XM-EU離脱交渉の見通し悪化でポンド安、英製造業PMI発表、貿易問題注視

XM-EU離脱交渉の見通し悪化でポンド安、英製造業PMI発表、貿易問題注視

 

 

外国為替市場: 先週に大幅に上昇した米ドルインデックスは、本日には大きな動きは見られませんでした。EU離脱交渉の見通し悪化により、今週のポンドは下落してスタートしました。

株式市場: 米国とカナダが合意に達しなかった為、米株式市場の終値は強弱混合になりました。S&P総合500種は0.01%の上昇で大きな動きは見られず、ダウ工業株30種は0.09%下落しました。一方、ナスダック指数は0.26%上昇しました。

本日の米株式市場は、レイバーデーの祝日により閉場となっています。

今週には米中貿易摩擦のリスク上昇が予想されている為、アジア株式市場は全面安となりました。

日経平均株価とトピックスは、0.69%と0.87%それぞれ下落しました。香港株式市場は、0.80%下落しました。

欧州株式市場では、主要株価先物指数が先週の終値付近でのスタートとなる模様です。例外は英FTSE100で、ポンドが下落する中、上昇してのオープンが予想されています。

コモディティ:  本日の原油価格は強弱混合になりました。WTI原油先物は、0.24%下落した69.67ドルまで値下がりしました。一方のブレント原油先物は、0.17%上昇した77.80ドルまで値上がりしました。

先週金曜日に発表されたベーカーヒューズ社のリグ稼働数が3週ぶりに上昇し、米原油生産増加が浮き彫りとなりました。

本日のゴールド価格には大きな動きは見られず、1オンス1200ドルを若干上回って推移しています。

FX主要な動き: EU離脱交渉先行き不透明感でポンド下落;米ドル回復

先週末のEU側のバルニエ主席交渉官とメイ英首相の発言により、EU離脱問題への新たな懸念が高まる中、今週のポンドは下落してオープンしました。

先週には、英国に特別な提案提供の用意あると発言し、ポンドを急騰させたバルニエ主席交渉官は、昨日には、メイ英首相による通商案に強く反対する姿勢を示しました。一方、メイ英首相は、二度目の国民投票実施の可能性を排除しました。

今までに、メイ首相は二度目の国民投票実施を否定してきた為、今回の決定は想定内でした。しかしながら、バルニエ主席交渉官の明確な政策変更、及び離脱交渉に進展が見られないことが重なり、EU離脱交渉の見通し悪化とポンド安が引き起こされました。

今後数週間は、EU離脱交渉の最終局面に突入する為、ポンド相場は引き続き荒い値動きになる模様です。EU離脱交渉が合意間近と見なされない限り、ポンド上昇には繋がらないでしょう。

先週金曜日の米ドルは上昇しましたが、明確な要因はありませんでした。しかしながら、要因として考えられるのは、欧州セッション終了間際における月末のドル買いの流れです。

先週金曜日、米国とカナダはNAFTA交渉において合意に達しませんでした。これにより、カナダドルが下落しました。今週水曜日には協議が再開され、カナダドルの短期的方向性に影響するでしょう。

今週後半には、米中貿易問題が再度注目を集める模様です。米政権は、先週に公表した通り、中国からの輸入品に2000億ドル相当の関税を発動させる模様です。米国が追加関税を発動した場合、中国側は対抗策に講じることを既に表明しています。この場合、市場のリスク回避の流れが強まり、リスク逃避先資産の円等の需要が高まるでしょう。

本日これからのFX市場: ユーロ圏、及び英製造業PMI発表;貿易問題の進展に注目

GMT0800には、ユーロ圏8月製造業PMI・確報値が発表され、速報値と同じ54.6となり、2016年11月以来の低水準になる模様です。鈍化の背景には、貿易問題への懸念があります。本日には、ドイツとフランスの製造業PMIがGMT0755とGMT0750にそれぞれ発表されます。

GMT0830には、英8月製造業PMIが発表され、前月結果の54.0から53.8への鈍化が予想されています。予想通りの結果になった場合、2016年後半以来の低水準になります。ユーロ圏とは異なり、英国のPMIは確報値のみの発表となる為、ポンドがより反応する傾向があります。

NAFTA交渉では、米国とカナダが合意に至らなかった為、トランプ大統領はメキシコとの二国間協定を進める意向を米議会に 通知しました。

GMT1830には、金融及び銀行カンファレンスにおいて、アルゼンチン中央銀行総裁による「金融政策の正常化」に関する講演が予定されています。その後には、2018年度のFOMCで投票権を持たないシカゴ連銀のエバンス総裁が、パネルディスカッションに参加予定です。

XMテクニカル分析: USDJPYは下落圧力後退で、短期的弱気相場の兆し

USDJPYは、先週に記録した1か月ぶり高値111.82円を約90ピップ下回って推移しています。転換線と基準線は下落し、短期的弱気相場の見通しを見せています。

しかしながら、基準線が平坦化しつつあることから、下落圧力が弱まりつつあるようです。しかしながら、ストキャステックスでは、%Kが%Dを下抜けており、超短期的弱気相場のサインが現れています。

貿易問題のリスク上昇は、リスク逃避先資産の円の需要が増加させ、USDJPYは下落させるでしょう。100日平均線上の110.88円を下回って推移する場合、先週金曜日に記録した1週間半ぶり安値110.68円がサポートゾーンになるでしょう。

この付近には、一目均衡表の雲の底値110.62円も含まれます。一段と下落した場合、110円が視野に入るでしょう。

反対に、貿易問題のリスクが緩和した場合、USDJPYは上昇するでしょう。この場合、直近のレジスタンスゾーンは、転換線上の110.93円と一目均衡表の雲の天井値110.97円付近になるでしょう。

その上には、50日MAの111.10円と基準線の111.25円が控えています。一段と上昇した場合、先週に記録した1か月ぶり高値111.82円付近が視野に入り、この付近には112円も含まれます。

 

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