のWTI原油先物は、2ドル以上下落しました。WTI原油先物とブレント原油先物は、それぞれ72.36ドルと82.41ドルまで値下がりしました。

フロリダ州へのハリケーン接近がメキシコ湾岸の原油生産に大きく影響し、原油供給懸念が原油価格の一段安を抑制しました。

ゴールドは0.08%下落した1196ドルで取引されました。ゴールドは金融市場の動きに殆ど反応せず、引き続きレンジ幅内での取引を継続しています。

FX主要な動き: リスクオフの流れにより、株価急落

昨日の米株式市場は急落し、S&P総合500種は3.30%値下がりし、過去数カ月分に相当する上昇幅を一度に失いました。株価急落の明確な要因は見られませんでした。しかしながら、要因として考えられるのは、米国債利回りの急騰、及び米中貿易問題への懸念になるでしょう。

市場でリスクオフの流れが強まる中、円が対主要通貨で上昇しました。カナダドルや豪ドル等のコモディティ通貨は、市場のリスクムードに反応する傾向があり、リスクオフにより下落しました。

原油価格下落もカナダドル下落の要因になりました。米ドルは、米国債利回り低下位により、下落しました。

米株安を受けて、トランプ大統領はFRBの利上げ政策を批判しました。トランプ大統領は、既に金融政策は十分に引き締められている為、追加利上げには賛成しない見解を示しました。一方、FRBとパウエルFRB議長は、トランプ大統領の発言が政策変更に繋がらないことを明確に示しています。

本日これからのFX市場: 米消費者物価指数に注目;ECB議事録発表

本日には、米9月消費者物価指数が発表され、前月結果と同様の前月比0.2%増が予想されています。前年比では、今年3月以来の最低水準2.4%増となる模様ですが、依然として高水準は維持されます。

コアの消費者物価指数での前月結果の前年比2.2%増から前年比2.3%増への上昇、及び消費者物価指数の前年比での低下を総合的に判断すると、FRBの利上げ見通しへのネガティブな影響は見られないようです。

FRBがより重視する指標はコアPCE価格指数ですが、消費者物価指数も注視されます。消費者物価指数が予想を上回る結果となった場合、年内4度目の利上げ観測が上昇し、米ドル高も進むでしょう。

米消費者物価指数の強い結果は、国米債利回りも上昇させ、株価下落を引き起こす可能性もあります。この場合、リスクオフによる円高が進み、米ドルにとってネガティブな要因となります。

GMT1230には、米週次新規失業保険申請件数が発表されます。

EUのバルニエ主席交渉官が、離脱交渉の80%から85%が合意済みであると発言し、ポンド高の要因となりました。EUと英国が合意間近である更なる証拠が明らかになると、ポンドは一段と上昇するでしょう。

ユーロ/ドルは火曜日に約2か月ぶり安値1.1429ドルまで急落後、若干回復しました。しかしながら、イタリア予算案、及びイタリアとEUの対立への懸念が、再びユーロの上値を重くする可能性があります。

GMT1130に発表されるECB議事録は、ユーロの短期的方向性を示すでしょう。最近、ドラギECB総裁が、物価上昇の勢いは「比較的力強い」と発言したことにより、ユーロが急騰しました。ユーロ圏内のインフレ見通しに関するあらゆポジティブな見解は、ユーロ上昇要因となるでしょう。

GMT1500には、米エネルギー省が米原油在庫を発表します。前回結果の約800万バレル増加に対して、今回は約260万バレルの増加が予想されています。

XMテクニカル分析: EURUSD8日ぶり高値まで上奏し、強気相場の兆し

EURUSDは本日の前半に8日ぶり高値1.1571ドルまで値を切り上げ、火曜日に記録した1か月半ぶりの安値1.1432ドルから一段と回復しました。転換線が基準線を上抜け、短期的強気相場のサインが出現しています。

ECB議事録でのタカ派的見解、或いは米消費者物価指数の脆弱な結果は、EURUSDを上昇させるでしょう。直近のレジスタンスゾーンは、本日前半に記録した高値1.1571ドルになるでしょう。

この上には、100日平均線上の1.1618ドル、及び一目均衡表の雲の天井値1.1639ドルが控えています。一段と上昇した場合、1.1675ドル付近を目指す展開となるでしょう。

反対に、ECB議事録でのハト派的見解、或いは米消費者物価指数が予想を上回る結果となった場合には、EURUSDが上昇し、50日MA上の1.1520ドル付近がサポートゾーンになるでしょう。

転換線と一目均衡表の雲の底値が、1.1520ドル付近で交差しています。基準線は1.1502ドルを僅かに下回る水準で推移しています。1.1502ドルを下抜けた場合、10月9日に記録した1か月半ぶり安値1.1432ドルが視野に入るでしょう。

イタリア情勢の進展もEURUSDの値動きに影響するでしょう。

 

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