XM-今週にリスク材料を多数控えるポンドは上昇;米小売売上高に注目

XM-今週にリスク材料を多数控えるポンドは上昇;米小売売上高に注目

外国為替市場: 米長期国債利回り下落を受けて、米ドルインデックスは下げ幅を拡大し、0.1%低下しました。貿易問題のリスクが上昇しなかったことから、円は対主要通貨で若干下落しました。

株式市場: 貿易問題のリスクが依然として後退したままであることから、先週金曜日の米株式市場の終値は上昇しました。ダウ工業株30種は0.38%上昇し、S&P総合500種は0.11%上昇して5か月ぶり高水準を更新しました。

ナスダック指数は僅か0.026%の上昇でしたが、最高値を更新しました。本日の米主要株価先物指数も上昇してのオープンを示しています。

一方、アジア株式市場は中国経済指標の脆弱な結果により、全面安となりました。香港市場は0.14%下落しました。日本市場は、祝日による閉場でした。

欧州市場では、殆どの主要株価先物指数が若干下落してのオープンを示しています。

コモディティ: 本日の原油価格は下落し、WTI原油先物とブレント原油先物はそれぞれ0.88%と0.97%下落しました。先週金曜日、トランプ政権が原油価格上昇を阻止する為に、石油備蓄を放出する可能性を検討していることが報じられました。

トランプ政権が石油備蓄の放出を決定した場合、原油価格が一段と下落する可能性があります。

ゴールドは0.21%上昇し、現在の所、1243ドル付近で推移しています。先週金曜日のゴールドは、米ドル高により、今年最安値の1236ドルまで値を切りさげました。しかしながら、その後の米ドル下落の動きにより、若干回復しました。

FX主要な動き: ポンド回復;円安継続

先週金曜日もポンドの値動きに注目が集まりました。トランプ大統領が米英間の自由貿易協定締結が不可能になる可能性に言及したことが報道され、金曜日前半のポンドは急落しました。

しかしながら、欧州セッションでは全ての下げ幅を回復し、金曜日の終値は対主要通貨で上昇しました。ポンド回復の背景には、米英首脳会談において、トランプ大統領が報道内容はフェイクニュースであると主張し、米英自由貿易協定の可能性を改めて示しました。

今週は、ポンドにとって重要な州となるでしょう。まず、英8月利上げに大きく影響する重要な経済指標発表が多数控えています。英オーバーナイトインデックススワップによると、8月利上げの可能性は73%となっています。

ポンド相場に影響するもう一つの要因は、英国のEU離脱の改正案へのEU側の反応になります。EU側が「実現不可能」として改革案を拒否するか、交渉が振り出しに戻されるか、或いは再交渉となるかが市場は注目するでしょう。

EU側の反応を見決める為に、バルニエ主席交渉官による発言が注視されるでしょう。

先週金曜日の米ドルインデックスは、前半の上昇幅を失い、下落して終えました。米ドルを動かす主なニュースはなかったことから、米ドル下落の要因となったのは、主にポンドの値動きと、米長期国債利回り低下でした。

本日の円は下落基調となり、対主要通貨で下落しました。ユーロ/円とポンド/円は、それぞれ10週ぶり高値と7週ぶり高値を更新しました。米中貿易問題の交渉再開への期待により、先週金曜日もリスクオンの流れが継続しました。

中国第2四半期GDPは、強弱混合の結果となりました。前期比では市場予想を上回ったものの、前年比では鈍化しました。中国6月小売売上高と中国6月固定資産投資は市場予想と一致したものの、中国6月鉱工業生産は市場予想を下回りました。

本日これからのFX市場: 米小売売上高発表、米露首脳会大、及びEU離脱法案に注目

GMT1230には、米6月小売売上高が発表されます。2017年11月ぶりの高水準となり、第2四半期の経済成長見通しを強めた前月結果の前月比0.8%増に対して、今月は前月比0.5%増になる見込みです。

自動車を除くコアの小売売上高も、前月結果の前月比0.9%増から前月比0.4%増への鈍化が予想されています。FF金利先物によると、年内あと2回の利上げの可能性は54%となっています。

小売売上高が予想を上回る結果となった場合、年内計4回の利上げ観測が上昇し、米ドル高に繋がるでしょう。

GMT2130には、米7月ニューヨーク連銀製造業景況指数も発表されます。GMT1400には、米5月企業在庫が発表されます。

本日の英国議会での投票では、「EU離脱派」は、EUとの緊密な関係を維持するメイ英首相の案に反して、ハードブレグジット寄りの案を支持する模様です。

メイ英首相の改革案が支持される模様ですが、党内のハードブレグジット派からの反発は、政治的不透明感を上昇させ、メイ英首相のリーダーシップに新たな懸念を浮上させるでしょう。

北京では、EUと中国の協議が開催されています。EU側からは、トゥスクEU大統領とユンケル欧州委員長が参加しています。

本日にヘルシンキで開催される米露首脳会談にも注目があつまるでしょう。

本日の米株式市場開場前には、バンク・オブ・アメリカとブラックロックの四半期決算が発表されます。米株式市場閉場後には、ネットフリックスの四半期決算が発表されます。

XMテクニカル分析: USDJPYは強気相場

USDJPYは先週金曜日に6か月ぶり高値112.79円まで急騰後、若干下落しました。転換線が基準線を上回っていることから、強気相場が示されています。

しかしながら、2つの線は平坦化しつつあることから、上昇勢い失速の兆しも現れています。本日発表される米小売売上高が、USDJPYの方向性を決める新たな材料となる可能性があります。

本日の小売売上高が予想を上回る結果となった場合、USDJPYは上昇するでしょう。直近のレジスタンスゾーンは、転換線上の112.49円になるでしょう。

一段と上昇した場合、先週に記録した6週ぶり高値112.79円付近が視野に入るでしょう。この付近には113円も含みます。

本日の小売売上高が予想を下回る結果となった場合、20日平均線上の112.20円付近がサポートゾーンになるでしょう。一段と下落した場合、基準線上の111.78円を試す展開となるでしょう。

 

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