XM-米ドル若干上昇、中国の通商協議キャンセルでリスクオフに

XM-米ドル若干上昇、中国の通商協議キャンセルでリスクオフに

 

 

外国為替市場: 本日の米ドルインデックスは0.12%上昇し、前回のセッションでの上昇幅を拡大させる模様です。中国が米国との協議予定をキャンセルしたことにより、円が若干上昇し、豪ドルやNZドル等のリスク通貨が下落しました。

株式市場: 先週金曜日のダウ工業株30種は、工業株の上昇により、最高値を更新して引けました。一方、S&P総合500種とナスダック指数は、それぞれ0.04%と0.51%下落しました。特に、ナスダック指数は、アマゾンとアップルの株価下落が影響しました。

中国による通商協議キャンセルの影響を受け、米主要株価指数は下落してのオープンを示しています。

日本と中国が祝日による閉場の為、アジア株式市場には大きな動きはありませんでした。香港市場は開場し、1.63%下落しました。

欧州市場に関しては、英FTSE100を除く全ての主要株価先物指数が下落してのオープンを示しています。

コモディティ: 週末中のOPEC加盟国と非加盟国による会合を受けて、原油価格が上昇しました。

WTI原油先物は1.67%上昇し、7月以来の最高値71.95ドルまで値上りし、ブレント原油先物も1.92%上昇し、5月以来の最高値80.31ドルまで値上がりしました。市場の大半の見方通り、会合では増産予定がないことが明らかとなりました。

本日のゴールドは、米ドル高の流れにより、約0.3%下落した1195ドルまで値下がり、前回のセッションでの下落幅を拡大させました。ゴールドは、1189ドルから1214ドルの狭いレンジ幅内での値動きを継続し、短期的方向性を決定するには、レンジ幅を突き抜ける必要があるのでしょう。

 

FX主要な動き: 中国の通商協議キャンセルでリスクオフ;メイ英首相の発言でポンド安

 

先週末、中国が今週開催予定の米中通商協議をキャンセルし、市場を驚かせました。加えて、本日より、米国と中国による追加関税が発動されました。

これにより、米中貿易摩擦の貿易的解決の可能性が後退しました。今後数週間内に、米政府が中国に対して新たな対抗策を講じる可能性も報じられ、貿易摩擦が一段と激しくなる可能性があります。

リスクオフの流れにより、円と米ドルが上昇して今週をスタートしました。本日の米主要株価先物指数が大幅に下落してのオープンを示し、豪ドルやNZドル等のリスク通貨は再び下落しました。

中国側は圧力をかけられたまま交渉したくないようです。一方の米国は、少なくても11月の米中間選挙までは、中国に圧力をかける模様です。したがって、今後、状況は改善よりも、悪化が予想されます。

先週金曜日、メイ英首相の発言が市場を落胆させ、ポンドが急落しました。メイ英首相は、EU離脱に関して比較的強いトーンを維持し、特にアイルランド国境問題では英国が既に十分に譲歩し、次はEU側が譲歩すべきであることを示唆しました。

EU離脱合意観測の後退の背景には、アイルランド国境問題の解決策に具体性がないことと、英国とEUに譲歩する姿勢が見られないことがあります。EU離脱合意への不透明感が解消されるまで(もし解消されれば)、政治的要因が経済に影響し、今後数週間のポンド相場は荒い値動きになるでしょう。

本日これからのFX市場: Ifo企業景況感指数発表;米中貿易問題とEU離脱問題に注視

 

米中の対抗関税が発動され、中国が米国との協議予定をキャンセルした為、米中貿易問題の進展が注目されます。米国による中国軍への制裁を受け、中国側は駐中国米大使を呼び出して抗議し、米中両国軍の会議は延期となりました。

GMT0800には、独9月Ifo企業景況感指数が発表され、前月結果からの若干の鈍化が予想されています。これまでの指標結果は、貿易問題の影響を受けています。例えば、トランプ大統領による独自動車産業への脅威は、Ifo企業景況感指数の鈍化に繋がりました。

GMT1000には、英9月CBI産業受注動向が発表されます。

しかしながら、ポンド相場に影響するのは、EU離脱問題になるでしょう。昨日、労働党のコービン党首は、労働党の党大会で国民投票の再実施を望むことが明らかになった場合、再実施実現を後押しする姿勢を示しました。

メイ英首相の提案が議会を通過しない場合、今週、労働党は国民投票の再実施の可否に関しての投票を行う予定です。

GMT1230には、カナダ7月卸売売上高が発表されます。先週のNAFTA交渉では合意に至りませんでした。次回の合意期限は、10月1日です。

GMT1300には、ECBのドラギ総裁がEU議会で発言する予定です。

XMテクニカル分析: USDJPY は強気相場継続

 

USDJPYは先週の高値112.87円から若干下落したものの、比較的高値付近で推移しています。転換線と基準線は上昇を継続し、短期的強気相場が依然として維持されています。

米中貿易摩擦悪化は、リスク逃避先資産の円を上昇させるでしょう。この場合、基準線上の112.29円付近がサポートゾーンになるでしょう。その下には、50日平均線の112.07円が控えています。

一段と下落した場合、一目均衡表の雲の天井値(111.76円)と100日MA(111.61円)が視野に入るでしょう。

反対に、米中貿易摩擦が緩和した場合、USDJPYは上昇するでしょう。直近のレジスタンスゾーンは、転換線上の112.63円付近になるでしょう。一段と上昇した場合、先週の2か月ぶり高値112.87円が視野に入り、この付近には113円も控えています。113円を超えた場合、114円を目指す可能性が浮上します。

 

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