XMFXーオミクロン株への懸念後退で、株価上昇、米ドル下落2021/12/07
- インフレ、及びオミクロン株への懸念は材料視されず、米株価回復
- 米国債利回り回復、しかしながら、リスクオンムード回復で米ドルは上値の重い展開
- 豪中銀の楽観的見解で豪ドル上昇、原油価格回復でカナダドル上昇、英中銀メンバーの発言でポンド下落
オミクロン株への懸念緩和で、リスクオンムードが回復
昨日の米株式市場の力強い回復を受けて、本日の株式市場は楽観ムードとなりました。
昨日のダウ工業株は1.9%、S&P500は1.2%値上がりし、先週の下げ幅を回復させました。
一方、長期国債の売りが進んだことが成長株に影響し、ナスダック指数の終値は、僅か0.9%の上昇に留まりました。
米10年債利回りは、1.35%付近から1.43%を超えて引けました。
オミクロン株に関して現時点で確認できることは、デルタ株よりも感染力が強いものの、症状は軽いようです。
FX市場は、冬季の感染拡大による経済的な閉鎖を今回は回避できると期待しています。
経済の一段の回復見通しにより、バリュー株が上昇しました。
一方で、長期的なコスト上場により、バリュエーションの高い多数の成長株は下落しました。
オミクロン株には、依然として不明な点が多数あります。
現在のワクチンが入院者数増加を回避できるのかは不明であり、中期的にはインフレ見通しが市場を動かす主要因となるでしょう。
多数の主要な中央銀行がパンデミック時の刺激策を削減し始め、インフレ上昇への懸念により、テーパリング加速を検討しています。
中央銀行がインフレに過剰反応しているリスクもあり、経済回復のスピードを鈍化させる可能性もあります。
一方、中国人民銀行は金融政策の緩和を発表したものの、FX市場の反応は限定的でした。
昨日、市場の予想通り、中国人民銀行は預金準備率の0.50%の引き下げを公表しました。
零細・中小企業への貸付レートも引き下げられ、次回の金融緩和政策として、ローンプライムレート水準の引き下げが浮上しました。
中国株式市場は上昇したものの、上昇幅の一部を失って引けました。一方、欧州株式市場は前半に上昇し、米主要株価先物指数も上昇しました。
安全資産下落で、豪ドルとカナダドルが上昇
リスクムード改善は、安全資産の下落に繋がりました。円とスイスフランは、殆どの通貨に対して下落しました。
米ドルは、全面安でのスタートとなりました。しかしながら、国債利回り上昇により、その後の米ドルは横ばい推移となりました。
本日、オーストラリア準備銀行は政策金利の据え置きを決定し、翌年2月にテーパリング着手の可能性を示唆しました。
これを受けて、豪ドルは対米ドルで上昇し、0.71ドル台を超えました。
数か月のロックダウン後、豪経済は順調に回復しています。
オミクロン株が豪経済の回復に影響しない限り、オーストラリア準備銀行が債券購入の早期終了、及び早期利上げに踏み切る公算が大きいでしょう。
カナダドルも上昇幅を拡大させ、対米ドルで1週間以上ぶり高値を記録しました。
明日のカナダ中央銀行の政策会合では、オーストラリア準備銀行と同様に、今後の見通しへの楽観的見解が維持される可能性があります。
今週のカナダドルの上昇には、原油価格の回復が影響しているようです。
先週に3か月ぶり安値まで急落後、イランと欧米諸国との核合意の可能性が後退した為、WTI原油先物とブレント原油先物は、上昇に転じました。
オミクロン株への懸念緩和も、原油価格とその他のコモディティ価格の回復の追い風となりました。
ポンドとユーロ下落
イングランド銀行メンバーの異なる見解を背景に、ポンドは昨日の高値を維持できず、対米ドルで1.3260ドル付近で推移しています。
昨日、タカ派メンバーの一人、サンダース氏は、オミクロン株を懸念し、慎重な姿勢を示しました。
一方、ブロードベント副総裁は、今後数か月内にインフレが5%を超える可能性に注意を促しました。
ECBはインフレ上昇に依然として懸念を示していない為、ユーロは上値の重い状態が継続し、対米ドルで1.1250ドルに向けて下落しました。
翌週には、ECB、FRB,及びイングランド銀行の政策会合が予定されています。
FRBとイングランド銀行がタカ派的方針を示す可能性があり、ユーロの一段の下落余地があるでしょう。
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