XM-英政治情勢混迷でポンド急落、英製造業生産指数発表

外国為替市場: 昨日の上昇に続き、米ドルインデックスは本日も上昇し、上昇幅は0.1%を僅かに上回りました。ジョンソン英外相の辞任を受けて、昨日のポンドは急落しました。
株式市場: 株価下落に繋がる貿易問題に進展がなかった為、昨日の米株式市場の終値は上昇しました。
ダウ工業株30種は1.31%、S&P総合500種とナスダック指数はナスダック指数は共に0.88%上昇しました。
米主要株価先物指数が上昇してのオープンを示している為、リスクオンムードは継続している模様です。
アジア株式市場では、日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.66%と0.25%上昇しました。香港株式市場は、0.51%上昇しました。
欧州株式市場では、殆どの主要株価先物指数が若干上昇してのオープンを示しています。
コモディティ: ノルウェーでのストライキのニュースを受けて、本日の原油価格は上昇しました。WTI原油先物とブレント原油先物はそれぞれ0.57%と0.73%上昇しました。
ノルウェーでのストライキによる原油供給への影響は大きくないものの、カナダ、リビア、ベネズエラでの供給低下、及びイランへの経済制裁により、通常よりも大きな関心が向けられました。
ゴールドは、0.1%下落し、1256ドル付近で取引されていました。ゴールドは2週ぶり高値1265ドルまで値を切り上げたものの、米ドル高の流れより殆どの上昇幅を失いました。
FX主要な動き: 英外相辞任でポンド急落;リスクオンムード継続
英政治情勢は急速に変化しました。昨日、デービス英EU離脱相の辞任により、EU離脱交渉が柔軟路線に傾くと市場は解釈し、ポンド相場は上昇しました。しかしながら、その後、ジョンソン英外相の辞任により、状況は急転しました。
ジョンソン英外相の辞任は、メイ英首相の改革案はEU側に安易に妥協する案であると抗議しての辞任でした。ジョンソン英外相の辞任は、メイ英首相の地位継続が問われる保守党内の造反の動きを強める模様です。
メイ英首相の後継者も「柔軟路線」のEU離脱交渉を引き継ぐため、EU離脱交渉は再度行き詰るでしょう。EU離脱交渉合意の可能性が後退し、ユーロ/ポンドは4か月ぶり高値まで急騰しました。
その後、保守党党首が首相交代の予定はなく、8月利上げの可能性がポンド下落を阻止すると大きな役割を果たすと述べたことにより、ポンドは弱化回復しました。
貿易問題の進展がなく、他市場は英政治的混迷に殆ど反応しなかった為、市場はリスクオンムードを継続しました。米株価は上昇し、一方でリスク逃避先資産の円は対米ドルとユーロで6週ぶり安値を更新しました。
米長期国債利回り上昇により、昨日の米ドルインデックスは4日連続の低下から回復しました。
ドラギECB総裁の発言により、昨日のユーロは対主要通貨で上昇しました。ドラギECB総裁は、ユーロ圏経済の堅調な見通しに再度言及し、金融正常化に向けての着実に進んでいることを改めて述べました。
本日これからのFX市場: 英鉱工業生産指数、英製造業生産指数、独ZEW景況感調査、及び米JOLTS発表
GMT0830には、英5月鉱工業生産指数、及び英5月製造業生産指数が発表され、それぞれ前月比0.5%増と前月比0.9%増が予想されています。前年比でも伸びが予想されています。
好調な結果は、8月利上げ観測とポンドを上昇させるでしょう。8月利上げの可能性は、政治的及びEU離脱問題進展に影響される可能性があり、英オーバーナイトインデックススワップによると、現在の所、約60%となっています。
GMT0830には、英5月貿易収支も発表され、貿易赤字の縮小が予想されています。
GMT0900には、独7月ZEW景況感調査も発表され、2012年以来の最低水準マイナス18.0が予想されています。トランプ政権による関税への懸念が影響している模様です。
GMT1215にはカナダ6月カナダ住宅着工件数、GMT1230にはカナダ5月建設許可が発表されます。
GMT1400には、米5月JOLTS求職が発表され、前回結果の約670万から約660万への鈍化が予想されています。
GMT2030には、米石油協会が米原油在庫を発表します。
XMテクニカル分析: GBPUSDは短期的保ち合い相場の兆し
昨日、GBPUSDは約1週間ぶり安値1.3188ドルまで値を切り下げた後、若干回復しました。RSIは昨日の急落後、横ばい推移となり、現在の所、短期的保ち合い相場を示しています。
本日の英経済指標が予想を上回る結果となった場合、GBPUSDは上昇するでしょう。この場合、1.33ドル付近がレジスタンスゾーンになるでしょう。一段と上昇した場合、昨日に記録した4週ぶり高値1.3362ドルを試す展開となるでしょう。
反対に、英経済指標が脆弱な結果となった場合、100日平均線上の1.3209ドル付近がサポートゾーンになるでしょう。この付近には、50日MAの1.3196ドルも含まれます(結果として、1.32ドルも含まれます)。下落圧力が一段と強まった場合、1.31ドルが視野に入るでしょう。
米JOLTS求職もGBPUSDを動かす要因となるでしょう。
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