XMFX-貿易戦争リスクの新たな章への突入により、株価下落、円上昇

XMFX-貿易戦争リスクの新たな章への突入により、株価下落、円上昇

 

外国為替市場:世界的な貿易戦争への懸念上昇がリスク逃避先資産の需要を増加させた為、本日の円は対主要通貨で昨日の上昇幅を拡大させました。現在、円は対米ドルで16か月ぶり高値104.62円まで急騰しています。

株式市場: 米国の中国製品に対する新たな関税が米中関係の緊迫化への懸念を上昇させ、各国の株式市場は下落しました。

米株式市場では、ダウ工業株30種は2.9%、S&P総合500種は2.5%、ナスダック指数は2.4%下落しました。主要3株価指数先物は、現在の所、全て下落して推移しています。

下落基調はアジア株式市場にも引き継がれました。円高による輸出企業の見通し悪化で、日経平均株価とトピックスはそれぞれ4.5%と3.6%下落しました。香港株式市場は2.8%、CSI300は約2.9%下落しました。

リスク回避の流れは欧州市場にも引き継がれるようです。全ての主要株価指数先物の大幅な下落は、本日の市場は大きく下落してオープンすることを示唆しています。

コモディティ 株式市場の下落にも関わらず、原油価格は上昇しました。

WTI原油先物とブレント原油先物はそれぞれ1.0%と0.9%上昇しました。サウジアラビアエネルギー相が、原油市場のバランスを取り戻す為に、2019年も引き続きロシアや他の原油生産国と協調する意向を示したことが原油価格上昇に繋がりました。本日には、ベーカーヒューズ社が発表するリグ稼働数に市場の注目が集まるでしょう。

リスク回避の流れがリスク逃避先資産の需要を増加させ、ゴールド価格は1.0%上昇しました。

本日のゴールド価格は4週間ぶり高値まで急騰し、現在の所、レジスタンスゾーンの1340ドル台を若干下回って推移しています。貿易摩擦の深刻化はゴールド価格の一段の上昇に繋がるでしょう。

一段と上昇した場合、最初のレジスタンスポイントは1350ドルとなり、その上には最近の高値1366ドルが控えています。

 

FX主要な動き: 貿易戦争への懸念で円上昇

貿易摩擦への懸念上昇により、リスク逃避先資産と見なされる円は対主要通貨で上昇しました。本日前半のドル/円は2016年11月以来の安値104.62円まで急落し、GMT0730には0.35%下落した104.89円で推移していました。

ユーロ/円とポンド/円も下落しました。ユーロ/円は一時7か月ぶり安値128.94円まで急落しましたが、その後殆どの下落幅を回復することができました。

本日発表された生鮮食品を除く日2月消費者物価指数は、市場の予想通り、前年比1.0%増となりました。前月結果は前年比0.9%増で、日銀も目標は2%です。

昨日、トランプ大統領は中国製品に対する数百億ドル規模の関税を課すことを目指す大統領覚書に署名しました。しかしながら、関税はすぐには実行されません。市場では米中間の貿易戦争を懸念され、円買い圧力が強まり、株式等のリスクオン資産が売られました。

もう一つのリスク逃避先通貨と見なされるスイスフランも対米ドルで上昇しました。

ユーロ/ドルは0.3%上昇した1.2337ドルまで、ポンド/ドルは約0.2%上昇した1.4112ドルまで値を上げました。昨日のイングランド銀行の政策会合では、据え置きが決定されました。5月の政策会合では、0.25%の利上げが予想されています。

豪ドルとNZドルは対米ドルで上昇したものの、対円では約1年半ぶり安値まで急落しました。

本日これからのFX市場: 貿易戦争への懸念がリスク要因、米国とカナダの経済指標に注目

米国の新たな関税により、市場の注目は米中間の貿易戦争のリスクに向けられるでしょう。中国は30億ドル規模の対抗関税を発表し、対象には農産物や鉄鋼製品も含まれています。最も重要視されるのは、中国側が対抗関税を遂に実施した場合、米国側がどのような対抗措置を行うかになります。

トランプ政権のあらゆる新たな発言が市場に影響する可能性があります。全体的にリスク回避の流れが継続する模様で、昨日と同様の市場の動きとなる可能性があります。円等のリスク逃避先資産の需要が引き続き高まり、株式等のリスク資産は引き続き下落するでしょう。

GMT1230には、米2月耐久財受注が発表されます。耐久財受注も輸送用機器を除く耐久財受注も共に、前月結果の低下からの回復が予想されています。耐久財受注に大幅に回復が見られた場合、米ドルが若干回復する可能性があります。

しかしながら、米ドルの値動きを決定する主要因は、貿易戦争への懸念になるでしょう。GMT1400には、米2月新築住宅販売件数が発表されます。

XMテクニカル分析: USDCADの下落勢い失速

USDCAD は3月19日に9か月ぶり高値1.3094カナダドルまで上昇後、下落基調が継続しています。転換線と基準線が共に下落していることから弱気相場となりますが、基準線が平坦化しつつあることにより、下落の勢いが失速しつつあることが示されています。

本日発表されるカナダの消費者物価指数と小売売上高が好調な結果となった場合、カナダドルが上昇しUSDCADが下落することから、短期的弱気相場の兆しが再び強まるでしょう。サポートゾーンは、現在の転換線上であり、3月上旬に何度か記録した1.2888カナダドル付近となるでしょう。

1.2888カナダドルを下抜けた場合、昨日に記録した11日ぶり安値1.2829カナダドルが控えています。

反対に、経済指標が低調な結果となった場合、USDCADは上昇するでしょう。100日平均線の下限1.2941カナダドルから一目均衡表の雲の上限1.3022カナダドルまでがサポートゾーンとして機能するでしょう。

一目均衡表の雲の下限1.2955カナダドル、基準線の1.2976カナダドル、及び50日MA4の1.2997カナダドルもレジスタンスとして機能するでしょう。

貿易戦争リスクの関連ニュースもUSDCADの値動きに影響するでしょう。

 

 

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