XMFX-リスクオフで米ドル高、伊財政案問題でユーロの値動きに注目

外国為替市場: 本日の米ドルインデックスは0.17%下落しました。
原油安がカナダドル売りを加速させ、カナダドルが最も軟調推移した通貨でした。昨日に上昇した円とスイスフランは、本日には市場が若干リスクオンに振れた為、共に下落しました。
株式市場: 昨日の米株式市場は、小売売り関連株、ハイテク関連株、及びエネルギー関連株の下落により、再度下落して引けました。ダウ工業株30種は2.21%、S&P総合500種は1.82%、ナスダック指数は1.70%下落しました。
しかしながら、本日の米主要株価先物指数が上昇してのオープンを示していることから、市場のリスクオンの動きが若干回復したようです。
アジア株式市場は強弱混合の動きとなりました。日本の株式市場が下落した一方で、中国の株式市場は上昇しました。
欧州株式市場では、主要株価先物指数が上昇してのオープンを示しています。
コモディティ:昨日の原油価格は一段安となりました。WTI原油先物は6.6%、ブレント原油先物は6.4%下落し、一年ぶり安値付近まで値下がりしました。
本日には、WTI原油先物は54.50ドル付近まで、ブレント原油先物は63.40ドルまで回復しました。
昨日のゴールドは、米ドル高の動きにより、下落しました。
FX主要な動き: リスクオフの流れが強まる中、リスク逃避先資産の需要増加で米ドル上昇
本日も引き続きハイテク関連株の下落により、米株式市場は下落しました。主要小売業者の脆弱な決算結果と先行き悪化予想、及びエネルギー関連株を引き下げた原油安も、株価安の要因になりました。
これにより、カナダドル、豪ドル、NZドル等のコモディティ通貨が下落しました。一方、円やスイスフラン等のリスク逃避先資産の需要が増加しました。
本日の米ドルは、対円やスイスフランでも上昇し、最も堅調推移した通貨でした。米利上げの一時停止への懸念にも関わらず、米ドルが上昇しました。これにより、米ドルがリスクオフでも、リスクオンでも上昇する通貨であることが再度明らかになりました。
2019年度のハト派的利上げ方針公表後、利上げ観測が一段と後退するには米経済減速の明確な材料が必要となる為、ハト派的利上げ方針は米ドルにとってはポジティブな材料となりました。
英国では、昨日のカーニー総裁の議会証言で目新しい材料もなく、EU離脱問題の進展が引き続き主要なリスク材料となっています。過去2日間は、EU離脱問題に大きな動きがない為、ポンドの値動きは落ち着いています。
北アイルランドの民主党一党による支援が後退する中、メイ首相への不信任投票への動きが注目されます。
原油安により、カナダドルが対米ドルで5か月ぶり安値まで急落しました。
原油安の背景には、トランプ大統領がサウジアラビアに対して、ジャーナリスト殺害による制裁を実施する方針がないと発言した為、供給低下への懸念が緩和したことがありました。12月6日に開催されるOPECでの減産合意が、原油安を阻止するかが注目されるでしょう。
本日これからのFX市場: 伊財政案の進展注目、米耐久財受注発表
GMT1100には、欧州委員会がユーロ圏内の予算案についての報告書を提出します。イタリアが公的債務に関するEU法に反していることが明らかとなり、結果として罰金に繋がる可能性もあります。
イタリア政府の反応は、ユーロ相場の動きに影響するでしょう。
GMT1330には、米10月耐久財受注、及び米週次新規失業保険申請件数が発表されます。通常は、米ドルの値動きに影響する指標ではありませんが、最近の米経済指標の脆弱な結果により、市場の注目を集める可能性があります。
GMT1500には、米10月中古住宅販売件数、及び米11月ミシガン大消費者信頼感指数が発表されます。
GMT1300には、カナダ9月卸売売上高が発表されます。
昨日の原油価格急落により、GMT1530に米エネルギー省が発表する米原油在庫に市場は注目するでしょう。米原油在庫は290万バレルの増加し、9週連続の増加となる模様です。
XMテクニカル分析: EURUSDは短期的に強気から保ち合い相場の兆し
EURUSDは今週火曜日に2週ぶり高値1.1472ドルまで値を切り上げた後、若干下落しました。転換線と基準線の上昇が短期的強気相場を示しています。しかしながら、転換線も基準線も平坦化しつつあることから、強気相場から保ち合い相場の兆しを見せています。
イタリア財政案への懸念が緩和した場合、EURUSDは上昇するでしょう。この場合、転換線上の1.1415ドル付近がレジスタンスゾーンとして機能するでしょう。一段と上昇した場合、昨日の高値1.1472ドルが視野に入るでしょう。
そのすぐ上には、1.15ドルが控えています。1.15ドルを上抜けた場合、1.1549ドルを試す展開となるでしょう。
EUとイタリアの対立懸念が上昇した場合、EURUSDは下落するでしょう。この場合、100日平均線上の1.1365ドルがサポートゾーンになるでしょう。
この付近には、基準線上の1.1371ドル、一目均衡表の雲の天井値1.1357ドル、過去数週間の安値1.1352ドルが控えています。この下には、50日平均線上の1.1338ドルも控えています。一段と下落した場合、一目均衡表の雲の底値付近の1.13ドルが視野に入るでしょう。
本日に発表される米経済指標もEURUSDの動きに影響するでしょう。
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