XM-米雇用統計で米ドル高、貿易問題に最注目

XM-米雇用統計で米ドル高、貿易問題に最注目

外国為替市場: 先週金曜日には、米雇用統計での予想外に好調な賃金上昇により、米ドル高が進みました。本日の米ドルインデックスも引き続き堅調推移しています。EU離脱交渉での合意観測により、先週金曜日のポンドも上昇しました。

株式市場: トランプ大統領が中国への追加関税発動を直前に公表する可能性を明らかにしたため、先週金曜日の米株式市場は下落して引けました。賃金上昇も株安の要因となった可能性があります。

今年2月上旬でも、賃金上昇が株安要因となっていました。ダウ工業株30種は0.31%、ナスダック指数は0.25%、S&P総合500種は0.22%それぞれ値下がりしました。

本日の米主要株価先物指数は、若干上昇してのオープンを示しています。

本日のアジア株式市場は強弱混合となりました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.30%と0.20%上昇しました。一方で香港株式市場は、1.80%下落しました。

本日の欧州株式市場は、先週の終値付近でのオープンが予想されています。

コモディティ:  先週金曜日に発表されたベーカーヒューズ社のリグ稼働数減少により、本日の原油価格は上昇しました。週末中に起こったイラク空港へのロケット弾攻撃も、中東地域の供給低下への懸念を上昇させました。

WTI原油先物は0.65%上昇した68.20ドルまで、ブレント原油先物は0.91%上昇した77.53ドルまで値上がりしました。

ゴールドは0.21%下落した1193ドルまで値下がりしました。先週金曜日のゴールドは、米ドル高の流れにより下落したものの、2週間前からのレンジ幅となる1214ドルから1189ドルまでの間で推移しています。

FX主要な動き: 賃金上昇で米ドル高;EU離脱交渉の合意期待でポンド高

 

先週金曜日の米ドルは、米8月雇用統計の結果を受けて、上昇しました。米8月非農業部門雇用者数は、市場予想の19.7万人増と前月結果の14.7万人増を上回る20.1万人増となりました。

米8月失業率は、予想の3.8%には届かなかったものの、3.9%で堅調に推移しました。しかしながら、市場の最大の関心を集めたのは、賃金上昇でした。平均時給は予想の前年比2.7%増を上回る前年比2.9%増となり、2009年以来最大の伸びとなりました。

賃金上昇がインフレ上昇に繋がると見なされる為、今回の結果によりFRBのより積極的な利上げが期待され、米ドルを押し上げました。加えて、先週発表されたのISMの製造業、及びサービス業PMIの強い結果も第3四半期の米経済の好調な見通しを後押ししました。

9月26日の政策会合では、0.25%の利上げが完全に織り込まれつつあります。米雇用統計発表後、FF政策金利先物では、年内4回目の利上げの可能性が63%から70%に上昇しました。

カナダ8月雇用統計は、脆弱な結果となりました。失業率は予想以上に上昇し、新規雇用者数は急落し、予想外のマイナス結果となりました。米雇用統計の強い結果、及び米国とカナダの通商協議の進展が見られないことから、先週金曜日のドル/カナダドルは上昇し、本日も0.22%上昇しています。

先週、EU側のバルニエ主席交渉官が、交渉の課題となっているアイルランド国境問題に対して、代替案を協議する準備があると発言し、離脱交渉により柔軟な姿勢を示しました。

これにより、ポンドが急騰しました。更に、バルニエ主席交渉官は、英国とアイルランドの国境審査を簡素化する用意があると述べ、EUと英国が最近はより和解的姿勢を維持していることから、合意観測が上昇しました。

EU離脱交渉のリスク後退により、ポンド/ドルは一時1.3000ドル越えを達成しました。しかしながら、米雇用統計の強い結果による米ドル高の流れにより、先週金曜日のポンド/ドルは上昇幅を全て失っただけでなく、終値は下落しました。しかしながら、対ユーロではポンド高を維持し、ユーロ/ポンドの終値は大幅に下落しました。

本日これからのFX市場: 英主要経済発表;米消費者信用残高発表;貿易問題注視

 

本日、英7月鉱工業生産指数、及び英7月製造業生産指数が発表され、前月比では鈍化が予想されているものの、前年比ではそれぞれ1.1%増と1.5%増の維持が予想されています。

英7月貿易収支は、貿易赤字が若干増加する模様です。英7月GDPは、前月結果の前月比0.1%増を上回る前月比0.2%となる模様です。前年比では、前月結果の1.3%増から1.4%増に上昇する模様です。

本日の重要な英経済指標は全てGMT0830に発表されます。しかしながら、ポンドは引き続きEU離脱交渉の進展により反応するでしょう。

GMT1900には、米7月消費者信用残高が発表されます。

XMテクニカル分析: GBPUSDは短期的保ち合い相場の兆し

 

過去数日間のGBPUSDは横ばい推移となっています。 RSIは50の中立線付近での推移となっています。

英経済指標の好調な結果、或いはEU離脱問題のポジティブなニュースは、GBPUSDを上昇させるでしょう。直近のレジスタンスゾーンは、現在の50日平均線上の1.2999ドル付近になるでしょう。

この付近には、1.30ドルも含まれます。この上には、8月下旬に記録した5週ぶり高値1.3042ドルも控えています。

反対に、英経済指標の脆弱な結果、或いはEU離脱交渉が合意しない兆しが見られると、GBPUSDは下落するでしょう。この場合、9月5日に記録した3週ぶり安値1.2784ドル付近がサポートゾーンになるでしょう。

この付近には、1.28ドルが控えています。一段と下落した場合、8月15日に記録した14か月ぶり安値1.2661ドルが視野に入るでしょう。

 

 

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