XM-貿易リスク後退観測でカナダドル高、米GDP発表

XM-貿易リスク後退観測でカナダドル高、米GDP発表

外国為替市場: 本日の米ドルインデックスは、0.10%上昇しました。昨日、下落基調だった米ドルは、米消費者信頼感指数の好調な結果発表後、下げ幅の殆どを回復させました。

NAFTA交渉の合意期待により、カナダドル高が継続しています。

株式市場: 昨日の米株式市場は、再び上昇して引けました。S&P総合500種とナスダック指数は、それぞれ0.03%と0.15%上昇しました。僅かな上昇幅にも関わらず、共に3日連続での最高値を更新しました。

ダウ工業株30種は0.06%の上昇でした。

本日の米主要株価先物指数は上昇してのオープンを示しています。しかしながら、株式市場の流れは、ワシントンでの米中貿易協議の進展次第になるでしょう。

アジア株式市場は強弱混合の結果となりました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.15%と0.46%上昇しました。一方、香港株式市場は0.02%の下落となりました。

欧州株式市場では、仏CAC40を除く全ての主要株価先物指数が下落してのオープンを示しています。

コモディティ: 本日の原油価格は若干下落しました。WTI原油先物とブレント原油先物はそれぞれ0.16%と0.22%下落し、共に昨日の下げ幅を拡大させました。

原油価格下落の背景には、ベネズエラの国営石油会社が430万ドル規模の投資に合意し、日量64万バレルの増産を決定したことがあります。しかしながら、実現は依然として疑問視されています。

米ドル回復により昨日に下落したゴールドは、本日には若干回復し、約0.1%上昇しました。

FX主要な動き: 米経済指標の好調な結果で米ドル回復;貿易問題解決期待でカナダドル高

貿易リスク後退への楽観的観測により、昨日の欧州セッションでは、リスク投資先資産の需要が低下しました。これにより、米ドルは対ユーロで1か月ぶり安値まで値を切り下げました。

しかしながら、USセッションでの米消費者信頼感指数の強い結果により、米ドルが上昇に転じ、終値は下げ幅の殆どを回復させていました。米消費者信頼感指数は約20年ぶり高水準となり、消費者が好調な米経済を引き続き牽引している期待が高まりました。

NAFTA交渉合意間近への期待で、カナダドル高が継続し、カナダドルは対米ドルで3か月ぶり高値を更新しました。昨日、カナダのフリーランド外相は、米通商代表部のライトハイザー代表との会談後、メキシコの譲歩により、今週がカナダにとって重要で建設的な週となったと発言しました。カナダ政府が乳製品取引で譲歩の用意があることをカナダのメディアが報じ、合意間近観測を上昇させました。総じて、会談ではポジティブな流れとなっている模様で、今後数日間に合意間近を裏付ける発言があった場合には、カナダドル高は継続するでしょう。

昨日、ユーロは上昇を継続し、ユーロ/ポンドは0.9100を1ピップ下回る水準まで上昇しました。EU離脱交渉に進展が見られない中、メディアではEUと英国の合意を11月半ばまで先送りする提案も見られます。したがって、ポンドは引き続き政治的リスクに影響されるでしょう。

本日これからのFX市場: GDP改定値発表;貿易問題に引き続き注目

GMT1230には、米第2四半期GDP・改定値が発表され、速報値の前年比4.1%増から前年比4.0%に若干下方修正される模様です。予想通りの結果となった場合、2014年第2四半期以来の速いペースでの上昇となります。市場予想から大幅に異なる結果となった場合、米ドルは大きく反応しない見込みです。

同時刻には、米第2四半期GDPデフレーター、及びコアPCE価格も発表されます。

GMT1230には、カナダ第2四半期経常収支が発表され、貿易赤字が前回結果の195億カナダドルから152億カナダドルに改善する模様です。しかしながら、市場の関心は、カナダが米国とメキシコの貿易協定に参加するかに向けられるでしょう。カナダが譲歩して協定に参加するとの報道により、カナダドルが上昇しました。直近でのドル/カナダドルは、昨日に記録した約3か月ぶり安値1.2883ドルを若干上回る水準で推移していました。

NAFTA交渉で進展が見られる一方で、米中貿易関係は依然として先行き不透明となっています。

ポンドは、EU離脱に関するニュース、及び発言に依然として影響を受けるでしょう。昨日、メイ英首相は、合意なき離脱は「この世の終わりではない」と発言しました。

イタリアの財政予算への懸念は、ユーロの上値を重くするでしょう。

GMT1430には、米エネルギー省が米原油在庫を発表します。先週発表された原油在庫は、予想を大幅に上回る580万バレルの減少となり、原油価格を急騰させました、本日には、約70万バレルの減少が予想されています。

XMテクニカル分析:WTI原油先物は短期的保ち合い相場の兆し

WTI原油先物は、先週金曜日に3週ぶり高値69.28ドルまで急騰後、概ね横ばい推移となっています。RSIも横ばい推移となっており、短期的保ち合い相場の兆候を見せています。

本日に米エネルギー省が発表する米原油在庫に予想以上の減少が見られた場合、WTI原油先物は上昇するでしょう。直近のレジスタンスゾーンは、100日平均線上の68.58ドル付近になるでしょう。

この付近には、先週金曜日の高値69.28ドルも控えています。一段と上昇した場合、ボリンジャーバンド上部付近の70.14ドルが視野に入るでしょう。

米原油在庫の減少が予想を下回った場合(或いは増加した場合)には、WTI原油先物は下落するでしょう。ボリンジャーバンド中部付近の67.39ドルがサポートゾーンになるでしょう。

一段と下落した場合、ボリンジャーバンド下部付近の64.64ドルを試す展開となるでしょう。この付近には、8月16日に記録した2か月ぶり安値64.40ドルも含まれます。

 

 

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