XM-貿易問題のリスク上昇で円高、ECBフォーラムに注目

XM-貿易問題のリスク上昇で円高、ECBフォーラムに注目

外国為替市場:本日の米ドルインデックスは低下したものの、僅か0.1%未満の低下となりました。米中貿易リスク上昇がリスク逃避先資産への需要を増加させ、本日の円は対米ドルで0.8%上昇し、対ユーロでは約1.0%上昇しました。

株式市場: 貿易問題への懸念により、昨日の米株式市場の終値は概ね下落しました。

ダウ工業株30種とS&P総合500種はそれぞれ0.41%と0.21%下落しました。ナスダック指数は上昇しましたが、上昇幅は0.01%未満でした。昨夜に米政府が追加関税検討を明らかにしたことにより、本日の米主要株価先物指数は1.5%以上下落してのオープンの可能性を示しています。

アジア株式市場に関しては、日経平均株価とトピックスはそれぞれ1.77%と1.55%下落しました。香港株式市場は3.1%下落しました。

欧州市場でも、主要株価先物指数が1.0%以上下落してのオープンの可能性を示しています。

コモディティ: 今週金曜日のOPEC会合で決定される加盟国と非加盟国による増産量は、当初の想定を下回る可能性が報道された為、昨日の原油価格が回復しました。

しかしながら、市場のリスク回避の動きと、貿易戦争への懸念が原油需要に影を落としたことにより、本日の原油価格は下落しました。

本日のゴールドは0.2%上昇し、1280ドルを若干上回る水準で推移しています。リスクオフの流れがゴールド価格上昇の要因となっています。しかしながら、円等の他のリスク逃避先資産と比較すると、上昇は限定的でした。

FX主要な動き: リスク逃避先資産上昇、リスクオフで株価下落

米政府による2000億ドル規模の中国製品に対する10%の追加関税の検討が報道され、本日の市場ではリスク回避の動きが強まりました。最近に追加関税実施が公表されたことと、市場は今後数日間で、貿易リスクの上昇よりも、二国間の対話を期待していた為、本ニュースは市場を驚かせました。

トランプ大統領は、中国政府が最近公表した追加関税実施を進めるなら、米国も新たな追加関税を実施しすると述べました。中国側も量的且つ質的対抗措置を講じる姿勢を即座に示しました。

アジア株式市場は全面安となり、リスク逃避先通貨の円は急騰しました。リスク回避の動きに反応する豪ドルやNZドルは、共に対米ドルで0.6%下落しました。

現在の所、二国間での交渉開始の兆しは見られないことから、米政府による動きは交渉前のレバレッジを作り出そうとしているのか、「貿易戦争」に向けて動いているのかへの疑問が浮上しています。中国側も米国と同等の対抗措置を公表する見込みで、当面の間、リスクオフの流れが継続し、資金がリスク資産からリスク逃避先資産に流れるでしょう。

本日これからのFX市場: 米住宅関連経済指標発表、米中貿易問題新展開、ECBフォーラムに注目

GMT1230には、米5月住宅着工件数が発表され、前月結果の前月比3.7%減に対して、前月比1.4%増が予想されています。同時刻には、米5月建設許可件数が発表されます。

本日後半には、NZ世界乳製品取引価格指数が発表され、NZドルの値動きに注目が集まるでしょう。乳製品はニュージーランドの最大の輸出品であり、価格が上昇すると、NZドル高の要因になります。

貿易問題に関しては、トランプ大統領が2000億ドル規模の中国製品に対する10%の追加関税を課すと警告したことにより、新たな展開がありました。中国政府は、貿易戦争を開始したとして米国を非難し、報復する姿勢を示しました。

今後の進展に注目があつまり、通貨市場だけでなく、株式市場、債券市場、及びコモディティ市場への影響するでしょう。

昨日、英上院では、EU離脱法案に関して、メイ政権案を否決し、議会により大きな権限を当たる対案を可決しました。上院が可決した対案は、20日に下院で採決にかけられ、親EU派との対立が予想されます。

ドイツでは、移民政策を巡り、メルケル独首相の連立政権が危機に直面しています。

GMT2030には、米石油協会が米原油在庫を発表します。

XMテクニカル分析: USDJPY8日ぶり安値更新後、短期的弱気相場

USDJPYは先週金曜日に4週ぶり高値110.89円まで上昇後、下落に転じました。本日前半には、8日ぶり安値109.54円まで値を切り下げました。転換線と基準線の下落、及びRSIの下落が短期的弱気相場を示しています。

米中貿易摩擦のリスクが一段と上昇した場合、リスク逃避先通貨の円が上昇し、USDJPYは一段と下落するでしょう。直近のサポートゾーンは、一目均衡表の雲の底値109.45円付近になるでしょう。一段と下落した場合、109円、及び6月8日に記録した3週ぶり安値109.19円が視野に入るでしょう。

反対に貿易摩擦のリスクが緩和した場合、USDJPYは上昇するでしょう。この場合、100日平均線上の109.75円付近がレジスタンスゾーンになるでしょう。

次のレジスタンスゾーンとなる110円付近には、50日MA上の110.16円、一目均衡表の雲の天井値110.14円、転換線上の110.14円、及び基準線上の110.22円が含まれます。その上には、先週に記録した4週ぶり高値110.89円が控えています。

本日に発表される米経済指標もUSDJPYの値動きに影響するでしょう。

 

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