XM FX-米ドル2週間ぶり高値、日経平均株価回復

マーケットプレビュー-米ドル2週間ぶり高値、日経平均株価回復

 

外国為替市場: 米税制改革法案の楽観的見通しにより、米ドルが対主要通貨で2週間ぶり高値まで上昇しました。しかしながら、政府閉鎖の可能性への懸念により、一段の上昇は阻止されました。ユーロとポンドは対米ドルで3日連続の下落となる模様です。昨日、カナダ中央銀行が追加利上げに慎重な姿勢を見せたことにより、カナダドルは1週間ぶり安値まで下落しました。豪ドルは、豪貿易関連指標の予想を下回る結果を受けて、下落しました。

株式市場: 日経平均株価が昨日の急落から回復し、終値は1.45%上昇しました。しかしながら、中国株式市場は下落しました。GMT0751でのユーロストックス50は、0.2%上昇しました。ダウ工業株30種、及びS&P総合500種は0.1%上昇し、ナスダック指数も0.4%上昇しました。

コモディティ: 原油価格が昨日の米エネルギー省の原油在庫発表を受けて3週間ぶり安値まで急落し、本日も引き続き昨日の安値付近で推移していました。原油在庫は予想以上に減少したものの、ガソリンと石油在庫は予想よりも増加しました。WTI原油先物とブレント原油先物は、それぞれ1バレル56ドルと61.35ドルで取引されていました。ゴールド価格は、0.47%下落し、4か月ぶり安値1オンス1256.02ドルまで値下がりしました。

 

主要な動き: カナダ中銀のハト派的見解でカナダドル下落、豪貿易収支結果で豪ドルとNZドル下落

アジアセッションでのカナダドルは軟調推移しました。昨日、カナダ中央銀行は政策金利を1.0%で据え置くことを決定し、今週発表された雇用統計の好調な結果にも関わらず、追加利上げに慎重な姿勢を示したことにより、カナダドルが急落し、ドル/カナダドルは0.30%上昇した1か月ぶり高値1.2824カナダドルまで値を上げました。

政策金利発表後に表明された金融政策声明文では、「今後利上げが必要」であり、利上げ時期は今後の経済指標発表次第であるとされ、明確な利上げ時期が示されなかったことにより、市場では1月利上げの可能性は低いと判断されました。

昨日、米議会上院は、下院案との相違点の解決の為に、下院との両院協議会を開始することを決定しました。ドル/円は112.60円まで上昇し、ユーロ/ドルは本日発表された独10月鉱工業生産の低調な結果を受けて、2週間ぶり安値1.1790ドル付近で推移しました。

ポンド/ドルは、EU離脱交渉進展期待後退により上値が重くなり、1週間ぶり安値1.3338ドル付近で取引されました。

本日発表された豪10月貿易収支は、市場予想の14億豪ドルの貿易黒字に対して、1.05億豪ドルの貿易黒字となったことにより、豪ドルとNZドルは下落しました。

輸出は前月比0.3%減で、輸入は前月比2.0%増でした。豪ドルは対米ドルで0.54%下落した6か月ぶり安値0.7522ドルまで、NZドルは対米ドルで0.64%下落した1週間ぶり安値0.6833ドルまで値を切り下げました。

本日これからの市場: ユーロ圏 GDP、米週次新規失業保険申請件数、カナダ許可建設件数に注目

GMT1000には、ユーロ圏第3四半期GDP・改定値が発表され、速報値と同じ前期比0.6%増と前年比2.5%増になる見込みです。

GMT1330に発表される米週次新規失業保険申請件数は注目されるでしょう。前回結果の23.8万件から若干上昇した24万件となることが予想されています。GMT2000には、米10月消費者信用残高が発表されます。

GMT1330にはカナダ10月建設許可件数が、GMT1500にはカナダ11月Ivey購買部景況指数が発表され、カナダドル相場に影響する可能性があります。

政治に関しては、トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と承認したことにより、政治的不透明感が浮上し、今後の展開が注目されます。米税制改革法案の展開も注視されるでしょう。昨日、米議会上院は、上院案と下院案をすり合わせて調整する為に、下院との両院協議会開始を決定し、12月22日までの可決を目指す模様です。

今週末までの米政府閉鎖回避のための試みにも注目が集まるでしょう。EU離脱交渉に関しては、英メイ首相が交渉進展の為に、民主統一党からの合意取り付けを模索する模様です。

 

 

テクニカル分析: WTI原油先物は短期的弱気相場、中期的には強気相場維持

WTI原油先物は中期的には強気相場を維持しているものの、11月27日に2年半ぶり安値59ドルに下落後、短期的に弱気相場に転じました。RSIでは50を上回っているものの、下向き圧力が強まっています。MACDではシグナルラインを突き抜け、20日EMAと交差し、短期的に下落の動きが起こる可能性を示しています。

下落した場合、49.08ドルから59ドルまでのフィボナッチリトレースメント上昇トレンド38.2%の55.20ドルがサポートラインになるでしょう。その後のサポートラインは、50日EMAの54.85ドルとフィボナッチリトレースメント50%の54.02ドルになるでしょう。

上昇した場合、20日EMAの56.72ドルがレジスタンスラインになるでしょう。56.72ドルを超えた後には、2年半ぶり高値59ドルが視野に入るでしょう。59ドルも超えた場合には、短期的に強気相場に転じでしょう。

 

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