XM-日銀の政策会合の結果で円安、ユーロ圏インフレとGDPに注目

外国為替市場: 昨日のUSセッションで大幅に低下した米ドルインデックスは、本日には大きな動きは見られませんでした。一方、日銀による金融政策の変更がわずかだった為、市場が落胆し、円が全面安となりました。
NAFTA関連ニュースにより、カナダドルもやや荒い値動きとなりました。
株式市場: 昨日の米株式市場は、ハイテク関連株が大幅安となったことにより、終値は下落しました。ナスダック指数は1.39%、S&P総合500種は0.58%、ダウ工業株30種は0.57%値下がりしました。
ツイッター株価は8.03%、ネットフリックス株価は5.70%、フェイスブック株価は2.19%値下がりしました。本日の米主要株価先物指数は、若干上昇してのオープンを示しています。
アジア株式市場は強弱混合の結果となりました。トピックスは0.84%下落した一方で、日経平均株価は0.039%上昇しました。香港株式市場は0.53%下落しました。
コモディティ: 米ドル安の流れにより、昨日の原油価格は上昇しました。米ドルが下落すると、米ドル以外の通貨を使用する投資家にとって、オイルは魅力的な投資先となります。
しかしながら、ロイター通信がOPECによる7月の日量生産の約7万バレル増加を報じたことにより、本日のWTI原油先物とブレント原油先物は、それぞれ0.43%と0.47%値下がりしました。
ゴールドに関しては、過去数日間は非常に狭いレンジ幅内での取引となっています。最近の米ドル安の流れにも関わらず、ゴールドは1220ドル付近を推移しています。
FX主要な動き: 予想を下回る日銀の政策会合結果で円下落;ユーロ回復
本日、日銀は政策金利のマイナス0.1%での据え置きを発表し、金融政策に僅かな修正を加えました。長期金利の誘導目標の柔軟化を決定した一方で、国債利回り目標は0.1%付近で据え置かれました。
すなわち、10年債利回りの変動が増加するものの、基準は据え置かれたことになります。更に、当面の間、極めて低い金利水準が維持される見通しが記載されたフォワードガイダンスも導入されました。インフレ見通しは下方修正されました。
総じて、日銀の政策会合の結果は、政策に柔軟性を追加する為に若干の修正があり、市場が期待したタカ派路線への変更ではありませんでした。
そのため、日銀政策発表後の10年債利回りは低下し、円は対主要通貨で下落し、最近の上昇幅を失いました。しかしながら、今回の政策会合の結果から、日銀は介入なしに、どれくらいまで利回り上昇を容認するかという疑問も残ります。
日本と他の主要国間での政策金利の乖離が、今後の円の値動きにも影響するでしょう。
昨日の独消費者物価指数の若干弱い結果にも関わらず、ユーロは対主要通貨で上昇しました。本日には、ユーロ圏の主要経済指標が複数発表される為、ユーロの値動きは注目されるでしょう。
カナダドルは荒い値動きとなりました。昨日、ロス米商務長官がNAFTA交渉が合意間近と発言した為、カナダドルが急騰しました。
しかしながら、昨夜、米政府が今週に米国とメキシコ間で開催されるNAFTAに関する協議にカナダは不参加する見通しを明らかにした為、カナダドルはロス米商務長官の発言による上昇幅を全て解消しただけでなく、一段と下落しました。
本日これからのFX市場: ユーロ圏インフレ、ユーロ圏GDP、米コアPCE物価指数、及びカナダGDP発表
GMT0900には、ユーロ圏から3つの重要な経済指標が発表されます。
消費者物価指数は、前月結果と同じ前年比2.0%増となる模様です。食料と燃料を除くコアの消費者物価指数も、前月結果と同じ前年比1.2%増が予想されています。
ユーロ圏第2四半期GDPの前期比の市場予想は、前期結果と同様の0.4%増で、前年比の予想を2.5%増から2.2%に鈍化させるでしょう。
ユーロ圏6月失業率は、前回結果の8.4%から8.3%に改善し、2008年後半以来の最低水準となる模様です。
その若干前のGMT0755には、独7月失業率も発表されます。
米国からは、GMT1230に重要な経済指標が複数発表されます。
まず、米5月個人所得が発表され、前月結果と同じ前月比0.4%増となる模様です。次に、米5月個人消費は、前月結果の前月比0.2%から前月比0.4%増への伸びが予想されています。
しかしながら、市場の主要な関心は、FRBがインフレ測定として重視するコアPCE物価指数に向けられるでしょう。コアPCE物価指数は、前月結果の前月比0.2%増から前月比0.1%増への鈍化が予想されています。
しかしながら、前年比では、6年ぶりにFRBのインフレ目標2.0%を達成した前月結果と同様の2.0%増が予想されています。インフレが予想を上回る結果となった場合、年内あと2回の利上げ観測を上昇させ、その結果として米ドルも上昇させるでしょう。
同時刻には、米第2四半期労働コスト指数も発表されます。
その他の重要な米経済指標は、GMT1300の米5月ケースシラー住宅価格指数、GMT1345の米7月シカゴ購買部協会景気指数、GMT1400の米7月消費者信頼感指数があります。
GMT1230には、カナダ5月GDPが発表され、前月結果の前月比0.1%増から前月比0.4%増への上昇が予想されています。
XMテクニカル分析: USDJPYは短期的保ち合い相場
過去数日間のUSDJPYは、主に横ばい推移を継続しています。
転換線と基準線は上昇しているものの、平坦化しつつあり、短期的保ち合い相場の兆しが現れています。RSIも50の中立線付近で横ばい推移していることから、保ち合い相場を示しています。
コアPCE物価指数が予想を上回る結果となった場合、USDJPYは上昇するでしょう。
直近のレジスタンスゾーンは、基準線上の111.26円付近になるでしょう。一段と上昇した場合、転換線上の111.87円付近が視野に入るでしょう。この付近には、112円も含まれます。
反対に、コアPCE物価指数が予想を下回る結果となった場合、USDJPYは下落するでしょう。111円台を下回った場合、50日平均線上の110.56円付近がサポートゾーンになるでしょう。
110.56円も下回った場合、一目均衡表の雲の天井値109.94が視野に入るでしょう。この付近には、110円も含まれます。
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