XMFX-英金融企業によるEU市場へのアクセス維持でポンド高、BOE政策会合

外国為替市場: 昨日の米ドルインデックスは0.4%以上低下し、過去4セッションで初めての下落を記録する模様です。EU離脱後の英金融企業によるEU市場へのアクセス維持のニュースは、ポンドを若干上昇させ、ユーロも若干上昇させました。
市場のリスク選好の動き、及び中国の景気後退のリスクが高まる中での中国政府による刺激策の検討を受けて、豪ドルとNZドルは上昇しました。
株式市場: 昨日の米株式市場は上昇して引けました。ナスダック指数は2.08%、S&P総合500種は1.09%、ダウ工業株30種は0.97%上昇しました。
しかしながら、アジア株式市場では株高の流れは引き継がれず、強弱混合の動きとなりました。日本と韓国の株式市場は下落しました。一方、中国政府による景気後退のリスク緩和のための刺激策計画により、中国と香港の株式市場は上昇しました。
欧州株式市場では、殆どの主要株価先物指数が上昇してのオープンを示しています。唯一の例外は英FTSE100で、ポンド高に関わらず、下落してのオープンを示しています。
コモディティ:本日の原油価格は、昨日の下げ幅を一段と拡大させました。昨日に発表された米原油在庫での6週連続の増加が、今年後半の原油市場は供給過多に直面するというサウジアラビアの予測を裏付けたことにより、原油価格下落に繋がりました。
加えて、中国の景気後退の兆しも、原油需要の見通しを悪化させました。
米ドルの下落を受け、本日のゴールドは0.8%上昇した1225ドルで取引されました。
FX主要な動き: EU離脱後の英金融企業によるEU市場へのアクセス維持でポンド高;豪ドルとNZドルも急騰
EU離脱後も英金融企業による欧州市場へのアクセス維持に関する暫定合意が英国とEU間で成立したことが報じられ、ポンド/ドルは0.9%以上上昇しました。昨日、英ラーブEU離脱担当相が、英議会宛ての書簡において、11月21日までにEU離脱交渉終結の見込みを表明したことにより、ポンドは既に上昇していました。
最近、EU離脱交渉に進展の兆しが見られなかったことにより、予想外にポジティブなニュースでポンドが大幅に上昇しました。
しかしながら、交渉の焦点となっているアイルランド国境問題への言及はありませんでした。アイルランド国境問題の進展がない限り、楽観的観測は期待できないでしょう。
メイ英首相が発言した、「全てにおいて合意ない買い切り、交渉は終結しない」ということになるでしょう。加えて、EU側との合意は、英国議会通過とは全く異なる問題になります。したがって、EU離脱交渉進展に期待が高まる中、実際に終結するまでに依然として課題は多く残っているため、順調なポンド上昇は難しいでしょう。
ポンド高はユーロも上昇させました。ユーロ/ドルは0.4%上昇しました。ユーロとポンドの上昇により、米ドルインデックスは低下しました。
本日、豪ドルとNZドルは急騰し、対米ドルでそれぞれ0.98%と1.25%上昇しました。豪9月貿易収支の好調な結果が、豪ドルを押し上げました。しかしながら、豪ドルとNZドル上昇の主な要因は、市場のリスク選好の動きと、中国政府による刺激策になるでしょう。
本日これからのFX市場: 英政策金利発表、EU離脱問題、及び米ISM製造業PMIに注目
GMT1200には、イングランド銀行の政策発表が予定されています。今回は、全会一致での政策金利の据え置きが予想されています。
したがって、市場の関心は、金融引き締めに必要な要素、及びインフレとGDPの最新の見通しに関する発言に向けられるでしょう。カーニー総裁の記者会見はGMT1230に予定されており、ポンド相場の動きを見極める為に、注目されるでしょう。
EU離脱後の英金融企業による欧州市場へのアクセス維持のニュースにより、カーニー総裁の記者会見では、EU離脱の関する言及が特に注目されるでしょう。ポンドの上昇を継続する見込みです。
GMT0930には、英10月マークイット製造業PMIが発表され、前回結果の53.8から53.0への鈍化が予想されています。
GMT1400には、米10月ISM製造業PMIが発表され、前月結果の59.8から59.0への鈍化が予想されているものの、拡張範囲の50越えを維持する模様です。GMT1345には、米10月マークイット製造業PMIが発表されます。
GMT1230には、米週次新規失業保険申請件数が発表されます。
GMT1930に発表される米自動車販売合計は、通常外国為替市場には影響しません。しかしながら、利上げは自動車産業にマイナス要因となる為、利上げ観測が高まる中、自動車産業への影響を見極める為に注目される可能性があります。
XMFXテクニカル分析: GBPUSDは強気相場への転換の可能性
GBPUSDは昨日に2か月半ぶり安値1.2693ドルまで急落後、大幅に上昇しました。RSIは50を下回る下落水準で推移しているものの、売られ過ぎ水準まで接近後、急上昇しました。
これにより、短期的に強気相場への転換のシグナルが現れています。ストキャスティックス上でも、%Kが%Dを上抜け、共に上昇していることから、超短期的強気相場のサインが出現しています。
イングランド銀行が楽観的見解を示した場合、GBPUSDは上昇するでしょう。この場合、前回の安値1.2921ドルを上回り、50日平均線上の1.3012ドルと100日平均線上の1.3036ドルがレジスタンスゾーンとして機能するでしょう。
この付近には、1.30ドル、過去数カ月の安値1.3048ドル、及び高値1.3042ドルが控えています。一段と上昇した場合、1.31ドル台が視野に入るでしょう。
反対に、イングランド銀行が慎重な姿勢を見せた場合、GBPUSDは下落するでしょう。この場合、前回の安値1.2784ドル付近がサポートゾーンとして機能するでしょう。一段と下落した場合、昨日の安値1.2693ドルが視野に入るでしょう。
EU離脱交渉に関するニュースも、GBPUSDの値動きに影響するでしょう。
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