XM-利益確定売りで米ドル若干下落、英小売売上高に注目

XM-利益確定売りで米ドル若干下落、英小売売上高に注目

外国為替市場: 利益確定売りにより、米ドルは対主要通貨で数カ月ぶり高値から下落しました。しかしながら、パウエルFRB議長による米経済への楽観的見通しにより、底堅く推移しました。

年内あと2回の利上げ観測により、米ドルは再度高値を試す可能性があります。米中貿易摩擦への懸念により、人民元が1年ぶり安値まで下落しました。

株式市場: 昨日の米株式市場は概ね堅調推移しました。

ナスダック指数は若干下落したものの、最高値付近を維持しました。米企業の好調な四半期決算結果と、パウエルFRB議長の楽観的見解が、貿易摩擦による企業収益への影響懸念を緩和させました。

一方、アジア株式市場では、殆ど動きがありませんでした。

欧州市場も、昨日の終値と同水準でのスタートが予想されています。

コモディティ: 米ドル高、及び米利上げ観測により、ゴールドは約1年ぶり安値まで下落しました。ゴールドは、1オンス1222ドル付近まで下落しました。

原油価格は、1ドル以上上昇しました。原油価格上昇の背景には、米エネルギー省が発表した米原油在庫で、ガソリン等への力強い需要が580万バレル以上の原油在庫よりも市場で重視されたことがあります。

FX主要な動き: 豪雇用統計の好調な結果にも関わらず、人民元下落で豪ドル安に

アジアセッションでの主要な経済ニュースは、豪6月雇用統計でした。豪6月新規雇用者数は、市場予想の1.67万人増に対して、5.09万人増となり、予想を大幅に上回りました。

加えて、フルタイム雇用者の増加が4.12万人で、雇用増加の殆どがフルタイム雇用者でした。就業率も市場予想と前月結果の65.5%から、65.7%まで増加しました。失業率は、前月結果と同様の5.4%でした。

オーストラリア準備銀行がよほどのことがない限り、楽観的な見通しを示しそうにないことから、経済指標の強い結果の重要性に関心が向けられるでしょう。雇用統計発表後の豪ドルは対米ドルで0.74407ドルまで上昇しました。

その後、根強い貿易問題と中国への影響が懸念され、豪ドル/ドルは下落し、0.74ドルを割り込みました。人民元の1年ぶり安値への急落が、豪ドル下落の要因となった模様です。

NZドルも大幅に下落しました。豪経済指標結果による豪ドル上昇によりNZドル売りの圧力が強まったことと、人民元急落がNZドル安の要因となりました。

日6月貿易収支は、5340億円の貿易黒字の予想に対して、7210億円の貿易黒字となりました。しかしながら、実際には本指標結果が示すほど好調な結果ではない可能性があります。

輸入と輸出の増加は市場予想を下回ったものの、輸入が大きく拡大しました。ドル/円は引き続き7か月ぶり高値113.12円付近で推移し、112.85円で取引されていました。

本日これからのFX市場: 英小売売上高、及び米フィラデルフィア連銀製造業景況指数発表

英消費者物価指数の低調な結果後、GMT0830に発表される英6月小売売上高は注目されるでしょう。英6月小売売上高は、前月結果の前月比1.3%増に対して、前月比0.2%増が予想されており、3カ月連続の低下となる模様です。

燃料を除くコアでの小売売上高は、前月結果の前月比1.3%増から前月比0.3%減への鈍化が予想されています。前年比では、小売売上高が0.2%の低下となり、コアでの小売売上高は4.4%から3.5%への低下が予想されています。

EU離脱交渉の先行き不透明感が景気の重しになる中、経済成長の主要因となる消費鈍化が浮き彫りとなった場合、8月利上げ観測が後退し、ポンド/ドルは1.30ドルまで値下がりする可能性があります。

反対に、小売売上高が好調な結果となった場合、インフレがイングランド銀行の目標の2%達成に近づき、8月利上げ観測も上昇することから、ポンド高となるでしょう。

GMT1230に発表される米7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は、市場の注目を集めるでしょう。前月結果の19.9から21.5への上昇が予想されています。同時刻には、米週次新規失業保険申請件数も発表され、前回結果の21.4万件から22万件への増加が予想されています。

二日間に渡るパウエルFRB議長の議会証言では、タカ派的見解が年内あと2回の利上げ観測を上昇させました。これにより、米経済指標の若干低調な結果にも関わらず、米ドルが堅調推移しています。

しかしながら、貿易問題が根強く残っており、リスクが上昇した場合、米ドル上昇の流れに影響するでしょう。

XMテクニカル分析: EURGBPは約3か月半ぶり高値付近で、強気相場を維持

EURGBP は0.89ポンド台を突き抜け、5月上旬以来の高値となる0.89307ポンドまで上昇しました。これにより、過去3週間のレンジ幅内を突き抜けたことから、上昇相場への期待が高まりました。

RSIとMACDは上昇水準で推移していることから、短期的な上昇相場が示されています。

RSIは50の中立線を上回り、MACDはゼロと赤いシグナルラインを上回って推移していることから、上昇が一時止まる可能性も示しています。

EURGBPが上昇した場合、0.8930ポンド付近がレジスタンスゾーンになるでしょう。0.8930ポンドを上抜けた場合、3月7日に記録した0.8967ドルが視野に入るでしょう。

反対に、EURGBPが下落した場合、0.8815ポンドから0.8930ポンドまでのフィボナッチリトレースメント上昇トレンドの23.6%上にある0.8900ポンド付近がサポートゾーンとして機能するでしょう。

0.8900ポンドを下抜けた場合、フィボナッチリトレースメントの38.2%と50%上の0.8886ポンドと0.8873ポンドが視野に入るでしょう。

 

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