XMFX-EU離脱問題でポンド急落、米中貿易問題の進展に注目

XMFX-EU離脱問題でポンド急落、米中貿易問題の進展に注目

外国為替市場: 昨日のポンドは急落しました。米政権の追加関税保留のニュースを受けて、豪ドル、NZドル、カナダドル等のコモディティ通貨が上昇しました。

米小売売上高の強い結果にも関わらず、米ドルには大きな動きは見られませんでした。

株式市場: 追加関税保留のニュースにより、昨日の米株式市場は上昇して引けました。米政権による報道内容の否定にも関わらず、市場のリスクオンは継続しました。ナスダック指数は1.72%、S&P総合500種は1.06%、ダウ工業株30種は0.83%上昇しました。

アジア株式市場は強弱混合の動きとなりました。日経平均株価は緩やかに下落したものの、中国市場は僅かに上昇しました。

欧州株式市場では、主要株価先物指数が上昇してのオープンを示しています。

コモディティ:昨日に米エネルギー省が発表した米原油在庫に上昇が見られたにも関わらず、原油価格が回復しました。WTI原油先物は57.35ドルで、ブレント原油先物は67.62ドルで取引されていました。

本日のゴールドは0.11%上昇した1216ドルで取引されていました。

FX主要な動き: EU離脱担当相辞任でポンド急落、追加関税保留報道でコモディティ通貨上昇

 

EU離脱問題を巡るニュースにより、昨日のポンドは急落しました。

1.3000ドル付近から急落したポンド/ドルは、1.2790ドル付近で安定しました。ポンド急落の背景には、ラーブ離脱担当相の辞任のニュースが合意への致命的な打撃として市場で見なされたことがあります。

合意案への暗雲が垂れ込む中、与党内でのメイ首相への不信任投票を求める動きも報じられています。

これにより、合意案が議会で承認されないだけなく、メイ首相が首相の座を追われる可能性も浮上しています。

今後、政治的不透明感が一段と上昇する可能性があり、ポンドのネガティブな要因になるでしょう。しかしながら、総選挙実施となった場合、2回目の国民投票実施、及び労働党による政権樹立の可能性が浮上する為、ポンドにとってポジティブな展開となるでしょう。

昨日、米通商代表部のライトハイザー代表が追加関税措置の保留を語ったとメディアが報じ、市場のリスクオンの動きが回復しました。米株式市場は上昇し、豪ドルやNZドル等のリスク通貨が急騰しました。

その後、ライトハイザー代表が報道内容を否定したものの、市場は殆ど反応せず、下落幅は限定的となりました。市場の関心は、今月末の米中通商協議に向けられています。

EU離脱問題の先行き不透明感上昇にも関わらず、ユーロは豪ドルとNZドル以外の主要通貨に対して大幅に上昇しました。現在の欧州市場では、「ニュースがないことは良い兆し」と見なされ、今後の展開が注目されています。

本日これからのFX市場: EU離脱問題の進展に注目、ユーロ圏消費者物価指数、米鉱工業生産と米製造業生産に注目

 

ポンドは引き続き英政治情勢とEU離脱問題の進展に影響を受けるでしょう。昨日、離脱交渉に関するメイ首相の対応に不満を示し、複数の閣僚が辞任しました。

更に、メイ首相に対する不信任投票を求める動きも広がっています。これにより、ポンドが急落しました。反対派だけなく、元閣僚が反対票を投じる可能性があり、議会承認は一段と厳しくなった模様です。

GMT1000には、ユーロ圏10月消費者物価指数・改定値が発表され、前月結果の前年比2.1%から前年比2.2%増への上昇が予想されています。速報値から大きく離れた結果にならない限り、ユーロ相場に影響することはないでしょう。

消費者物価指数の結果よりも、イタリア予算案への懸念がユーロ相場に影響する要因になるでしょう。イタリアのコンテ首相が、2019年の予算案においてEU側の協調する動きを見せていると報道され、ユーロにとってポジティブな要因になりました。

しかしながら、EUとイタリアの意見の隔たりは依然として大きく、ポジティブな流れは長く継続しない可能性もあります。

GMT1415には、米10月鉱工業生産、及び米10月製造業生産が発表されます。米10月鉱工業生産は、前月結果の前月比0.3%増から前月比0.2%増への鈍化が予想されています。

同時刻には、米10月設備稼働率が発表されます。

GMT1330には、カナダ9月製造業出荷が発表されます。

GMT1800には、ベーカーヒューズ社のリグ稼働数が発表されます。

XMテクニカル分析: GBPJPYは弱気相場

 

GBPJPYは、先週に10月上旬以来の高値149.48ドルまで急落後、下落に転じました。昨日には、2週ぶり安値144.24円まで値を切り下げました。

ここ数日間のRSIは下落し、50を下回って推移していることから、短期的弱気相場が示されています。しかしながら、下げ止まっていることから、下落圧力緩和の可能性もあります。

EU離脱問題の先行き不透明感が一段と上昇した場合、GBPJPYを押し下げるでしょう。この場合、昨日の安値144.24円付近がサポートゾーンになるでしょう。

一段と下落した場合、153.84円から139.88円までのフィボナッチリトレースメントの23.6%上にある143.17円付近が、サポートゾーンとして機能するでしょう。

過去数カ月の安値143.18円と142.76円は、フィボナッチリトレースメントの23.6%付近に位置していること確認できます。143.17円も割り込んだ場合、2017年8月以来の安値139.88円が視野に入るでしょう。

反対に、EU離脱問題のリスクが後退した場合、GBPJPYは上昇するでしょう。この場合、直近のレジスタンスゾーンは、フィボナッチリトレースメントの38.2%上にある145.20円付近になるでしょう。

この付近には、100日平均線上の145.78円も控えています。一段と上昇した場合、フィボナッチリトレースメント50%上の146.84円付近が視野に入るでしょう。このすぐ近くには、50日平均線上の146.93円も控えています。146.93円も上抜けた場合、フィボナッチリトレースメント61.8%上の148.49円を試す展開となるでしょう。

 

 

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