XM FX-米ドルと株価上昇基調、英国EU離脱会談待ち

マーケットプレビュー-米ドルと株価上昇基調、英国EU離脱会談待ち

 

 

 

外国為替市場: 米国内での政治的不透明感が根強く残る中、先週土曜日の上院での税制改革法案可決を受けて、ドル/円が2週間半ぶり高値まで上昇しました。米ドル高の流れにより、他の主要通貨は下落し、特にアジアセッションでのNZドルは最も軟調推移した通貨となりました。

株式市場: 日経平均株価の終値は0.5%低下し、香港株式市場は閉場の数分前には0.5%上昇していました。GMT0747でのユーロストックス50は1.2%上昇し、上院での税制改革法案可決が好感され、ダウ工業株30種、S&P総合500種、及びナスダック指数はそれぞれ0.9%、0.6%、0.45%上昇しました。

コモディティ: 原油価格が下落基調でスタートしたものの、その後上昇に転じ、2年ぶり高値付近まで値上がりしました。リスクオンの流れを受けて、ゴールド価格は0.55%下落した3週間ぶり安値1オンス1273.41ドルまで値下がりしました。

主要な動き: 上院での税制改革法案可決で米ドル上昇、ポンド高継続

上院での税制改革法案可決により、法人と個人を対象にした1980年代以来最大の減税実施に近づきました。2016年の政権移行期のロシアとの不透明な関係を巡る疑惑において、フリン前大統領補佐官が虚偽供述を認めたことにより、先週金曜日の米ドルは急落しましたが、上院での税制改革法案可決が米ドルを上昇させました。

ドル/円は0.75%上昇した112.94まで、ドル/スイスフランは0.66%上昇した0.9827スイスフランまで上昇しました。一方、ユーロ/ドルは0.26%下落した1.1858ドルまで値を下げました。ポンドは、英国のEU離脱交渉進展期待がポンドを下支えし、対米ドルで緩やかな下落となりました。ポンド/ドルは0.17%下落した1.3439ドルまで値を下げました。

豪ドルに関しては、鉄鉱石価格上昇と豪経済指標の予想を上回る結果が、米ドル高の流れを相殺し、対米ドルで0.7601ドル付近で安定して推移しました。NZドルは対米ドルで0.40%下落した0.6857ドルまで値を下げました。

本日これからの市場: 英11月建設業PMI、ユーロ圏10月生産者物価指数、ユーロ圏12月Sentix投資家信頼感指数、米10月製造業受注指数、EU離脱会談に注目

GMT0930には、英11月建設業PMIが発表され、前回結果の50.8から51.0に改善することが予想されています。結果が50の場合は成長が見られなかったことを示します。英国のEU離脱交渉での進展の兆しを受けて、最近のポンド/ドルは最も堅調推移している通貨ペアとなっています。

そのため、本指標結果によりポンド/ドル上昇の勢いが継続するかが注目されるでしょう。

GMT0930にはユーロ圏の経済指標である12月Sentix投資家信頼感指数も発表され、GMT1000にはユーロ圏10月生産者物価指数も発表されます。両指標結果は前月結果より若干鈍化することが予測されています。

米国に関しては、GMT1500に米10月製造業受注指数が発表され、前月結果の前月比1.4%増に対して、前月比0.4%減になることが予想されています。

米政治に関しては、上院での税制改革法案可決を受けて、上院案と下院案のすり合わせ等の調整が必要となり、今週にも調整が着手される模様です。ロシア疑惑に関する今後の進展も米ドル相場を動かす要因となる為、引き続き注視されるでしょう。

英国のEU離脱交渉に関しては、本日、英メイ首相が、ユンケル欧州委員長とバルニエ主席交渉官との会談を行う予定です。

 

テクニカル分析: GBPUSD 上昇相場継続

GBPUSDは、EU離脱交渉進展期待により、短期的に上昇相場を維持し、2か月ぶり高値付近で取引されています。GBPUSDは、EMAと一目均衡表雲を上回って推移し、 11月16日の20日EMAと50日EMAの交差も短期的な上昇基調を示しています。RSI は平坦化し、買われ過ぎの水準を僅かに下回り、上層基調再開前にしばらくの間レンジ相場が継続する可能性を示しています。

GBPUSDが上値を試す展開となった場合、直近でのレジスタンスラインは2か月ぶり高値1.3548ドルになるでしょう。その上には、1年ぶり高値1.3655ドルが控えています。下値を試す展開となった場合、サポートラインは最近でのレジスタンスエリアとなっている1.33ドル台になるでしょう。前回の安値1.3026ドルまで下落する前には、50日EMA上の1.3242ドルで調整の動き見られる可能性があります。

 

 

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