XM-米ドルはFRBメンバーの発言に注目、ポンド下落

- 脆弱な経済指標結果を背景に、ドラギ総裁による慎重姿勢で、ユーロは伊財政案修正検討による上昇幅を維持できずに下落。
- ユーロ安を受け、米ドルは全面高;GMT1330のクラリダFRB副総裁の発言に注視。
- 米株式市場回復するも、トランプ大統領による対中通商協議への発言でリスクオン後退。
- 英議会での離脱案否決見通しが市場で消化される中、ポンド下落。
XM 伊政府の前向き姿勢でユーロ回復するも、ECBの見解で再度下落
昨日、イタリア政府が2019年度の財政案修正の検討を明らかにしたことにより、昨日前半のユーロは上昇しました。ユーロ/ドルは1.1330ドルから1.1385ドルまで上昇しました。
しかしながら、ECBのドラギ総裁とプラート専務理事が金融政策に慎重な姿勢を維持したことにより、ユーロ/ドルは下落に転じました。ドラギ総裁とプラート専務理事は共に、ECBによる量的緩和終了を改めて表明した一方で、経済成長鈍化と保護貿易主義のリスク上昇に懸念を示し、状況次第で金融正常化政策に影響する可能性を示唆しました。
主要経済の国債不足や信用性への懸念により、量的緩和終了時期延長の可能性は低いでしょう。ユーロ圏経済指標が一段と脆弱な結果となった場合、ECBは利上げ方針に一段と慎重な姿勢を見せるでしょう。
最近のユーロ安の背景には、脆弱な経済指標結果と、ECBの慎重路線への変更懸念があります。今週金曜日に発表されるユーロ圏11月消費者物価指数は、12月13日のECB政策会合前の唯一の最重要経済指標となり、市場の関心を集めるでしょう。
XM 米ドルはユーロ安で上昇、FRBメンバーの発言に注目
昨日の米ドルは、主にユーロ安により、NZドルを除く対主要通貨で上昇しました。
今週は、米経済指標、FRBメンバーの発言、及びFOMC議事録等の米ドルのリスク材料が多数控えています。過去数週間の米利上げ観測は大きく変更しました。
しかしながら、12月利上げ観測への影響は見られず、市場は2019年の利上げ観測を再調整しています。12月の利上げ後、2019年には1度の利上げのみが予想されており、FRBの予想の3回の利上げから大きく乖離しています。
したがって、今週の経済指標とイベントは、米利上げ見通しと短期的米ドルの方向性の決定に影響するでしょう。今週の米ドルのリスク材料は、GMT1330のクラリダFRB副議長の講演でスタートします。
リスクオン回復で円下落、株価回復
「サイバーマンデー」により、昨日の市場はリスクオンの流れが回復しました。
米株式市場は上昇し、特にS&P総合500種の終値は1.55%上昇しました。一方、リスク逃避先資産の円は全面安となりました。リスクオン回復に繋がる新材料は見られなかったものの、米中貿易摩擦緩和への期待、或いはFRBメンバーによるよりハト派的見解への期待がリスクオンの流れを回復させた可能性があります。
米株式市場閉場後、トランプ大統領は対中協議で合意に達しない場合、米国は中国からの輸出品に追加関税を発動させる用意があると発言しました。トランプ大統領の発言により、市場のリスクオンの動きが若干後退しました。
本日の米主要株価先物指数は下落してのオープンを示し、円が上昇しました。しかしながら、市場が大きく反応していないことから、市場はトランプ大統領の発言を通商協議前の戦略と見なしているようです。
XM EU離脱問題に進展がない中、ポンドは一段安
EU離脱交渉に大きな進展がなかったにも関わらず、本日前半のポンドは最も軟調推移した通貨となりました。12月11日の英議会採決での否決の見方が強まりつつあり、市場はポジションを調整している模様です。
離脱案可決には程遠い中、最近のメイ首相は「この離脱案の承認か、合意なしの離脱」の姿勢を維持しており、中立派の議員を取り込みたい考えです。
英議会採決を控えて先行き不透明感が上昇する中、ポンドの上値は重くなるでしょう。上昇した場合でも、上昇は一時的となる見通しです。市場は離脱案の否決を織り込んでいる為、可決された場合はポンドの急騰に繋がるでしょう。
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