XMFX-米上下院ねじれで米ドル下落、NZ政策金利発表に注目

XMFX-米上下院ねじれで米ドル下落、NZ政策金利発表に注目

外国為替市場: 本日の米ドルインデックスは、米中間選挙結果により、0.28%下落しました。ポンドは上昇を継続し、NZドルは急騰しました。

株式市場: 昨日の米株式市場は、上昇して引けました。ダウ工業株30種は0.68%上昇し、S&P総合500種は0.63%上昇し、ナスダック指数は0.64%上昇しました。

市場は、ねじれによる政治的行き詰まり感よりも、米中間選挙による不透明感解消を重視した模様です。本日の米主要株価先物指数は、上昇してのオープンを示しています。

一方、アジア株式市場はほぼ全面安となりました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.28%と0.42%低下しました。香港株式市場は0.16%下落しました。

欧州株式市場では、主要株価先物指数が大幅に上昇してのオープンを示しています。

コモディティ:本日の原油価格は下落を継続しました。WTI原油先物は8か月ぶり安値まで、ブレント原油先物は3か月ぶり安値まで値下がりしました。

原油価格下落の背景には、イラン産原油の全面禁輸が一部の国に適用が免除されたことにより、供給懸念が緩和されたことがあります。市場では供給過多懸念が再浮上し、本日に米エネルギー省が発表する米原油在庫が注視されるでしょう。

ゴールドは0.41%上昇した1232ドルで取引されていました。ゴールドは1212ドルから1238ドルのレンジ幅内を推移していることから、再度保ち合い相場の兆しが見られます。

FX主要な動き

世論調査で明らかとなっていたように、米中間選挙結果は上下院にねじれが生じました。民主党が下院の過半数を奪還し、共和党が上院の過半数を維持しました。

これにより、今後トランプ大統領は、殆どの選挙公約の実現が困難になります。特に減税政策は、民主党が拒否する可能性があります。また、民主党は弾劾を発議する可能性もあります。

しかしながら、実際に弾劾されるには、上院の100議席中の67票を獲得する必要がある為、現在の所はトランプ大統領が弾劾されない模様です。

予想通りの結果となった為、市場には大きな反応は見られませんでした。民主党の下院での過半数奪還で、減税政策実現の可能性が後退し、米国債利回りが低下しました。

これにより、米ドルが緩やかに下落しました。しかしながら、トランプ政権によって既に実現した政策を変更することはできない為、下落幅は限定的となりました。一方、米中間選挙による不透明感が解消され、米株式市場は上昇を継続する模様です。

EU離脱交渉合意観測により、ポンドは上昇を継続し、対ユーロで5か月ぶり高値まで上昇しました。今月末には英国がEU側に新たな提案を提出す可能性が報じられ、合意間近観測を上昇させました。

本日発表されたNZ第3四半期失業率が、予想外に10年ぶり低水準まで改善したことにより、NZドルが急騰しました。

本日これからのFX市場: NZ政策金利発表

 

GMT0830には、英10月ハリファックス住宅価格指数が発表されます。しかしながら、ポンドは引き続き経済指標ではなく、EU離脱交渉の進展に反応するでしょう。

GMT1000には、ユーロ圏9月小売売上高が発表され、前月結果の前月比0.2%減から前月比0.1%増への上昇が予想されています。前年比では、前月結果の1.8%増から0.7%に鈍化する模様です。ユーロのリスク材料は、イタリア予算案になります。

GMT1500には、カナダ10月Ivey購買部協会指数が発表されます。GMT2000には、米9月消費者信用が発表されます。

GMT2000のNZ政策金利発表は、市場の注目を集めるでしょう。史上最低水準の1.75%の政策金利の据え置きが、市場では広く予想されています。

政策金利の変更が予想されていないことから、ニュージーランド準備銀行が、経済見通しにどの程度楽観的見解を示すかに注目が集まり、NZドルの値動きにも影響するでしょう。

今年前半には、ニュージーランド準備銀行がハト派的見解を維持し、利下げ余地を示しました。本日のアジアセッションで発表されたNZ第3四半期失業率は、10年ぶり低水準となりました。更に、最近発表された第3四半期GDPの上昇も考慮すると、ニュージーランド準備銀行が利下げ余地を排除し、より楽観的見解を示す可能性があります。

この場合、NZドルは上昇するでしょう。GMT2100に予定されているニュージーランド準備銀行総裁の記者会見も、NZドル相場を動かす要因となるでしょう。

エネルギー市場では、GMT1530に米エネルギー省の原油在庫が発表されます。前回結果の約320万バレルの増加に対し、今回は約240万バレルの増加が予想されています。

XMテクニカル分析: EURGBP5か月ぶり安値を更新し、短期的弱気相場

本日前半のEURGBPは、5か月ぶり安値0.8710ポンドまで一時値を切り下げました。RSIの下落は、短期的弱気相場を示しています。RSIが35で推移しており、売られ過ぎ水準の30に近づいています。

英国とEUが合意間近である明確な兆しが見られた場合、EURGBPは下落するでしょう。この場合、本日の安値0.8710ポンド、及び0.87ポンド付近がサポートゾーンになるでしょう。

0.87ポンドを割り込んだ場合、2017年5月以来の安値0.8620ポンドが視野に入るでしょう。

反対に、合意なき離脱の可能性が再度高まった場合、0.8750ポンド付近がレジスタンスとして機能するでしょう。0.8750ポンド付近は、今年の4月下旬から6月下旬までEURGBPが推移していた水準です。

一段と上昇した場合、20日平均線上の0.8814ポンドが視野に入るでしょう。0.8814ポンドを上回った場合、50日平均線上の0.8861ポンド、及び100日平均線上の0.8883ポンドを試す展開となるでしょう。

イタリア予算案の進展もEURGBPを動かす要因となるでしょう。

 

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