XM-米国とEUの通商合意で株高、ECB政策会合に注目

外国為替市場: 貿易問題への懸念が緩和し、本日の米ドルインデックスは昨日の下げ幅を一段と拡大し、0.27%下落しました。
ユーロは、ECB政策会合を控え、様子見ムードとなりました。円は、翌週の日銀政策会合でのタカ派路線変更への期待により、対主要通貨で上昇しました。
株式市場: 昨日の米国とEUの会合では、双方が新たな関税実施を回避することに合意し、貿易問題へのリスクが後退したことにより、米株式市場は上昇して引けました。ナスダック指数は1.17%上昇し、過去最高値を更新しました。
ダウ工業株30種は0.91%上昇し、数か月ぶり最高値となり、S&P総合500種も0.68%上昇し、過去最高値となりました。
しかしながら、低調な決算結果により、フェイスブック株価が20%以上下落したことから、本日の米主要株価先物指数は下落してのオープンを示しています。
アジア株式市場は強弱混合の結果となりました。日経平均株価0.12%下落したものの、トピックスは0.70%上昇しました。香港市場は0.76%下落しました。
欧州市場に関しては、主要株価先物指数が大幅に上昇してのオープンを示しています。
コモディティ: 米ドル安と、米エネルギー省が発表した原油在庫の予想以上の減少により、昨日の原油価格は上昇しました。
サウジアラビアのバブ・エルマンデブ海峡経由の原油出荷停止も、原油価格上昇の一因となった模様です。本日のWTI原油先物は0.08%下落したものの、ブレント原油先物は0.52%上昇しました。
米ドル安の流れにより、昨日はゴールドも上昇しました。しかしながら、本日のゴールドは0.17%下落し、今年最安値を若干上回る1228ドルで取引されていました。
FX主要な動き: 米国とEUの通商合意で株高;NAFTA合意期待でカナダドルとメキシコペソ上昇
昨日にワシントンで開催された会談では、ユンケル委員長とトランプ大統領が貿易問題で仮協定を締結しました。
EUが液体天然ガスと大豆の米国からの輸出を拡大し、米国がEUからの輸入車への関税等の新たな関税を実施しないことに合意しました。更に、双方は工業製品への関税を引き下げ、貿易障壁をより少なくするための交渉を開始することに合意しました。
会談結果を受けて、当面の間は、貿易問題リスクが上昇しないと市場では解釈されました。
米株式市場は上昇し、過去数週間の間、貿易問題への懸念で上昇していた米ドルは、下落しました。
一方、ユーロ、円、及びポンドは対米ドルで上昇したものの、特に大きな動きはありませんでした。円に関しては、リスク逃避による需要増加ではなく、翌週の日銀政策会合での政策変更への期待が、上昇の要因となっているようです。
カナダのフリーランド外相とメキシコのグアハルド経済相の会談では、NAFTA協議の近々の合意に楽観的な見解が示されました。グアハルド経済相は、3分の2の項目は既に合意していると述べました。
カナダドルとメキシコペソは対米ドルで、それぞれ6週ぶり高値と11週ぶり高値まで上昇しました。カナダドルの上昇は、原油価格上昇も影響した模様です。市場では、11月の米中間選挙前には合意に達するとの楽観的見方もあります。
貿易問題への懸念が後退し、カナダ利上げ観測が高まる中、NAFTA協議合意への期待上昇はカナダドルを一段と上昇させるでしょう。
本日これからのFX市場: ECB政策会合に注目、米耐久財受注発表
本日最も注目されるのはECB政策会合で、GMT1145には金融政策が発表されます。今回の政策会合では、政策金利の据え置きが広く予想されています。
利上げもなく、四半期毎の経済見通しも発表されない為、市場の関心はGMT2030からスタートするECBのドラギ総裁の記者会見に向けられるでしょう。利上げ開始時期は依然として不透明な為、ドラギ総裁が利上げについて言及した場合、市場は敏感に反応するでしょう。
昨日のユンケル委員長とトランプ大統領の会談が建設的な結果となったことにより、貿易問題に関する発言にも注目が集まるでしょう。
GMT1230に発表される米6月耐久財受注は、前月結果の前月比0.4%減から前月比3.0%増に改善する模様です。輸送用機器を除く耐久財受注の市場予想は、前月比0.5%増となっており、大幅な増加は予測されていません。
したがって、耐久財受注の大幅な増加は、輸送用機器の受注増加が要因となっている模様です。
GMT1230には、米週次新規失業者保険申請件数も発表されます。
メキシコのグアハルド経済相と米通商代表部のライトハイザー代表とのワシントンでの、NAFTA交渉についての会談は、市場の注目を集めるでしょう。
南アフリカで開催中のBRICSサミットは、明日の金曜日に終了予定です。
本日には、アマゾン、コムキャスト、インテル、マクドナルド、スターバックス、アンダーアーマー、及びゼロックスの四半期決算が発表されます。
XMテクニカル分析: EURUSD上昇失速の兆し
EURUSD は7月23日に記録した2週ぶり高値1.1749ドル付近まで上昇後、若干下落しました。転換線と基準線は上昇範囲で推移しているものの、下落していることから弱気相場の兆しも見られます。RSIも上昇が止まり、同様に弱気相場の兆しが現れています。
本日のECB政策会合におちて、タカ派的見解が示された場合、EURUSD は上昇するでしょう。
直近のレジスタンスゾーンは、今週月曜日に記録した2週ぶり高値1.1749ドルになるでしょう。一段と上昇した場合、1か月半ぶり高値1.1790ドルが視野に入るでしょう。
反対に、ECB政策会合でハト派的見解が示された場合、EURUSDは下落するでしょう。転換線、100日平均線、基準線、一目均衡表の雲の天井値、及び50日MAが囲む1.1703ドルから1.1682ドルにかけてがサポートゾーンになるでしょう。一段と下落した場合、1.650ドル付近が視野に入るでしょう。
米耐久財受注もEURUSDを動かす要因となるでしょう。
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