XM FX-豪小売売上高で豪ドル急騰、アジアでのハイテク株下落

マーケットプレビュー-豪小売売上高で豪ドル急騰、アジアでのハイテク株下落

 

外国為替市場: 市場の予測通り、オーストラリア準備銀行が政策金利の据え置きを決定したものの、豪10月小売売上高の好調な結果が経済見通し改善を示したことにより、豪ドルは対米ドルで3週間ぶり高値まで上昇しました。ニュージーランド準備銀行総裁がインフレ上昇のための追加緩和の可能性を示唆したことにより、NZドルは昨日の下げ幅を回復し、大きく上昇しました。英メイ首相がEU離脱交渉においてEU側を満足させられなかったことにより、ポンドは下落し、上院での米税制改革法案可決による市場でのリスク選好の流れを受けて、ドル/円は上昇しました。

株式市場: 昨日の米市場での下落による影響を受けて、アジア株式市場はではハイテク関連株の上値が重くなり、日経平均株価0.4%下落しました。GMT0800のユーロストックス50は0.1%下落しました。ダウ工業株30種は0.2%上昇し、S&P総合500種も0.1%上昇しました。ナスダック指数には大きな動きは見られませんでした。

コモディティ: 本日の米石油協会による米原油在庫発表を控え、市場は原油在庫増加に慎重な姿勢を維持している為、原油価格は昨日の安値付近で安定して推移しました。直近でのWTI原油先物とブレント原油先物は、それぞれ1バレル57.44ドルと62.37ドルでそれぞれ取引されていました。ゴールド価格は、1オンス1275.40ドルで安定して推移しました。

 

主要な動き: 豪小売売上高で豪ドル急騰、アイルランド国境問題でポンド下落

本日、オーストラリア準備銀行は市場の予想通り、16回連続で政策金利を最低水準の1.5%に据え置くことを決定しました。政策金利発表後の声明文では、「インフレは透明の間は低水準になる模様」という文言が含まれていなかったことにより、タカ派的内容として捉えられ、豪ドル上昇の要因になりました。声明文の前に発表された豪10月小売売上高の予想を上回る結果は、インフレ上昇と経済見通し改善を期待するオーストラリア準備銀行にとって良いニュースとなりました。

豪10月小売売上高は前月比0.5%増となり、市場予想の前月比0.3%増を上回りました。前月結果も前月比0%増から前月比0.1%増に上方修正されました。経済指標結果と声明文内容により、豪ドルは対米ドルで0.61%上昇し、3週間ぶり高値0.7653ドルまで値を切り上げました。

NZドルもニュージーランド準備銀行のスペンサー総裁の発言を受けて上昇基調となり、対米ドルで0.35%上昇し、0.6906ドルまで値を上げました。スペンサー総裁は、利上げの可能性を減少させる輸入価格の根強い低迷により、「長期的な価格安定を達成するには、生産、雇用、及び金融の安定により重点を置く必要がある」と述べました。

ブリュッセルでのEU離脱会談では、アイルランド国境問題において、メイ英首相がEU側を満足させられなかったことにより、交渉が進展せず、ポンド/ドルは0.71%下落した1.3385ドルまで値を下げました。ユーロ/ポンドは0.61%上昇した0.8856ポンドで取引されました。

ドル/円は0.18%上昇した112.60円まで、ユーロ/ドルは0.12%上昇した1.1850ドルまで値を上げました。米ドルインデックスは93.19で推移し、大きな動きは見られませんでした。

本日これからの市場: 英サービス業PMI, ユーロ圏小売売上高及びPMI、米及びカナダ貿易収支、米ISM非製造業PMIに注目

GMT0900には、ユーロ圏11月サービス業PMI、及びマーケット総合PMIが発表されます。速報値と同じ結果になることが予想されている為、大きな注目は集まらない模様です。その1時間後には、ユーロ圏10月小売売上高が発表され、前月比0.7%増と前年比1.5%増になることが予想されています。

GMT0930には、英11月マークイット製造業PMIが発表され、前月結果の55.6から55.0になることが予想されていますが、依然として拡張を示す50を十分に超えています。

GMT1330には、米10月貿易収支、及びカナダ10月貿易収支が発表されます。GMT1500には、米11月ISM非製造業景況指数が発表され、前月結果の2年ぶり高水準60.1から59.0への鈍化が予測されていますが、依然として高水準です。

GMT2135には、米石油協会の米原油在庫が発表されます。

 

テクニカル分析: EURGBP は弱気相場継続見通し、短期的にはレンジ相場

EURGBPは8年ぶり高値0.9305ポンドのから急落後、9月末より0.8745から0.9032ポンドのレンジ幅内での取引となっています。短期的にはレンジ幅内での取引の見通しにより、レンジ相場が継続する模様です。テクニカル指標では、RSIが僅かに50を下回り、MACDは0に達していることにより、レンジ相場を裏付けています。

しかしながら、0.8745ポンドを割り込んだ場合、0.9305ポンドから始まった中期的な下落が再開し、主要レベルの0.8600ポンド台が視野に入って来ます。下落幅が拡大した場合、7か月ぶり安値0.8383ポンドも視野に入ってくるでしょう。

EURGBPが上昇した場合、レンジ相場の高値0.9032に達する前に、まず20日EMAと50日EMAの交差する0.8861ポンドから0.8883ポンドがレジスタンスラインになるでしょう。このレジスタンスラインが突き破られた場合、8年ぶり高値0.9305ポンド達成が視野に入り、レンジ相場から上昇相場に転じるでしょう。

 

 

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