XM-リスク回避の動き一服、カナダ政策金利発表に注目

外国為替市場: 本日の米ドルインデックスは、僅か0.05%の上昇となり、大きな動きはありませんでした。昨日は、リスクオフの流れで円高が進みました。ポンドは、EU側の譲歩の姿勢で急騰しました。
本日にカナダ政策会合を控えるカナダドルは、原油価格急落に殆ど反応しませんでした。
株式市場: 昨日の米株式市場は下落して引けました。
S&P総合500種は0.55%、ダウ工業株30種は0.50%、ナスダック指数は0.42%下落しました。本日の米主要株価先物指数は、大幅に下落してのオープンを示しています。
アジア株式市場は強弱混合となりました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.37%と0.08%上昇しました。一方で、香港株式市場は0.47%下落しました。
欧州株式市場は、殆どの主要株価先物指数が上昇してのオープンを示しています。
コモディティ:リスクオフの流れと、サウジアラビアの増産観測により、昨日の原油価格は急落しました。11月4日から完全に施行されるイランへの制裁を控え、供給減少への懸念を緩和させる為に、サウジアラビアのエネルギー相が増産する意向を示しました。
WTI原油先物は3ドル以上上昇した66.51ドルまで、ブレント原油先物は3.5ドル以上上昇した76.30ドルまで値上がりしました。
リスク回避の動きにより、昨日のゴールドは3か月ぶり高値1239ドルまで上昇しました。ゴールドは短期的上昇相場への転換を示し、1239ドルを上抜けると1265ドルを試す展開となるでしょう。
FX主要な動き: USセッション後半でリスク回避の動き一服;ポンド回復
昨日の市場はリスクオフの流れが強まり、株価が下落し、リスク逃避先資産の円が全面高となりました。米株式市場は開始時から株価が急落し、S&P総合500種は約2.3%下落しました。
その後、S&P総合500種は大幅に回復し、終値は僅か0.55%の値下がりにとどまりました。
最近の動きと同様に、今回のリスクオフの背景には、イタリア予算案、貿易摩擦、サウジアラビアとの関係悪化、及び国債利回り上昇継続以外の新たなリスク要因は見当たりませんでした。
昨日前半には、リスク回避の流れ強まり、米国債利回りが一時下落しました。米国債利回り低下の背景には、米利上げへの懸念緩和による株価回復の継続が見られました。
本日の米主要株価先物指数が下落してのオープンを示していることから、リスクオフが完全に後退したようではないようです。現在の所、円高は一服し、リスクオフの勢いは失速しつつある模様です。今週は、多数の米企業決算報告が予定されています。本日に控えるマイクロソフトの決算報告発表は、市場のリスクムードに大きな影響を及ぼすでしょう。
外国為替市場では、アイルランド国境問題解決の為に、EU側が英国全体を一時的に関税同盟に加入したまま受け入れる姿勢があることが報じられました。EU側は今まで英国全体が関税同盟に加入したまま受け入れることは拒否していた為、今回の報道内容が承認されると、交渉合意に向けて大きく前進するでしょう。
報道を受けて、ポンドは急騰しました。しかしながら、一部の保守党議員が、メイ英首相による離脱交渉がソフトすぎるとして、メイ首相への不満を大きくています。したがって、EU側が合意に向けて動いている一方で、メイ英首相がEU側に譲歩を受け入れる立場にいなくなる可能性が出てきました。メイ英首相の後任は、離脱交渉でメイ首相ほど譲歩する姿勢は見せないでしょう。
昨日、欧州委員会がイタリア予算案を拒否しました。イタリア側は今後3週間以内に修正案を提出する必要があります。イタリア側は2020年度と2021年度の予算変更に前向きの姿勢を示していますが、2019年度予算案は変更しない方針を見せています。したがって、EUとイタリアの対立は回避できない可能性が高まりました。
イタリア国債利回りが安定して推移し、ユーロも大きな動きを見せていないことから、市場は様子見の姿勢を取っている模様です。
本日これからのFX市場: カナダ政策金利発表;メイ英首相の議会演説
本日に発表される米10月製造業PMIは、前回結果の55.6から55.5に鈍化する模様です。しかしながら、市場は来週木曜日に発表される米10月ISM製造業PMIに注視する為、本指標による反応はあまり大きくないでしょう。
数分後のGMT1400に発表される米9月新築住宅販売件数は、若干の注目を集めるでしょう。
GMT1800には、FRBの利上げ決定時の判断材料としても使用されるベージュブックが発表されます。
GMT1400には、カナダ政策金利が発表されます。今回の利上げでは、0.25%引き上げた1.75%が市場で予想されています。利上げが実施された場合、2017年7月から5回目の利上げとなります。GMT1515には、カナダ中央銀行の総裁と副総裁による記者会見が予想されています。
GMT1430には、米エネルギー省が米原油在庫を発表します。
XMテクニカル分析: USDCADは短期的保ち合い相場
USDCADは先週金曜日に1か月ぶり高値1.3131カナダドルまで上昇後、横ばい推移となっています。RSIが中間線の50付近を推移していることから、横ばい推移は継続する模様です。
基準線を上回って推移している転換線が平坦化しつつあることから、短期的方向性が欠如している可能性があります。
カナダ利上げがハト派的利上げとなった場合、米ドル高が進み、USDCADは1.3131カナダドルに向けて上昇するでしょう。1.3131カナダドルを上抜けた場合、8月にレジスタンスとして機能した1.3173カナダドルが試す展開となるでしょう。1.3173カナダドルも上抜けた場合、1.3200カナダドルから9月の高値1.3225カナダドルにかけての付近が視野に入るでしょう。
反対に、カナダ中央銀行が借入コストを増加させた場合、USDCADは下落するでしょう。この場合、直近のサポートポイントは、1.2912カナダドルから1.3131カナダドルにかけてのフィボナッチリトレースメント上昇トレンドの38.2%上の1.3048カナダドルになるでしょう。
一段と下落した場合、フィボナッチリトレースメント50%上の1.3023カナダドルと、フィボナッチリトレースメント61.8%上の1.30カナダドルが視野に入るでしょう。
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